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4.触発されたアマル
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ジェインの執務室に二人は向かい、部屋に飛び込むと同時にジェインは口を開いた。
「結婚はしてくれないって言ってたじゃないか」
「愛がない結婚はしない」
「じゃあ何のつもりで入って来た」
「ジェインが道を踏み外そうとしていたから」
「私が?」
「既婚男性はやめておけ」
「別に、ジョージは私を庇っただけで、あのセリフに意味はない」
「意味があるからお前も目を潤ませたんだろ」
「ばかばかしい」
「ああいう優柔不断な男はやめておけ。あれは優しいとは言わない」
「ジョージのどこが優柔不断なんだよ」
「妻帯者のくせに他の女に気を持たせようとしてるだろ。無意識でなら尚更タチが悪い」
「もうやめろっ! 私とジョージの間に変な感情はない! 全部アマルの勘違いだ!」
ジェインは両手に拳を握り大きな声でそう叫びつつも、俯かずにはいられなかった。
部屋の中には重たい空気と沈黙の時間が流れる。
いつまでたっても顔を上げないジェインに向かって、アマルが静かに口を開く。
「すまない。俺があいつに嫉妬したんだ」
「は?」
ジェインは思わず顔を上げてアマルを見た。アマルも真剣な表情でジェインを見つめていた。その真剣さがジェインには余計に煩わしかった。
「なら恋人なんかじゃなく、今すぐ結婚して欲しい」
「愛のない結婚はしない」
「私の状況を理解してるのか? 誰でも良いからあと数か月以内に結婚しないとカルミアに全てを持って行かれるんだ!」
「妻に結婚相手は誰でも良かったと言われて気分がいい夫はいるのか?」
「……それは……そうだな。考えが足りず……うん」
素直に反省してしょげるジェインを見て、アマルは苦笑いした。
「心配するな」
「そうやって私を翻弄して……じゃあ一体どうしたらいいんだ」
「だから、俺じゃなきゃダメだと言うくらい愛してやる。それからだ」
ジェインは目を丸くしてアマルを見た。
それはつまり、アマルは結婚を視野に入れてくれてるのだろうか。
ジェインは身を乗り出す。
「私にはアマルしかダメなんだ。私がアマルのように賢く誠実で素晴らしい男性と結婚出来たなら、領地の民は歓喜する。だから結婚して欲しい」
「お前なあ……」
アマルは呆れてうなだれる。
そして気持ちを立て直すように顔を上げると、ジェインに手のひらを差し出した。
「手のひら?」
「左手を出せ」
ジェインは言われるがままアマルに左手を差し出すと、その手は思いのほか優しく掴まれた。
「綺麗な手だな」
「そう、何でもかんでも褒めるな。こんな豆だらけで硬い手が綺麗なものか」
「そこが美しいんだよ」
アマルは一度手を離し、自分の左手の小指からアレキサンドライトの指輪を外すと、ふたたびジェインの左手を掴み、はめる指を探す。
「中指がいいかな? 少し大きいかもしれないが、抜けはしないだろう」
アマルは指輪をジェインの左手の中指にはめた。
「だめだ、こんな高価なもの」
「俺と結婚したいなら身につけておけ。恋人が身につけていた指輪をはめるなんて、ロマンチックだろ」
「薬指に指輪をはめるなら胸は高鳴る」
「それは結婚する時につける指だ」
「私は結婚したい」
「俺にも譲れない順序がある」
アマルはもう一度ジェインの左手を掴むと、熱を込めて彼女を見つめはじめる。
視線だけであまりに甘い空気を作り出すものだから、ジェインがその金色の瞳から逃れられなくなっていると、アマルは彼女をみつめたまま、ゆっくりと指輪をはめた指先にキスをする。
ジェインは指先からじんじんと熱が心臓まで流れ込んで来るのを感じ、絡み合う視線に息を吐くのも忘れた。これほどの高揚感は生まれて初めての経験だった。
アマルの少し上目遣いがさらにたまらなく、ジェインの心を見事にくすぐった。
アマルはジェインの様子に驚いたように目を大きくする。
「……期待以上だ」
ジェインはアマルから逃れるように手を離した。
恥ずかしさで一杯になり、今はアマルが憎たらしくて仕方ない。
アマルはジェインの悔しそうな表情を見て笑みをこぼす。
「さっきは本当にすまなかった。だが、やはりジョージという男には気を付けて欲しい。油断すれば誤った道に引きずり込まれかねない」
「だから、私もジョージも互いをそんな風には見ていない」
「ああ、お前は違った。俺の勘違いだった」
そう言ってアマルは意味深な笑みを見せ、ジェインはまた視線を外した。
結局その日は一日中ジェインの頭の中でアマルの言動がたえず繰り返され、どれもこれもどういうつもりでどういう意味だと悶々と過ごす羽目になった。
*
カルミアは数日の間ジョージと一緒に大きな街だけを見て回ったあと、軍を視察したいとジェインに言ってきたので、ジェインが日頃訓練に参加している施設を案内することになった。
折角だからアマルにも見てもらって、互いの理解を深められればと思い、彼も誘った。
青々とした緑に囲まれた軍の広い訓練場では乗馬訓練が行われており、少し離れた位置に建てられたタープテントの下にイスとテーブルがセッティングされ、カルミアはそこで優雅にお茶を飲んでいた。
ジェインは訓練に参加しており、今まさに馬を走らせて障害物を飛び越えている。
ジョージとアマルはタープテントから出て行き、二人並んで立ちながら食い入るようにジェインの馬術を見つめた。
ジョージはアマルとの会話のきっかけを探しており、隣に立つアマルに聞こえるように声を出す。
「さすがジェインだよ……あんなに高く馬に飛越させるなんて、男でも難しい」
「本当に美しい……」
ジェインに釘付けになっているアマルに、ジョージは今度は直接話し掛ける。
「挨拶をちゃんとしていなかったね。僕はジョージ・ウィルフォート。ジェインの幼馴染で、王都で医師をしている」
「それと、ジェインの従妹の夫。妻帯者だな」
「おいおい、なんだか噛みついてないか? 確かに僕はカルミアの夫だし、それが何か?」
「確認したかっただけだ」
「はあ~……先日の事なら、深い意味はないよ。カルミアがあまりにジェインの容姿を攻撃するものだから、庇っただけだ」
「俺は何も言ってない。何の言い訳をしている」
「まぁ、そうだね。ところでアマルの出身は?」
「イディオスだ」
「ああ、やっぱりこの国の人間じゃないよね。肌の色や君の容姿から、もしかしてとは思ってたんだ。じゃあ、イディオスではどんな仕事を? 国王の息子とか言って驚かせないでくれよ」
「イディオス国王の息子ではないし、親族でもない。ただの商人の息子で、仕事もそれだ」
「姓を聞いてなかった」
「気軽にアマルでいい」
「そうじゃない。君は一体どうやってジェインと出会ったんだい? ジェインは爵位継承権を持つ貴族だ。名乗れるほどの姓もない商人が、出会う事も、恋人になることもありえない。もし君が金銭の発生するプロ恋人なら、悪いが今すぐ君の方から去ってもらえないか?」
「やけにジェインのことに口を挟んでくるな。それはお前の妻が伯爵になれなくなるのを心配しているのか? それともジェインを取られるのが嫌なのか?」
「ジェインを汚されるのが嫌なんだ」
ジョージはアマルを冷ややかな目で睨みつける。その瞳の奥には闘志が揺らぐ。
「はっ……。お前……」
アマルはジョージの秘められた感情を確信し、思わず苦笑してしまった。
「お前が大切にすべきはジェインではなく、神に誓った妻だ」
「別に僕はっ」
アマルはジョージの弁解など聞く気もなく、すたすたと歩き出して訓練場の中に入って行く。待機させられていた馬に近づき優しく撫でれば、馬が嬉しそうな声を上げた。
アマルは喜ぶ馬の背に乗り手綱を握りしめると、馬の腹を蹴った。
勢いよく走り出した馬はどんどん加速していき、すぐにジェインの馬に追いつき、並走しながら障害物を共に越えていく。
「なっ、何でアマルが!?」
ジェインは忙しく首を動かしてアマルと進行方向を交互に見る。
「前を向いてろ。お前を見ていたら一緒に走りたくなっただけだ」
「並走なんて危ないだろ」
「馬の扱いは俺の方が上だから安心しろ。このまま二人で抜け出そうか」
「抜け出すわけないだろっ!」
「結婚したいんだろ?」
「くっ」
ジェインは言い返せなかった。
アマルは無邪気な笑顔を見せて、ジェインよりもさらに速く馬を走らせ始める。そのまま訓練場を囲む木々の中に飛び込んで消えると、ジェインは悔しそうな顔をしつつも、結局その後を追って行った。
「結婚はしてくれないって言ってたじゃないか」
「愛がない結婚はしない」
「じゃあ何のつもりで入って来た」
「ジェインが道を踏み外そうとしていたから」
「私が?」
「既婚男性はやめておけ」
「別に、ジョージは私を庇っただけで、あのセリフに意味はない」
「意味があるからお前も目を潤ませたんだろ」
「ばかばかしい」
「ああいう優柔不断な男はやめておけ。あれは優しいとは言わない」
「ジョージのどこが優柔不断なんだよ」
「妻帯者のくせに他の女に気を持たせようとしてるだろ。無意識でなら尚更タチが悪い」
「もうやめろっ! 私とジョージの間に変な感情はない! 全部アマルの勘違いだ!」
ジェインは両手に拳を握り大きな声でそう叫びつつも、俯かずにはいられなかった。
部屋の中には重たい空気と沈黙の時間が流れる。
いつまでたっても顔を上げないジェインに向かって、アマルが静かに口を開く。
「すまない。俺があいつに嫉妬したんだ」
「は?」
ジェインは思わず顔を上げてアマルを見た。アマルも真剣な表情でジェインを見つめていた。その真剣さがジェインには余計に煩わしかった。
「なら恋人なんかじゃなく、今すぐ結婚して欲しい」
「愛のない結婚はしない」
「私の状況を理解してるのか? 誰でも良いからあと数か月以内に結婚しないとカルミアに全てを持って行かれるんだ!」
「妻に結婚相手は誰でも良かったと言われて気分がいい夫はいるのか?」
「……それは……そうだな。考えが足りず……うん」
素直に反省してしょげるジェインを見て、アマルは苦笑いした。
「心配するな」
「そうやって私を翻弄して……じゃあ一体どうしたらいいんだ」
「だから、俺じゃなきゃダメだと言うくらい愛してやる。それからだ」
ジェインは目を丸くしてアマルを見た。
それはつまり、アマルは結婚を視野に入れてくれてるのだろうか。
ジェインは身を乗り出す。
「私にはアマルしかダメなんだ。私がアマルのように賢く誠実で素晴らしい男性と結婚出来たなら、領地の民は歓喜する。だから結婚して欲しい」
「お前なあ……」
アマルは呆れてうなだれる。
そして気持ちを立て直すように顔を上げると、ジェインに手のひらを差し出した。
「手のひら?」
「左手を出せ」
ジェインは言われるがままアマルに左手を差し出すと、その手は思いのほか優しく掴まれた。
「綺麗な手だな」
「そう、何でもかんでも褒めるな。こんな豆だらけで硬い手が綺麗なものか」
「そこが美しいんだよ」
アマルは一度手を離し、自分の左手の小指からアレキサンドライトの指輪を外すと、ふたたびジェインの左手を掴み、はめる指を探す。
「中指がいいかな? 少し大きいかもしれないが、抜けはしないだろう」
アマルは指輪をジェインの左手の中指にはめた。
「だめだ、こんな高価なもの」
「俺と結婚したいなら身につけておけ。恋人が身につけていた指輪をはめるなんて、ロマンチックだろ」
「薬指に指輪をはめるなら胸は高鳴る」
「それは結婚する時につける指だ」
「私は結婚したい」
「俺にも譲れない順序がある」
アマルはもう一度ジェインの左手を掴むと、熱を込めて彼女を見つめはじめる。
視線だけであまりに甘い空気を作り出すものだから、ジェインがその金色の瞳から逃れられなくなっていると、アマルは彼女をみつめたまま、ゆっくりと指輪をはめた指先にキスをする。
ジェインは指先からじんじんと熱が心臓まで流れ込んで来るのを感じ、絡み合う視線に息を吐くのも忘れた。これほどの高揚感は生まれて初めての経験だった。
アマルの少し上目遣いがさらにたまらなく、ジェインの心を見事にくすぐった。
アマルはジェインの様子に驚いたように目を大きくする。
「……期待以上だ」
ジェインはアマルから逃れるように手を離した。
恥ずかしさで一杯になり、今はアマルが憎たらしくて仕方ない。
アマルはジェインの悔しそうな表情を見て笑みをこぼす。
「さっきは本当にすまなかった。だが、やはりジョージという男には気を付けて欲しい。油断すれば誤った道に引きずり込まれかねない」
「だから、私もジョージも互いをそんな風には見ていない」
「ああ、お前は違った。俺の勘違いだった」
そう言ってアマルは意味深な笑みを見せ、ジェインはまた視線を外した。
結局その日は一日中ジェインの頭の中でアマルの言動がたえず繰り返され、どれもこれもどういうつもりでどういう意味だと悶々と過ごす羽目になった。
*
カルミアは数日の間ジョージと一緒に大きな街だけを見て回ったあと、軍を視察したいとジェインに言ってきたので、ジェインが日頃訓練に参加している施設を案内することになった。
折角だからアマルにも見てもらって、互いの理解を深められればと思い、彼も誘った。
青々とした緑に囲まれた軍の広い訓練場では乗馬訓練が行われており、少し離れた位置に建てられたタープテントの下にイスとテーブルがセッティングされ、カルミアはそこで優雅にお茶を飲んでいた。
ジェインは訓練に参加しており、今まさに馬を走らせて障害物を飛び越えている。
ジョージとアマルはタープテントから出て行き、二人並んで立ちながら食い入るようにジェインの馬術を見つめた。
ジョージはアマルとの会話のきっかけを探しており、隣に立つアマルに聞こえるように声を出す。
「さすがジェインだよ……あんなに高く馬に飛越させるなんて、男でも難しい」
「本当に美しい……」
ジェインに釘付けになっているアマルに、ジョージは今度は直接話し掛ける。
「挨拶をちゃんとしていなかったね。僕はジョージ・ウィルフォート。ジェインの幼馴染で、王都で医師をしている」
「それと、ジェインの従妹の夫。妻帯者だな」
「おいおい、なんだか噛みついてないか? 確かに僕はカルミアの夫だし、それが何か?」
「確認したかっただけだ」
「はあ~……先日の事なら、深い意味はないよ。カルミアがあまりにジェインの容姿を攻撃するものだから、庇っただけだ」
「俺は何も言ってない。何の言い訳をしている」
「まぁ、そうだね。ところでアマルの出身は?」
「イディオスだ」
「ああ、やっぱりこの国の人間じゃないよね。肌の色や君の容姿から、もしかしてとは思ってたんだ。じゃあ、イディオスではどんな仕事を? 国王の息子とか言って驚かせないでくれよ」
「イディオス国王の息子ではないし、親族でもない。ただの商人の息子で、仕事もそれだ」
「姓を聞いてなかった」
「気軽にアマルでいい」
「そうじゃない。君は一体どうやってジェインと出会ったんだい? ジェインは爵位継承権を持つ貴族だ。名乗れるほどの姓もない商人が、出会う事も、恋人になることもありえない。もし君が金銭の発生するプロ恋人なら、悪いが今すぐ君の方から去ってもらえないか?」
「やけにジェインのことに口を挟んでくるな。それはお前の妻が伯爵になれなくなるのを心配しているのか? それともジェインを取られるのが嫌なのか?」
「ジェインを汚されるのが嫌なんだ」
ジョージはアマルを冷ややかな目で睨みつける。その瞳の奥には闘志が揺らぐ。
「はっ……。お前……」
アマルはジョージの秘められた感情を確信し、思わず苦笑してしまった。
「お前が大切にすべきはジェインではなく、神に誓った妻だ」
「別に僕はっ」
アマルはジョージの弁解など聞く気もなく、すたすたと歩き出して訓練場の中に入って行く。待機させられていた馬に近づき優しく撫でれば、馬が嬉しそうな声を上げた。
アマルは喜ぶ馬の背に乗り手綱を握りしめると、馬の腹を蹴った。
勢いよく走り出した馬はどんどん加速していき、すぐにジェインの馬に追いつき、並走しながら障害物を共に越えていく。
「なっ、何でアマルが!?」
ジェインは忙しく首を動かしてアマルと進行方向を交互に見る。
「前を向いてろ。お前を見ていたら一緒に走りたくなっただけだ」
「並走なんて危ないだろ」
「馬の扱いは俺の方が上だから安心しろ。このまま二人で抜け出そうか」
「抜け出すわけないだろっ!」
「結婚したいんだろ?」
「くっ」
ジェインは言い返せなかった。
アマルは無邪気な笑顔を見せて、ジェインよりもさらに速く馬を走らせ始める。そのまま訓練場を囲む木々の中に飛び込んで消えると、ジェインは悔しそうな顔をしつつも、結局その後を追って行った。
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