15 / 16
15.結末
しおりを挟む
「アマル……皆……無事で良かった」
「遅くなってすまなかった。アンセルムの雇った奴らが、海を渡った大陸の激戦地で戦うような傭兵だったんだ。かなり手強くて、逃げながら王都に向かってきた」
「それはアンセルムは随分大金を積んだな」
「だが、ジェインが配備してくれたスクードベリーの兵達のおかげで、ついに王都に辿り着けた。ありがとう」
突如カルミアの金切り声が広場に響き渡る。
「その異国人と反逆者ジェインをすぐに捕まえなさい!!」
ジェインとアマルは王族の座る席の方に顔を向ければ、カルミアが立ち上がってこちらに扇子の先を向けて睨んでいた。
「さあ、早く!! あいつらが逃げ出す前に!」
だが、王族席の者達がまったく指示を出す気配がないので、近衛も警備兵もどうしてよいかわからず狼狽えている。
「……座るんだ、カルミア」
アンセルムが顔色を悪くしてカルミアのドレスを引っ張る。
「アンセルム様? あいつはあなたを殺そうとしたのよ? 隣にいる男は反逆者を逃がそうとする野蛮人。早く、捕まえないと」
「いいから黙って座れっ! このバカ女がっ!!」
アンセルムの怒鳴り声にカルミアは肩をすくませて静かに座った。
国王陛下が王妃に支えられながら立ち上がった。よろよろとおぼつかない足取りで前に歩みを進め、アマルの愛馬の方へと歩いて行く。
国王の為に人々は道を譲り、開かれた道の先にはアマルの愛馬が佇んでおり、その隣には白馬にまたがるローブをすっぽりと被った男がいた。
国王はローブの男をのぞき込んで確認すると、嬉しそうに破顔した。
「……やっと来てくれた。待ちくたびれて死ぬところだったぞ」
「邪魔が多くて何度も入国に失敗したんだ」
「ああ、迎えにやった近衛隊も一つ潰されたんだ。苦労を掛けてすまなかった」
男がバサリと頭のローブを脱げば、アマルにそっくりな褐色肌の中年男性が現れた。
「アレクサンドル、我がいとこ。我が後継者」
国王の言葉を聞いた人々は騒然とした。
アレクサンドルは手のひらでアマルを指し示し、国王に紹介する。
「紹介してもいいか? 私の息子、アマル・アレックスだ」
「ああ、ずっと会える日を心待ちにしていた。母は会っていたようだが、私が彼に会うのは初めてだから」
国王は処刑台を見上げ、感慨深そうな目で台の上に立つアマルを見つめた。
アマルは右手を胸にあて挨拶する。
「アレクサンドル・シュヴァルザの長男、アマル・アレックス・シュヴァルザです。そしてこの女性が……」
アマルはジェインの腰に手を添えて、前に一歩進ませた。
「私の婚約者で、ジェイン・バーヴェイト。婚姻許可証はすでに取っております」
「いつ!?」
ジェインは驚いて国王に挨拶をする前にアマルに振り返ってしまった。
「言ったろ。準備して戻ると。許可証を取るのにかなり金を積んだんだ」
アマルはそう言ってジェインにウインクした。
「国王陛下、少し急ぐことがあるので、少々お時間を頂いてもよろしいですか?」
「私も先が短い。だから何事も手短に済ませてくれ」
「承知しました」
アマルは陛下に一礼をすると、ジェインを自分の方へ身体ごと向かせる。
「生涯ジェインだけを愛し支える事を神に誓う。ジェインも俺を生涯愛し支え合うと神に誓えるか?」
「え?」
「ほら早く、誓え。社交界のしがらみとやらが飛び出す前に」
「誓います」
アマルはジェインを抱き寄せてキスをしてきた。
民衆からは驚きの声と、ちらほら溜息交じりの浮かれた声も聞こえる。
アマルはキスを終えると、断頭台に立つ司祭に声を掛けた。
「司祭、見届けたな?」
「え? は、はあ……」
「結婚した。スクードベリー伯第一継承者のジェインが王の盾だ」
アレクサンドルが国王陛下に向かって催促する。二人は気心知れた仲のようで、おそらくずっと交流があったのだ。
「先が短いのなら、すぐに爵位の承認をした方がいいんじゃないか」
「そうだな。生きているうちに、この場で爵位継承を認めよう」
ジェインは立ち尽くし動けなくなっていた。
アマルは、そんなジェインの顔に残る涙の跡を拭い去る。
「安心しろ。後日盛大な式を挙げるから」
そして、自分の腰に携えていた剣を引き抜き、ジェインに渡した。
「さあ、王の盾」
ジェインは剣を受け取ると、呆然としていた頭を振り払い、アマルを見て頷いた。
鋭い視線に変わったジェインが向かうのは、王族席、アンセルムの元。
アンセルムは立ち上がり、逃げようとするが、真後ろにはすでにスクードベリーの軍が取り囲んで逃げられないようにしていた。
ジェインはアンセルムの前まで来ると堂々と立ち止まり、刃の先を向けた。
「我が名はジェイン・バーヴェイト。スクードベリー伯爵位を有する。王族の暴走を止める事の出来る唯一の権限、王の盾を所有する者。ポルトベリー公爵子息アンセルム・ルートリンゲン、お前は傭兵を雇い王位継承権第一位から三位までの人間の暗殺を目論見、継承権第二位のアマル・アレックス・シュヴァルザには命に関わる傷を負わせた。これは、内乱を意味し、王族の暴走を止める役目である王の盾の権限をもって断罪する」
カルミアは訳が分からない様子でアンセルムとジェインを見ている。
「なに? 王の盾ってそんな権限があるの? 王を守る者じゃないの?」
カルミアは振り返り、断頭台で待つアマルを見上げた。
「あっちが継承権第二位の次期王太子? どういう事?」
ポルトベリー公爵が慌ててアンセルムの前に飛び出し、膝を折ってジェインに懇願する。
「どうか、どうか、命だけは見逃してくれ。罪はちゃんと償わせる。だから、どうか……」
「アンセルムが生きている限り、シュヴァルザ家の命が狙われる」
「そんな事は私がもうさせない! 息子はポルトベリー公爵家から除籍する。そうすればシュヴァルザ家の命を狙ってももう王位継承は不可能だ。諦めるだろう」
「恨みで殺害を企てることもあるだろう」
「息子夫婦は王都から遠く離れた場所で平民として生きて貰う。王都に戻れるほどの資金も持たせない。これでどうだろうか」
ジェインが返事をする前にカルミアが大騒ぎする。
「ちょっと待って、私もなの!? いやよ、王都から離れるなんて!! なんで私が平民と」
ジェインは呆れて額に手を当てる。
「カルミア、お前はすでにアンセルムと結婚したのだろ」
「離婚よ。離婚するわ!!」
「つい最近ジョージと離婚したばかりだろ」
「あなたが私の夫と不貞を働いたからよ」
「私はジョージとやましい関係ではない!!」
カルミアはアマルに向かって瞳を潤ませて叫ぶ。
「アマル様! 彼女は私の元夫と不貞を働いていた女ですよ? 一緒に目撃したじゃないですか!」
アマルは「ハッ」と声を上げて鼻で笑った。
「ああ、目撃したのは、ジョージが妻のいる身でありながら、当時私の恋人であったジェインに言い寄り、襲い掛かっていたところ。ジェインは必死で抵抗していた。
そしてお前も言い放ったんだ。すべて範疇の内と。お前は自分の夫がジェインに言い寄るのを待っていたんだろ」
民衆はカルミアを疑いの目で見始めた。
アマルは断頭台から降りて行き、カルミアのもとまで歩み寄る。そしてカルミアにしか聞こえない小さな声で耳打ちした。
「かわいそうに。お前のせいではない。ジェインよりお前が劣っているのは」
カルミアは興奮して思わずアマルの頬を引っ掻いた。アマルはニヤリと笑う。
「あばよ」
近衛兵とスクードベリーの兵たちがカルミアを捕らえ広場から引きずり出して行った。
「おい、いとこ」
アマルはアンセルムに向かって睨みつける。アンセルムは不貞腐れた顔でアマルを見た。
「とりあえず牢の中で嫁とお幸せにな」
「くそっ、アレッサンドラは駆け落ちしたなら王族である事も捨てるべきだったんだ」
「捨てた。だが、姉王女が許さなかったんだ。恨むなら前女王陛下を恨め」
アマルはジェインを見る。
「とりあえず、牢に入れておけばいい。どうせもう俺達を殺す力はない」
「そうか……では。王の盾の兵士達、アンセルムを地下牢へ」
スクードベリー兵がアンセルムを地下牢へ連れて行った。
広場の方から悲鳴が聞こえ、アマルとジェインは振り返る。
国王陛下の容態が悪化し、アマルの父にもたれかかっていた。
「陛下!」
国王の近衛兵達が一斉に国王のもとへ駆けつける。
「大丈夫だ! 民衆に私の声を届けろ! 私の子供達は皆もう天の国に昇っている。私亡きあとは、私の伯母であるアレッサンドラ王女の息子、このアレクサンドル・シュヴァルザが王位に就く。彼は正真正銘の王族で、前女王時代から継承権を有していた。何も心配はいらない。ウェルランド王国は私亡きあとも繁栄を続ける」
民衆はその声に歓喜する。至る所から国王万歳! アレクサンドル様万歳! と声が響いた。
国王は力が尽きてその場で倒れ、大急ぎで馬車に乗せられ、王宮へと戻って行く。
翌日、国王崩御の鐘が王都に響いた。
「遅くなってすまなかった。アンセルムの雇った奴らが、海を渡った大陸の激戦地で戦うような傭兵だったんだ。かなり手強くて、逃げながら王都に向かってきた」
「それはアンセルムは随分大金を積んだな」
「だが、ジェインが配備してくれたスクードベリーの兵達のおかげで、ついに王都に辿り着けた。ありがとう」
突如カルミアの金切り声が広場に響き渡る。
「その異国人と反逆者ジェインをすぐに捕まえなさい!!」
ジェインとアマルは王族の座る席の方に顔を向ければ、カルミアが立ち上がってこちらに扇子の先を向けて睨んでいた。
「さあ、早く!! あいつらが逃げ出す前に!」
だが、王族席の者達がまったく指示を出す気配がないので、近衛も警備兵もどうしてよいかわからず狼狽えている。
「……座るんだ、カルミア」
アンセルムが顔色を悪くしてカルミアのドレスを引っ張る。
「アンセルム様? あいつはあなたを殺そうとしたのよ? 隣にいる男は反逆者を逃がそうとする野蛮人。早く、捕まえないと」
「いいから黙って座れっ! このバカ女がっ!!」
アンセルムの怒鳴り声にカルミアは肩をすくませて静かに座った。
国王陛下が王妃に支えられながら立ち上がった。よろよろとおぼつかない足取りで前に歩みを進め、アマルの愛馬の方へと歩いて行く。
国王の為に人々は道を譲り、開かれた道の先にはアマルの愛馬が佇んでおり、その隣には白馬にまたがるローブをすっぽりと被った男がいた。
国王はローブの男をのぞき込んで確認すると、嬉しそうに破顔した。
「……やっと来てくれた。待ちくたびれて死ぬところだったぞ」
「邪魔が多くて何度も入国に失敗したんだ」
「ああ、迎えにやった近衛隊も一つ潰されたんだ。苦労を掛けてすまなかった」
男がバサリと頭のローブを脱げば、アマルにそっくりな褐色肌の中年男性が現れた。
「アレクサンドル、我がいとこ。我が後継者」
国王の言葉を聞いた人々は騒然とした。
アレクサンドルは手のひらでアマルを指し示し、国王に紹介する。
「紹介してもいいか? 私の息子、アマル・アレックスだ」
「ああ、ずっと会える日を心待ちにしていた。母は会っていたようだが、私が彼に会うのは初めてだから」
国王は処刑台を見上げ、感慨深そうな目で台の上に立つアマルを見つめた。
アマルは右手を胸にあて挨拶する。
「アレクサンドル・シュヴァルザの長男、アマル・アレックス・シュヴァルザです。そしてこの女性が……」
アマルはジェインの腰に手を添えて、前に一歩進ませた。
「私の婚約者で、ジェイン・バーヴェイト。婚姻許可証はすでに取っております」
「いつ!?」
ジェインは驚いて国王に挨拶をする前にアマルに振り返ってしまった。
「言ったろ。準備して戻ると。許可証を取るのにかなり金を積んだんだ」
アマルはそう言ってジェインにウインクした。
「国王陛下、少し急ぐことがあるので、少々お時間を頂いてもよろしいですか?」
「私も先が短い。だから何事も手短に済ませてくれ」
「承知しました」
アマルは陛下に一礼をすると、ジェインを自分の方へ身体ごと向かせる。
「生涯ジェインだけを愛し支える事を神に誓う。ジェインも俺を生涯愛し支え合うと神に誓えるか?」
「え?」
「ほら早く、誓え。社交界のしがらみとやらが飛び出す前に」
「誓います」
アマルはジェインを抱き寄せてキスをしてきた。
民衆からは驚きの声と、ちらほら溜息交じりの浮かれた声も聞こえる。
アマルはキスを終えると、断頭台に立つ司祭に声を掛けた。
「司祭、見届けたな?」
「え? は、はあ……」
「結婚した。スクードベリー伯第一継承者のジェインが王の盾だ」
アレクサンドルが国王陛下に向かって催促する。二人は気心知れた仲のようで、おそらくずっと交流があったのだ。
「先が短いのなら、すぐに爵位の承認をした方がいいんじゃないか」
「そうだな。生きているうちに、この場で爵位継承を認めよう」
ジェインは立ち尽くし動けなくなっていた。
アマルは、そんなジェインの顔に残る涙の跡を拭い去る。
「安心しろ。後日盛大な式を挙げるから」
そして、自分の腰に携えていた剣を引き抜き、ジェインに渡した。
「さあ、王の盾」
ジェインは剣を受け取ると、呆然としていた頭を振り払い、アマルを見て頷いた。
鋭い視線に変わったジェインが向かうのは、王族席、アンセルムの元。
アンセルムは立ち上がり、逃げようとするが、真後ろにはすでにスクードベリーの軍が取り囲んで逃げられないようにしていた。
ジェインはアンセルムの前まで来ると堂々と立ち止まり、刃の先を向けた。
「我が名はジェイン・バーヴェイト。スクードベリー伯爵位を有する。王族の暴走を止める事の出来る唯一の権限、王の盾を所有する者。ポルトベリー公爵子息アンセルム・ルートリンゲン、お前は傭兵を雇い王位継承権第一位から三位までの人間の暗殺を目論見、継承権第二位のアマル・アレックス・シュヴァルザには命に関わる傷を負わせた。これは、内乱を意味し、王族の暴走を止める役目である王の盾の権限をもって断罪する」
カルミアは訳が分からない様子でアンセルムとジェインを見ている。
「なに? 王の盾ってそんな権限があるの? 王を守る者じゃないの?」
カルミアは振り返り、断頭台で待つアマルを見上げた。
「あっちが継承権第二位の次期王太子? どういう事?」
ポルトベリー公爵が慌ててアンセルムの前に飛び出し、膝を折ってジェインに懇願する。
「どうか、どうか、命だけは見逃してくれ。罪はちゃんと償わせる。だから、どうか……」
「アンセルムが生きている限り、シュヴァルザ家の命が狙われる」
「そんな事は私がもうさせない! 息子はポルトベリー公爵家から除籍する。そうすればシュヴァルザ家の命を狙ってももう王位継承は不可能だ。諦めるだろう」
「恨みで殺害を企てることもあるだろう」
「息子夫婦は王都から遠く離れた場所で平民として生きて貰う。王都に戻れるほどの資金も持たせない。これでどうだろうか」
ジェインが返事をする前にカルミアが大騒ぎする。
「ちょっと待って、私もなの!? いやよ、王都から離れるなんて!! なんで私が平民と」
ジェインは呆れて額に手を当てる。
「カルミア、お前はすでにアンセルムと結婚したのだろ」
「離婚よ。離婚するわ!!」
「つい最近ジョージと離婚したばかりだろ」
「あなたが私の夫と不貞を働いたからよ」
「私はジョージとやましい関係ではない!!」
カルミアはアマルに向かって瞳を潤ませて叫ぶ。
「アマル様! 彼女は私の元夫と不貞を働いていた女ですよ? 一緒に目撃したじゃないですか!」
アマルは「ハッ」と声を上げて鼻で笑った。
「ああ、目撃したのは、ジョージが妻のいる身でありながら、当時私の恋人であったジェインに言い寄り、襲い掛かっていたところ。ジェインは必死で抵抗していた。
そしてお前も言い放ったんだ。すべて範疇の内と。お前は自分の夫がジェインに言い寄るのを待っていたんだろ」
民衆はカルミアを疑いの目で見始めた。
アマルは断頭台から降りて行き、カルミアのもとまで歩み寄る。そしてカルミアにしか聞こえない小さな声で耳打ちした。
「かわいそうに。お前のせいではない。ジェインよりお前が劣っているのは」
カルミアは興奮して思わずアマルの頬を引っ掻いた。アマルはニヤリと笑う。
「あばよ」
近衛兵とスクードベリーの兵たちがカルミアを捕らえ広場から引きずり出して行った。
「おい、いとこ」
アマルはアンセルムに向かって睨みつける。アンセルムは不貞腐れた顔でアマルを見た。
「とりあえず牢の中で嫁とお幸せにな」
「くそっ、アレッサンドラは駆け落ちしたなら王族である事も捨てるべきだったんだ」
「捨てた。だが、姉王女が許さなかったんだ。恨むなら前女王陛下を恨め」
アマルはジェインを見る。
「とりあえず、牢に入れておけばいい。どうせもう俺達を殺す力はない」
「そうか……では。王の盾の兵士達、アンセルムを地下牢へ」
スクードベリー兵がアンセルムを地下牢へ連れて行った。
広場の方から悲鳴が聞こえ、アマルとジェインは振り返る。
国王陛下の容態が悪化し、アマルの父にもたれかかっていた。
「陛下!」
国王の近衛兵達が一斉に国王のもとへ駆けつける。
「大丈夫だ! 民衆に私の声を届けろ! 私の子供達は皆もう天の国に昇っている。私亡きあとは、私の伯母であるアレッサンドラ王女の息子、このアレクサンドル・シュヴァルザが王位に就く。彼は正真正銘の王族で、前女王時代から継承権を有していた。何も心配はいらない。ウェルランド王国は私亡きあとも繁栄を続ける」
民衆はその声に歓喜する。至る所から国王万歳! アレクサンドル様万歳! と声が響いた。
国王は力が尽きてその場で倒れ、大急ぎで馬車に乗せられ、王宮へと戻って行く。
翌日、国王崩御の鐘が王都に響いた。
39
あなたにおすすめの小説
【完結】傷物令嬢は近衛騎士団長に同情されて……溺愛されすぎです。
朝日みらい
恋愛
王太子殿下との婚約から洩れてしまった伯爵令嬢のセーリーヌ。
宮廷の大広間で突然現れた賊に襲われた彼女は、殿下をかばって大けがを負ってしまう。
彼女に同情した近衛騎士団長のアドニス侯爵は熱心にお見舞いをしてくれるのだが、その熱意がセーリーヌの折れそうな心まで癒していく。
加えて、セーリーヌを振ったはずの王太子殿下が、親密な二人に絡んできて、ややこしい展開になり……。
果たして、セーリーヌとアドニス侯爵の関係はどうなるのでしょう?
【完結】僻地の修道院に入りたいので、断罪の場にしれーっと混ざってみました。
櫻野くるみ
恋愛
王太子による独裁で、貴族が息を潜めながら生きているある日。
夜会で王太子が勝手な言いがかりだけで3人の令嬢達に断罪を始めた。
ひっそりと空気になっていたテレサだったが、ふと気付く。
あれ?これって修道院に入れるチャンスなんじゃ?
子爵令嬢のテレサは、神父をしている初恋の相手の元へ行ける絶好の機会だととっさに考え、しれーっと断罪の列に加わり叫んだ。
「わたくしが代表して修道院へ参ります!」
野次馬から急に現れたテレサに、その場の全員が思った。
この娘、誰!?
王太子による恐怖政治の中、地味に生きてきた子爵令嬢のテレサが、初恋の元伯爵令息に会いたい一心で断罪劇に飛び込むお話。
主人公は猫を被っているだけでお転婆です。
完結しました。
小説家になろう様にも投稿しています。
図書館でうたた寝してたらいつの間にか王子と結婚することになりました
鳥花風星
恋愛
限られた人間しか入ることのできない王立図書館中枢部で司書として働く公爵令嬢ベル・シュパルツがお気に入りの場所で昼寝をしていると、目の前に見知らぬ男性がいた。
素性のわからないその男性は、たびたびベルの元を訪れてベルとたわいもない話をしていく。本を貸したりお茶を飲んだり、ありきたりな日々を何度か共に過ごしていたとある日、その男性から期間限定の婚約者になってほしいと懇願される。
とりあえず婚約を受けてはみたものの、その相手は実はこの国の第二王子、アーロンだった。
「俺は欲しいと思ったら何としてでも絶対に手に入れる人間なんだ」
一夜の過ちで懐妊したら、幼なじみの冷酷皇帝に溺愛されました
由香
恋愛
没落貴族の娘・柳月鈴は、宮廷で医官見習いとして働いていた。
ある夜、皇帝即位の宴で酒に酔い、幼なじみだった皇帝・李景珩と再会する。
遠い存在になったはずの彼。
けれど、その夜をきっかけに月鈴の運命は大きく動き出す。
冷酷と恐れられる皇帝が、なぜか彼女だけには甘すぎて――。
冷遇妃ライフを満喫するはずが、皇帝陛下の溺愛ルートに捕まりました!?
由香
恋愛
冷遇妃として後宮の片隅で静かに暮らすはずだった翠鈴。
皇帝に呼ばれない日々は、むしろ自由で快適——そう思っていたのに。
ある夜、突然現れた皇帝に顎を掴まれ、深く口づけられる。
「誰が、お前を愛していないと言った」
守るための“冷遇”だったと明かされ、逃げ道を塞がれ、甘く囲われ、何度も唇を奪われて——。
これは冷遇妃のはずだった少女が、気づけば皇帝の唯一へと捕獲されてしまう甘く濃密な溺愛物語。
女王は若き美貌の夫に離婚を申し出る
小西あまね
恋愛
「喜べ!やっと離婚できそうだぞ!」「……は?」
政略結婚して9年目、32歳の女王陛下は22歳の王配陛下に笑顔で告げた。
9年前の約束を叶えるために……。
豪胆果断だがどこか天然な女王と、彼女を敬愛してやまない美貌の若き王配のすれ違い離婚騒動。
「月と雪と温泉と ~幼馴染みの天然王子と最強魔術師~」の王子の姉の話ですが、独立した話で、作風も違います。
本作は小説家になろうにも投稿しています。
皆様ありがとう!今日で王妃、やめます!〜十三歳で王妃に、十八歳でこのたび離縁いたしました〜
百門一新
恋愛
セレスティーヌは、たった十三歳という年齢でアルフレッド・デュガウスと結婚し、国王と王妃になった。彼が王になる多には必要な結婚だった――それから五年、ようやく吉報がきた。
「君には苦労をかけた。王妃にする相手が決まった」
ということは……もうつらい仕事はしなくていいのねっ? 夫婦だと偽装する日々からも解放されるのね!?
ありがとうアルフレッド様! さすが私のことよく分かってるわ! セレスティーヌは離縁を大喜びで受け入れてバカンスに出かけたのだが、夫、いや元夫の様子が少しおかしいようで……?
サクッと読める読み切りの短編となっていります!お楽しみいただけましたら嬉しく思います!
※他サイト様にも掲載
【完結】余命半年の元聖女ですが、最期くらい騎士団長に恋をしてもいいですか?
金森しのぶ
恋愛
神の声を聞く奇跡を失い、命の灯が消えかけた元・聖女エルフィア。
余命半年の宣告を受け、静かに神殿を去った彼女が望んだのは、誰にも知られず、人のために最後の時間を使うこと――。
しかし運命は、彼女を再び戦場へと導く。
かつて命を賭して彼女を守った騎士団長、レオン・アルヴァースとの再会。
偽名で身を隠しながら、彼のそばで治療師見習いとして働く日々。
笑顔と優しさ、そして少しずつ重なる想い。
だけど彼女には、もう未来がない。
「これは、人生で最初で最後の恋でした。――でもそれは、永遠になりました。」
静かな余生を願った元聖女と、彼女を愛した騎士団長が紡ぐ、切なくて、温かくて、泣ける恋物語。
余命×再会×片恋から始まる、ほっこりじんわり異世界ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる