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僕の優しい貴公子
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ベッドの縁に僕を座らせ、ロイヤルが屈み込み、ボタンを丁寧に一つずつ外していく。彼の艶かしい愛でるような視線は、昨夜荒々しく燃えていたのがようやく消えかかっていた僕の燠火に再び火を点ける。
ボタンを外してシャツを肩から落とされると、真っ白な肌に所有の印が痣のように点在した華奢な躰が露わにされる。
その刹那、ロイヤルは不快な表情を浮かべたけれど、すぐに優美な笑みへとすり替えられた。真っ赤な刻印に、触れるか触れないかぐらいの繊細な口づけを落とす。
『後でじっくり、愛してあげるからね』
ジャケットに飾られた黒薔薇の花言葉は、「あくまで貴方は私のもの」。
独占欲を隠そうともしない勝太と、それを奥に秘めるロイヤル。
本当に独占欲が強いのは、どっちかな?
フリルのブラウスを着せながら、ロイヤルは満足そうに笑みを浮かべた。
『あぁ……やっぱりよく似合う。ユーキの中性的な顔立ちとこのブラウスは、本当に相性がいいね。大きなリボンにも負けないぐらいの美貌が際立ってる』
陶器のように白い肌、細く柔らかい黒髪、細い眉、大きくクリッとした二重の瞳、俯くと深い影が落ちるほどに長くボリュームのある睫毛、縦にスッと通った鼻梁、少し赤みがかった唇。細い首のライン、華奢な撫で肩、すらりとした手足、肉付きの悪い臀部。
母によく似た女性らしい顔立ちと華奢な躰つきは幼い頃からコンプレックスだったけど、ロイヤルはそれこそが僕の長所だと褒めそやしてくれる。
そんな風に言われ続けていると、今まで忌み嫌っていたものが好ましく思えてくるから不思議だ。ロイヤルが僕のこの容姿だからこそ愛してくれるのなら、この容姿に生まれきたことに感謝すら覚えてしまう。
上衣を着替え終わり、ロイヤルがスラックスに手を掛ける。あくまで着替えという目的のために、彼の指はジッパーに触れ、欲情の片鱗を見せることなくスーッと下ろされる。
それはまるで、神聖な儀式のようだ。声を掛けることすら、躊躇われる。間違っても、欲情させようと誘惑なんてしてはいけない。
けれど僕の燠火は燻り、次第に熱を持ち始めていた。紳士的で優しく触れる手つきなのに、彼の視線は熱く焦げ付きそうなほどに僕を犯すんだ。
欲情しないわけ、ない。
少し半勃ちになっている僕の中心にロイヤルが気付かないはずないのに、彼の視線はまるでそこが存在しないかのように振舞っている。
そんなプレイも、そそるけどね。
ボタンを外してシャツを肩から落とされると、真っ白な肌に所有の印が痣のように点在した華奢な躰が露わにされる。
その刹那、ロイヤルは不快な表情を浮かべたけれど、すぐに優美な笑みへとすり替えられた。真っ赤な刻印に、触れるか触れないかぐらいの繊細な口づけを落とす。
『後でじっくり、愛してあげるからね』
ジャケットに飾られた黒薔薇の花言葉は、「あくまで貴方は私のもの」。
独占欲を隠そうともしない勝太と、それを奥に秘めるロイヤル。
本当に独占欲が強いのは、どっちかな?
フリルのブラウスを着せながら、ロイヤルは満足そうに笑みを浮かべた。
『あぁ……やっぱりよく似合う。ユーキの中性的な顔立ちとこのブラウスは、本当に相性がいいね。大きなリボンにも負けないぐらいの美貌が際立ってる』
陶器のように白い肌、細く柔らかい黒髪、細い眉、大きくクリッとした二重の瞳、俯くと深い影が落ちるほどに長くボリュームのある睫毛、縦にスッと通った鼻梁、少し赤みがかった唇。細い首のライン、華奢な撫で肩、すらりとした手足、肉付きの悪い臀部。
母によく似た女性らしい顔立ちと華奢な躰つきは幼い頃からコンプレックスだったけど、ロイヤルはそれこそが僕の長所だと褒めそやしてくれる。
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それはまるで、神聖な儀式のようだ。声を掛けることすら、躊躇われる。間違っても、欲情させようと誘惑なんてしてはいけない。
けれど僕の燠火は燻り、次第に熱を持ち始めていた。紳士的で優しく触れる手つきなのに、彼の視線は熱く焦げ付きそうなほどに僕を犯すんだ。
欲情しないわけ、ない。
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