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好き?
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窓の外に綺麗な夕焼けが見え始めた頃、ダイニングテーブルに出来上がった食事が並び始めた。
美味しいシャンパンでほろ酔いの私は、いつも以上ににこにこ微笑みながら席に着く。
「凄い美味しそう! こんなに料理上手だったなら、私の家でご飯食べる必要なんてないじゃない!」
「僕は綾ちゃんの作る家庭料理が好きなんです」
酔っているのか、今まではゆるキャラみたいだった瑞貴が、段々と大人の男性に見えて来た。
そういえば、入社した当時のマッシュルームカットは髪が伸びて来て、ほどよい長さになっている。
瑞貴は笑えば可愛いし、料理は出来るし、頭は良いし、御曹司でもある。
あれ? やっぱりハイスぺック?
「綾ちゃん、スペアリブはかぶりついて食べるんですよ」
「え? かぶりつく?」
「そうそう、こうやって手で持ってガブっと」
なんてワイルドな食べ方だろう……。
恥じらう恋人同士だったら、まずチョイスされないような料理だ。
だが私達はそんな関係ではない。
私はスペアリブを掴み、恥じらいなどなく、言われるままガブッと食べた。
「んん!? おいひい~」
「でしょ? アメリカでは、Finger licking goodって言って、指についたソースを舐めるほど美味しいっていうんです。実際舐めちゃうよね」
そう言って瑞貴は無邪気に指についたソースをペロっと舐めた。
その姿を見て、私は思わずごくりと喉を鳴らして固まってしまう。
「ん?」
瑞貴は不思議そうに私を見ている。
そりゃそうですよね……私自身も瑞貴に色気を感じて驚いてるし。
私は慌てて笑って誤魔化し、瑞貴の真似をして親指についたソースをチュッと吸うように舐めた。
瑞貴をチラッと見ると、彼はスペアリブを持った手を変な位置で止めて、口を開けたまま、こちらを見て固まっていた。
もしや、瑞貴も私と同じ気持ちになった?
「あ、ごめん、汚かった? 恥じらいを無くしすぎてたかも」
「え? ああ、いや、ちがっ……全然汚くなんてないですっ。あ! スペアリブにはシャンパンじゃなくて赤ワインだ、うん」
瑞貴は慌てた様子でワインセラーを開けて、赤ワインと新しいグラスを持って来てくれた。
私の隣に立ち、まるでソムリエのように手慣れた様子でワインをグラスに注ぐ。あまりにも綺麗な瑞貴の手の動きにぼーっと魅入ってしまった。
「綾ちゃん、どうぞ」
「ああ、はいっ」
「え? あ、ちょっと綾ちゃん!? わああーー!!」
煩悩を振り払うがごとく、私は注がれたワインを一気飲みしてしまい、目が回ってテーブルにゴンッと額を当てて沈んだ。
瑞貴が慌てて抱きかかえて、ソファの上で横にしてくれる。そして冷たい水を持ってきて、私に差し出していた。
「大丈夫ですか? 起き上がれるようでしたら、水を飲んでください」
「ふぇ? ああ、お水? ありがとう……」
私はふわふわといい気分のまま起き上がり、私の前でひざまづく瑞貴の顔に、これでもかと自分の顔を近づけた。
「ねえ、瑞貴……ちょっとごめん」
黒ぶち眼鏡が邪魔で、いつも瑞貴の顔がはっきり見えない。
私は彼の眼鏡をサッと取って投げ捨て、両手をベタンっと彼の額にあてて前髪を全部かき上げた。
視界に飛び込んで来た瑞貴の顔は、肉付きはいいが、鼻筋が通った高い鼻に、官能的なぽってりとした唇、目はつり目の切れ長で、少し引いて顔全体をみれば、左右対称に整った綺麗な顔立ちに見えなくもない。
「ねえ……あなた、痩せたらもしかしてイケメン……?」
そう言いながらも、酔いが回っており、両手で瑞貴の頬をぷにぷにと握って遊ぶ。
「あはははは、イケメンだあ。あーどーしよ……」
「どーしよう???」
困惑した表情の、年下のウブな男の子に、お姉さんが色々教えて、瑞貴を喜ばせてあげたい欲求がふつふつと湧いてきてしまった。
「やっちゃうか」
「は?!」
私はジャージを床に叩きつけるように脱ぎすて、ギラギラとした目つきでソファから降りる。私の気迫に腰を抜かした瑞貴の膝の上に跨ると、彼のTシャツの裾を掴み、グイッと上に持ち上げようとした。
だが瑞貴が慌ててTシャツの裾を掴んで下に引っ張り脱げないようにする。
「へっ?」
瑞貴は喜んでくれると思っていた自分には、予想外の反応で戸惑ってしまった。
これではセクハラ通り越して逆レイプになってしまう。
「だめだめだめ! ダメッ!! 絶対、ダメッ!!」
「えーっと……やっぱり年上はムリ?」
「いや、そういうことじゃなくて、ダメですってばっ」
「おねえさんに任せてくれたら、がんばるよ?」
「いやいやいや、待って待って、本当待って」
瑞貴は必死に私を膝の上から降ろすと、私から離れた位置まで後ずさって正座をし、こちらを真剣な表情で見た。
私も事の重大さに血の気が引き、正座をして、頭を床に擦り付けて謝る。
「ごめんなさい……セクハラでした」
「セクハラだとは思ってないので安心してください。正直、嬉しいです。でも他の人にはくれぐれも気をつけてください」
私は瑞貴の嬉しいに反応し、パッと頭を上げた。
「じゃあ、なんで?」
「僕は酔っぱらってる女性とはしません」
「酔ってない」
「いやいや、泥酔でしょ。それと、綾ちゃんの前で脱げません」
「そこまで拒否されると女としての自信が……」
「まって、だから綾ちゃんの問題ではなく、今日は僕が勝負パンツじゃない!」
「パンツなんてなんでも良いわよ」
「そして重大な問題が、お腹の肉がたぷんたぷんで、そんな状態では挑めないんですっ」
瑞貴は恥ずかしそうに両手で顔を隠した。
「若い女の子みたいなこと言ってるわね……」
瑞貴は顔を隠したまま話す。
「あと……一番大事な問題で、うち……今アレないんです」
「アレ?」
「……ほら……何もつけずには……ねえ……?」
「あー……」
しばしの間、お互いに沈黙した。
静寂を破る、バーンッといった大きな音が外で始まる。夢の国の花火が打ちあがる音だ。
「ご、ごめん……帰ります!!」
「あ、じゃあタクシーで送ります」
「いいの、いいの! ちゃんと帰れるから! じゃ、ばいばい!!」
「え、綾ちゃん!」
私はジャージとカバンを掴むと、逃げるように瑞貴のマンションを出て行った。
瑞貴が追いかけてこないのは、やはり私の行動にドン引いていたのだろう。
帰りのタクシーではだいぶ正気に戻っていて、自分の行動を思い返し、愚かな自分に身震いがしたのと、恥ずかしさで死にそうだった。
でも、あんな状況でも流されず、避妊にまで頭が回るなんて、やっぱり他の男とは違って紳士なのだと思った。今まで言い寄って来る男はあわよくばという下心が見え見えだったし、嵯峨は結婚をチラつかせてつけてくれないことも多々あった。
頭の中に瑞貴の顔がぽんと浮かんだ。
不愛想なくせに、気配りは完璧で、さりげない優しさをいつも感じていた。
所作が綺麗で、頭もよくて、料理も出来る。
そして、誠実で、可愛い……。
スペアリブのソースがついた指を舐める瑞貴の姿がふと頭の中に現れ、心拍数が急速に速まってきた。
あれ? 私、瑞貴に恋してるのかな……。
美味しいシャンパンでほろ酔いの私は、いつも以上ににこにこ微笑みながら席に着く。
「凄い美味しそう! こんなに料理上手だったなら、私の家でご飯食べる必要なんてないじゃない!」
「僕は綾ちゃんの作る家庭料理が好きなんです」
酔っているのか、今まではゆるキャラみたいだった瑞貴が、段々と大人の男性に見えて来た。
そういえば、入社した当時のマッシュルームカットは髪が伸びて来て、ほどよい長さになっている。
瑞貴は笑えば可愛いし、料理は出来るし、頭は良いし、御曹司でもある。
あれ? やっぱりハイスぺック?
「綾ちゃん、スペアリブはかぶりついて食べるんですよ」
「え? かぶりつく?」
「そうそう、こうやって手で持ってガブっと」
なんてワイルドな食べ方だろう……。
恥じらう恋人同士だったら、まずチョイスされないような料理だ。
だが私達はそんな関係ではない。
私はスペアリブを掴み、恥じらいなどなく、言われるままガブッと食べた。
「んん!? おいひい~」
「でしょ? アメリカでは、Finger licking goodって言って、指についたソースを舐めるほど美味しいっていうんです。実際舐めちゃうよね」
そう言って瑞貴は無邪気に指についたソースをペロっと舐めた。
その姿を見て、私は思わずごくりと喉を鳴らして固まってしまう。
「ん?」
瑞貴は不思議そうに私を見ている。
そりゃそうですよね……私自身も瑞貴に色気を感じて驚いてるし。
私は慌てて笑って誤魔化し、瑞貴の真似をして親指についたソースをチュッと吸うように舐めた。
瑞貴をチラッと見ると、彼はスペアリブを持った手を変な位置で止めて、口を開けたまま、こちらを見て固まっていた。
もしや、瑞貴も私と同じ気持ちになった?
「あ、ごめん、汚かった? 恥じらいを無くしすぎてたかも」
「え? ああ、いや、ちがっ……全然汚くなんてないですっ。あ! スペアリブにはシャンパンじゃなくて赤ワインだ、うん」
瑞貴は慌てた様子でワインセラーを開けて、赤ワインと新しいグラスを持って来てくれた。
私の隣に立ち、まるでソムリエのように手慣れた様子でワインをグラスに注ぐ。あまりにも綺麗な瑞貴の手の動きにぼーっと魅入ってしまった。
「綾ちゃん、どうぞ」
「ああ、はいっ」
「え? あ、ちょっと綾ちゃん!? わああーー!!」
煩悩を振り払うがごとく、私は注がれたワインを一気飲みしてしまい、目が回ってテーブルにゴンッと額を当てて沈んだ。
瑞貴が慌てて抱きかかえて、ソファの上で横にしてくれる。そして冷たい水を持ってきて、私に差し出していた。
「大丈夫ですか? 起き上がれるようでしたら、水を飲んでください」
「ふぇ? ああ、お水? ありがとう……」
私はふわふわといい気分のまま起き上がり、私の前でひざまづく瑞貴の顔に、これでもかと自分の顔を近づけた。
「ねえ、瑞貴……ちょっとごめん」
黒ぶち眼鏡が邪魔で、いつも瑞貴の顔がはっきり見えない。
私は彼の眼鏡をサッと取って投げ捨て、両手をベタンっと彼の額にあてて前髪を全部かき上げた。
視界に飛び込んで来た瑞貴の顔は、肉付きはいいが、鼻筋が通った高い鼻に、官能的なぽってりとした唇、目はつり目の切れ長で、少し引いて顔全体をみれば、左右対称に整った綺麗な顔立ちに見えなくもない。
「ねえ……あなた、痩せたらもしかしてイケメン……?」
そう言いながらも、酔いが回っており、両手で瑞貴の頬をぷにぷにと握って遊ぶ。
「あはははは、イケメンだあ。あーどーしよ……」
「どーしよう???」
困惑した表情の、年下のウブな男の子に、お姉さんが色々教えて、瑞貴を喜ばせてあげたい欲求がふつふつと湧いてきてしまった。
「やっちゃうか」
「は?!」
私はジャージを床に叩きつけるように脱ぎすて、ギラギラとした目つきでソファから降りる。私の気迫に腰を抜かした瑞貴の膝の上に跨ると、彼のTシャツの裾を掴み、グイッと上に持ち上げようとした。
だが瑞貴が慌ててTシャツの裾を掴んで下に引っ張り脱げないようにする。
「へっ?」
瑞貴は喜んでくれると思っていた自分には、予想外の反応で戸惑ってしまった。
これではセクハラ通り越して逆レイプになってしまう。
「だめだめだめ! ダメッ!! 絶対、ダメッ!!」
「えーっと……やっぱり年上はムリ?」
「いや、そういうことじゃなくて、ダメですってばっ」
「おねえさんに任せてくれたら、がんばるよ?」
「いやいやいや、待って待って、本当待って」
瑞貴は必死に私を膝の上から降ろすと、私から離れた位置まで後ずさって正座をし、こちらを真剣な表情で見た。
私も事の重大さに血の気が引き、正座をして、頭を床に擦り付けて謝る。
「ごめんなさい……セクハラでした」
「セクハラだとは思ってないので安心してください。正直、嬉しいです。でも他の人にはくれぐれも気をつけてください」
私は瑞貴の嬉しいに反応し、パッと頭を上げた。
「じゃあ、なんで?」
「僕は酔っぱらってる女性とはしません」
「酔ってない」
「いやいや、泥酔でしょ。それと、綾ちゃんの前で脱げません」
「そこまで拒否されると女としての自信が……」
「まって、だから綾ちゃんの問題ではなく、今日は僕が勝負パンツじゃない!」
「パンツなんてなんでも良いわよ」
「そして重大な問題が、お腹の肉がたぷんたぷんで、そんな状態では挑めないんですっ」
瑞貴は恥ずかしそうに両手で顔を隠した。
「若い女の子みたいなこと言ってるわね……」
瑞貴は顔を隠したまま話す。
「あと……一番大事な問題で、うち……今アレないんです」
「アレ?」
「……ほら……何もつけずには……ねえ……?」
「あー……」
しばしの間、お互いに沈黙した。
静寂を破る、バーンッといった大きな音が外で始まる。夢の国の花火が打ちあがる音だ。
「ご、ごめん……帰ります!!」
「あ、じゃあタクシーで送ります」
「いいの、いいの! ちゃんと帰れるから! じゃ、ばいばい!!」
「え、綾ちゃん!」
私はジャージとカバンを掴むと、逃げるように瑞貴のマンションを出て行った。
瑞貴が追いかけてこないのは、やはり私の行動にドン引いていたのだろう。
帰りのタクシーではだいぶ正気に戻っていて、自分の行動を思い返し、愚かな自分に身震いがしたのと、恥ずかしさで死にそうだった。
でも、あんな状況でも流されず、避妊にまで頭が回るなんて、やっぱり他の男とは違って紳士なのだと思った。今まで言い寄って来る男はあわよくばという下心が見え見えだったし、嵯峨は結婚をチラつかせてつけてくれないことも多々あった。
頭の中に瑞貴の顔がぽんと浮かんだ。
不愛想なくせに、気配りは完璧で、さりげない優しさをいつも感じていた。
所作が綺麗で、頭もよくて、料理も出来る。
そして、誠実で、可愛い……。
スペアリブのソースがついた指を舐める瑞貴の姿がふと頭の中に現れ、心拍数が急速に速まってきた。
あれ? 私、瑞貴に恋してるのかな……。
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