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満たされる欲望
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翌朝、いつもなら先に起きる直貴がまだベッドの中にいたので、僕が起こしてあげた。
「最近、ベッドに入るとすぐに眠りにつくのに、朝起きると寝不足みたいに躰がしんどいんだ……
特に今日は眠い……」
直貴の言葉にビクッと小さく躰を震わせた。
ロイヤルとのことが、直貴にも影響が出ちゃってるんだ。しかも昨日はお互い夢中になっちゃって、気が付いたら陽が昇ってたし、そりゃ眠いよね。
「大丈夫?もし眠かったら、今日はここで休んでたら?先生に伝えとくよ」
「だい、じょうぶ。もうすぐテストだから、授業はさぼれないし」
真面目な直貴の返事に、僕のアリンコ並みの良心さえもチクリと痛んだ。
昨日は初めてだったにも関わらず、ようやくロイヤルと繋がれたことに興奮して彼に何度もせがんでしまった。そのうちに僕の感度が上がっていき、後ろで快感を感じられる程になっていた。そうなると何度でもその快感を味わいたくて、僕たちは何度も躰を重ねた。
今夜は直貴の為に、ロイヤルに強請るのはやめよう。
でも、しないなんて絶対に無理だよね……1回。1回なら、いいよね?
「夕貴、朝食の時間始まってるよ」
「うん、今行く」
僕も、眠い。今日は、保健室で昼寝しようかな……
やっぱり昼過ぎになると凄い眠気に襲われて、保健室へと向かった。
「失礼しまーす」
ガラガラ……と扉を開けるけど、誰もいない。
そう言えば、朝のホームルームの時に、今日は保険医は会議の為にいないって言ってたっけ。
カーテンを引くと硬いベッドに横たわり、目を閉じる。薬品や消毒液の匂いが鼻につき、いつもと違うベッドの感触が落ち着かない。
やっぱり寝心地悪いな……この次の授業には出るつもりだったからここに来たけど、寮に帰ればよかったかも。
そんなことを考えてると、ガラガラ……と扉が開いた。
あーあ、やっぱ保険医がいないって聞いたら、みんなここにサボりにきちゃうよね。ベッドはもう一つあるけど落ち着かないし、寮に戻ろっかな。
ガチャリ。
内鍵が掛かる音を聞き、ビクッとした。
えっ……もしかして、二人で来てるの!? てか、ここでなんか始まっちゃうわけ?
因みに僕たちの学校は男子校。そう、ヤロー二人でこれから何か始まるってことだ。
ま、僕がとやかく言える立場じゃないけどね。
「夕貴、寝てんのか?」
聞こえてきたのは、一人の男の声。
勝太だった。
好奇心が満たされなかったことに少し残念な気持ちを抱きつつ、ベッドのカーテンを開けた。
「なぁに、勝太? 心配して、見にきてくれたの?」
いつもなら真っ赤な顔で反論する勝太が、今日は何も言わない。真剣で、思い詰めた目付きで僕を見ている。
「なぁ、夕貴……
お前昨日……いや、ここんとこ毎晩、何してんだ」
「最近、ベッドに入るとすぐに眠りにつくのに、朝起きると寝不足みたいに躰がしんどいんだ……
特に今日は眠い……」
直貴の言葉にビクッと小さく躰を震わせた。
ロイヤルとのことが、直貴にも影響が出ちゃってるんだ。しかも昨日はお互い夢中になっちゃって、気が付いたら陽が昇ってたし、そりゃ眠いよね。
「大丈夫?もし眠かったら、今日はここで休んでたら?先生に伝えとくよ」
「だい、じょうぶ。もうすぐテストだから、授業はさぼれないし」
真面目な直貴の返事に、僕のアリンコ並みの良心さえもチクリと痛んだ。
昨日は初めてだったにも関わらず、ようやくロイヤルと繋がれたことに興奮して彼に何度もせがんでしまった。そのうちに僕の感度が上がっていき、後ろで快感を感じられる程になっていた。そうなると何度でもその快感を味わいたくて、僕たちは何度も躰を重ねた。
今夜は直貴の為に、ロイヤルに強請るのはやめよう。
でも、しないなんて絶対に無理だよね……1回。1回なら、いいよね?
「夕貴、朝食の時間始まってるよ」
「うん、今行く」
僕も、眠い。今日は、保健室で昼寝しようかな……
やっぱり昼過ぎになると凄い眠気に襲われて、保健室へと向かった。
「失礼しまーす」
ガラガラ……と扉を開けるけど、誰もいない。
そう言えば、朝のホームルームの時に、今日は保険医は会議の為にいないって言ってたっけ。
カーテンを引くと硬いベッドに横たわり、目を閉じる。薬品や消毒液の匂いが鼻につき、いつもと違うベッドの感触が落ち着かない。
やっぱり寝心地悪いな……この次の授業には出るつもりだったからここに来たけど、寮に帰ればよかったかも。
そんなことを考えてると、ガラガラ……と扉が開いた。
あーあ、やっぱ保険医がいないって聞いたら、みんなここにサボりにきちゃうよね。ベッドはもう一つあるけど落ち着かないし、寮に戻ろっかな。
ガチャリ。
内鍵が掛かる音を聞き、ビクッとした。
えっ……もしかして、二人で来てるの!? てか、ここでなんか始まっちゃうわけ?
因みに僕たちの学校は男子校。そう、ヤロー二人でこれから何か始まるってことだ。
ま、僕がとやかく言える立場じゃないけどね。
「夕貴、寝てんのか?」
聞こえてきたのは、一人の男の声。
勝太だった。
好奇心が満たされなかったことに少し残念な気持ちを抱きつつ、ベッドのカーテンを開けた。
「なぁに、勝太? 心配して、見にきてくれたの?」
いつもなら真っ赤な顔で反論する勝太が、今日は何も言わない。真剣で、思い詰めた目付きで僕を見ている。
「なぁ、夕貴……
お前昨日……いや、ここんとこ毎晩、何してんだ」
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