僕がそばにいる理由

腐男子ミルク

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第12話

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ベッドに横たわると、体中が火照り、彼の存在がより一層強く意識される。香りに敏感になるヒート特有の感覚が、歩夢の匂いを際立たせていた。甘くて安心できる香りが、理性を次第に奪っていく。

「歩夢君…お願い、そばにいて。」

俺は震える声でそう言った。


「先輩…」

歩夢は困ったように眉を寄せながらも、俺の手を握り直した。

「わかりました。俺が、先輩を支えます。」

彼の優しい声に胸がじんとした。同時に、彼の存在がどれほど自分にとって特別なのかを、改めて思い知らされる。
歩夢は俺の髪を優しく撫で、額にそっとキスを落とした。その温かさに安心しながら、俺は熱に浮かされるように彼の名前を何度も呼び続けた。

「歩夢くん…フェラしてもいい?」
「え!?」

彼は顔を赤く染めて目を見開いていた。しかし彼は数秒考えたあとこくりと頷くとスボンと下着を下ろすとお腹につきそうなほど上反りした男根を俺の顔の前まで持ってきた。俺は反り上がった男根を握り口いっぱいに頬張った。


「んっ…先輩」
「あちゅ……んっ…んっ…歩夢くんの精子の匂い…いっぱいしゅる。」

口の中では彼の我慢汁が口の中で溢れてくるのがわかる。舌を出して俺は裏筋を下から這うように舐めると俺の頭を髪の毛を掴みすぐに絶頂を迎えないように息を吐きながら耐えていた。
そんな姿が愛おしい。彼も興奮しているのか、α特有の甘い匂いが鼻の奥を突くと下着がじんわりと湿っていくのがわかる。 

「もう無理だ!!」

彼は声を上げるとフェラしていた俺の顔を引き剥がしそのまま押し倒すと俺の下着を剥ぎアナルを一気に貫いた。

「待って…ゴム…あんっ」
「ゴムなんてつけないッスよ。あんたには俺の子を孕んでもらうから」

そう言って彼は激しく腰を打ち付けてきた。あまりの質量に息が苦しくなりそうになるが、それでも身体は反応してしまい自分から腰を揺らしてしまう始末だ。

「先輩…すげぇエロい」
「言わないで……あんっ」
「先輩、可愛いです。もっと乱れてください」

彼はそう言うと俺の乳首を強くつねってきた。その痛みすら快感になってしまい俺は思わず声を上げてしまう。

「先輩の中めっちゃ締め付けてきてますよ?そんなに気持ちいいんですか?」

そう言って彼は更に激しくピストン運動を繰り返す。パンッという乾いた音が部屋に響き渡り、結合部からはグチュグチュといった水っぽい音が聞こえてくるようになると俺も限界を迎えようとしていた。
しかしその瞬間ピタリと彼の動きが止まったのだ。

「壁に手ついてください」

彼はそう言うと俺の腕を後ろに引っ張り壁に手をつかせる。そしてバックの体勢になると再び激しく動き始めた。先程よりも深くまで入ってきたそれに俺は悲鳴のような声を上げるが、そんなことはお構いなしといった様子で何度も打ち付けてくるので頭が真っ白になるような感覚に襲われた。

「先輩好きだ。好きだ。」

彼はそう呟きながら何度も俺の首に
噛み付いてくる。その痛みすら今の俺にとっては快楽に変換されてしまうようで、ビクビクと身体が反応してしまう。

「先輩おっぱいもすげぇ…エロい」



赤く熟れた乳首にしゃぶりつく
と舌で転がしたり甘噛みをしたりしてくる。その度に俺は甘い吐息を漏らした。
やがて彼は俺の腕を掴みながら激しく腰を動かし始めた。パンッという音と共に肌同士がぶつかる音が響き渡り、結合部からはグチュグチュとした水っぽい音が聞こえてくるようになった。その音すらも今の俺にとっては興奮材料になりさらに快感が増していくばかりだった。

「先輩射精してもいいですか?中に精液出したい」
「いいよ……いっぱい出して」

俺がそう言うと彼はラストスパートをかけるように激しく動き始めた。そして、そのまま俺の中に大量の精液を放った。それと同時に俺も絶頂を迎えてしまい床に倒れ込みそうになるが彼がそれを支えてくれたおかげで何とか立っていられた。


「先輩愛しています」
歩夢はそう言うと俺にキスをした。そしてそのまま床に押し倒すと再び行為を始めたのだった。
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