176 / 203
ハッカーは渚に戯る
遊佐由里 3
しおりを挟む
檜葉柔造は、桃里の家令に出立を告げ、裏門に回ろうとした。
途中の回廊から、庭先に立つ直虎を見つけた。
桃の樹の前で、枝の先にとまっている小鳥を見上げ、なにか話している様子だった。
直虎の霊視の力を知らない者なら、小鳥に話しかけているようにも映る。
「よう、ヒメさん」
直虎が半眼で睨んでくる。そういう反応が可愛く、ついからかいたくなってしまうのだ。
「行くのね」
「おう」
「私が行くなと言っても?」
「そうだなぁ。俺は桃里に仕える身だが、それ以前に成樟の近衛隊に属してる。本営からの呼び出しを無視したら、命令違反ってことになっちまう」
成樟近衛隊の総勢は、五千である。その約半数が本家直属で、残りが分家付の衛視だった。
それは平時の態勢であり、有事の際は分家付の任を解かれ、本営の指揮下に入る。
「命令に違反したら?」
「おじさん、無職になっちゃう」
不機嫌面だった直虎が、目論見通りに笑みをこぼした。しかし、どこか哀しげな笑みだった。
「戦争するよりマシじゃない?」
直虎が、ぽつりと言った。
聞こえなかったふりをして、いってくる、とだけ言い、柔造は裏門から外に出た。
町はずれに待機させていた部下と合流した。
「気は乗らんが、行くとするか、お前ら」
「はっ」
部下が、素早く七三式トラックの運転手に出発を告げた。
富士山と日本アルプスの間の山道を通り、本州を南下し、日没前には紀伊山地に指定された集合地点に着いた。
山間の窪地だった。
すでに十台近く軍用車が停められ、滞陣してていた。
各地から参集している部隊は、全体的には方陣で天幕を張っている。
中央にある本営へ向かった。
本営は、簡易ながらも営舎が建てられていた。
「桃里付檜葉隊、ただいま着任しました」
司令室へ入ると、酒が匂った。
「おう、ごくろうさん」
「隊長も一杯どうか」
「いえ、部下を待たせておりますので。我が隊は、どの位置に布陣すればいいでしょうか」
「まだ作戦行動中でもないのだ。そう堅苦しくする必要はない。天幕は、まぁ、好きに張れ」
「はっ。では、失礼します」
檜葉は敬礼し、退出した。
扉を閉めると、部屋の中から、棲みつく家を間違えたな、と言う声が聞こえた。笑い声が起こり、桃里は落ち目だという話を肴に、酒を再開したようだった。
「暢気なもんだな」
営舎を出たところで、檜葉は吐き捨てるように言った。
「口には気をつけろよ、檜葉」
「や、進藤さん、ご無沙汰してます」
声をかけてきた進藤が、場所を移そうというように顎をしゃくった。
檜葉は本営の入口で待っていた副官に天幕の設営を指示し、進藤について行った。
「あれがいまの近衛隊ですよ、進藤さん。馬鹿らしくなる」
「藤刀の軍も、似たようなものだ。お前がいた頃の面影もない、惰弱な軍に成り下がってしまった」
「藤刀軍はどこに?」
「友ヶ島だ。漁船に偽装した軍船が集結するのに、あと二日はかかる」
ジャンブルズが、大貝丘に海底資源採掘のためと思しき機材を搬入しはじめた。
このままでは、交易という武力以上の武器を、ジャンブルズは手にすることになる。
それは、阻止しなければならない。
そう考えた成樟藤刀の上層部が、ついに全軍に召集の通達を出した。
遅すぎるぐらいだ、と檜葉は思っていた。
「近衛隊は、藤刀軍の後詰めと聞きました」
「ああ。ジャンブルズの海上輸送路を断つのは、こちらでやる」
「それで、近衛隊の司令部は物見遊山気分ですか」
「藤刀の軍も侮っている。奇襲や暗殺しかできないのは、正面からぶつかる力がないからだとな」
藤刀の軍用施設襲撃や要人暗殺といった、一連の破壊工作は、御三家中枢ではジャンブルズの仕業だと考えられていた。進藤も、その一人のようだ。
檜葉は、その見方に懐疑的だった。
檜葉の知る左門徹平、新田大吉の人物像と、重ならないのだ。
桑乃の末子と直虎の縁談を巡り、徹平と戦った。馬鹿のように真正面から向かって来た徹平の姿は、記憶には新しいが、あの戦いから一年が経っていた。
あの日、大吉らは一人の友を助けるため、檜葉が警護するビルに攻めてきた。そこには、桑乃が他所で雇った傭兵連中もいた。
勝算など考えず、己の魂にのみ従う男達だった。
今回も、海底都市で長く虐げられてきた人々のため、立ち上がっている。
ジャンブルズとは別に、この国の現体制を、覆そうとしている何者かがいるのではないか。
密かにそう考えているものの、想像の域は出ない。
「こうしてお前と並んで歩いていると、懐かしい気分になる」
進藤が言った。
「俺もですよ」
進藤は、檜葉が藤刀の軍で中隊を指揮していた頃の上官だった。
当時は、精強無比を誇っていた。その軍は、しかしたった一人の男に壊滅させられた。
「俺が軍の再建に奔走する中、お前は去った。小さい子どもがいたし、この世界からきっぱり身を引くのだと思った。しかしどうだ、ふたを開けてみたら近衛隊だと」
「すみませんね。俺みたいな男が家族を養うには、この道しかなかったんですよ。でもおかげで、娘は無事嫁にやれたし、かみさんにも、老後には十分すぎる蓄えを作れました」
「幸せなやつだ」
「俺もそう思います」
その言葉に、嘘はない。
なのに、これで俺の人生はいいのか、と考えるようになった。徹平と、ストライカーと名乗る傭兵の闘いを、間近で見てからだ。
老いのとば口に立っている。しかし、まだ老いてはいない、とも思う。
思い、考えるだけで、具体的な行動に移すまでには至らなかった。
若い頃には、血が滾るような感覚になることが、しばしばあった。あの感覚を、再び取り戻せはしないのか。
それがほんとうに自分の求めているものなのかすら、曖昧だった。
進藤の懐から、電子音がした。軍用無線で、伝令が入る。
進藤の顔色が変わった。無線の声は、檜葉にも聞こえた。
「連合していた閻家が裏切った。いや、偽装か」
「俺は自分の隊に戻ります」
檜葉は進藤の返事を待たず、来た道を引き返す。
友ヶ島に駐屯していた藤刀軍が、敵の攻撃を受けた。敵は、閻家の戦時装束で扮装していて、連合のことが頭にある藤刀は、油断したらしい。
友ヶ島からの伝令は、まだ全体には伝わっていなかった。
陣内には談笑しながら飯を食ったり、カードゲームに興じている兵たちがいた。
隊に戻ると、戦闘準備を命じた。
一年かけて、自分と部下を徹底的に鍛え直した。檜葉の命令に、部下は即座に応じた。
直後だった。
陣に、はっきりと衝撃が走った。
檜葉の隊がいる場所とは反対方向から、敵襲と声が上がった。
「あれは、獣か?」
騒然とする兵の間を縫うように、影が駆け抜けるのが、ちらりと見えた。
狼のように見えたが、人だ。通り抜けたところに立っていた兵が、ばたばたと倒れた。
そうして混乱が生じたところに、敵の軍が雪崩れこんできた。統制の取れた動きで、さましく軍だった。
「三時の方向に敵影」
部下の声がした。
「構え」
檜葉の一声で、部下が一斉に銃撃の姿勢を取る。
檜葉は隊の前面に出た。
五十ほどの一団だった。一様に若そうだが、先頭を駆けているのは、少年に見えた。少年が持っている武器は、旋棍だ。
大吉も徹平も、十代だった。覚悟はしていたが、舌打ちしたい気分に襲われた。
感情を押し殺し、檜葉が先制射撃を命じようとした矢先。
「飛燕」
囁き声とともに、少年に向けた銃口が根こそぎ刈り取られた。
「こいつ、いまどこからっ」
視界の隅で、叫んだ部下が倒れた。新田大吉。目視した途端、その姿が忽然と消えた。見失ったのではなく、消えたとしか言いようがなかった。
敵が、ぶつかってきた。
旋棍の少年が雄叫びを上げ、四人の部下を瞬く間に打ち倒した。
檜葉は短剣を抜いた。部下も、銃から剣に持ち替えている。乱戦になった。
少年は、まっすぐ檜葉に向かってきた。指揮官だと、見てとられたのだ。
目が合った。勝ち目がないとは、すぐに悟った。だが部下を盾にして隠れるつもりはなかった。
少年の初撃を、全神経を集中して、なんとか凌いだ。短剣が折れていた。二撃目は、凌げない。
ここで、死ぬか。
檜葉が想念を断つと、少年の目が光り、にやりと笑った。不思議と檜葉も、喜びに似た高揚に包まれた。
踏み出した。同時だった。
そこで、檜葉の意識は途切れた。
途中の回廊から、庭先に立つ直虎を見つけた。
桃の樹の前で、枝の先にとまっている小鳥を見上げ、なにか話している様子だった。
直虎の霊視の力を知らない者なら、小鳥に話しかけているようにも映る。
「よう、ヒメさん」
直虎が半眼で睨んでくる。そういう反応が可愛く、ついからかいたくなってしまうのだ。
「行くのね」
「おう」
「私が行くなと言っても?」
「そうだなぁ。俺は桃里に仕える身だが、それ以前に成樟の近衛隊に属してる。本営からの呼び出しを無視したら、命令違反ってことになっちまう」
成樟近衛隊の総勢は、五千である。その約半数が本家直属で、残りが分家付の衛視だった。
それは平時の態勢であり、有事の際は分家付の任を解かれ、本営の指揮下に入る。
「命令に違反したら?」
「おじさん、無職になっちゃう」
不機嫌面だった直虎が、目論見通りに笑みをこぼした。しかし、どこか哀しげな笑みだった。
「戦争するよりマシじゃない?」
直虎が、ぽつりと言った。
聞こえなかったふりをして、いってくる、とだけ言い、柔造は裏門から外に出た。
町はずれに待機させていた部下と合流した。
「気は乗らんが、行くとするか、お前ら」
「はっ」
部下が、素早く七三式トラックの運転手に出発を告げた。
富士山と日本アルプスの間の山道を通り、本州を南下し、日没前には紀伊山地に指定された集合地点に着いた。
山間の窪地だった。
すでに十台近く軍用車が停められ、滞陣してていた。
各地から参集している部隊は、全体的には方陣で天幕を張っている。
中央にある本営へ向かった。
本営は、簡易ながらも営舎が建てられていた。
「桃里付檜葉隊、ただいま着任しました」
司令室へ入ると、酒が匂った。
「おう、ごくろうさん」
「隊長も一杯どうか」
「いえ、部下を待たせておりますので。我が隊は、どの位置に布陣すればいいでしょうか」
「まだ作戦行動中でもないのだ。そう堅苦しくする必要はない。天幕は、まぁ、好きに張れ」
「はっ。では、失礼します」
檜葉は敬礼し、退出した。
扉を閉めると、部屋の中から、棲みつく家を間違えたな、と言う声が聞こえた。笑い声が起こり、桃里は落ち目だという話を肴に、酒を再開したようだった。
「暢気なもんだな」
営舎を出たところで、檜葉は吐き捨てるように言った。
「口には気をつけろよ、檜葉」
「や、進藤さん、ご無沙汰してます」
声をかけてきた進藤が、場所を移そうというように顎をしゃくった。
檜葉は本営の入口で待っていた副官に天幕の設営を指示し、進藤について行った。
「あれがいまの近衛隊ですよ、進藤さん。馬鹿らしくなる」
「藤刀の軍も、似たようなものだ。お前がいた頃の面影もない、惰弱な軍に成り下がってしまった」
「藤刀軍はどこに?」
「友ヶ島だ。漁船に偽装した軍船が集結するのに、あと二日はかかる」
ジャンブルズが、大貝丘に海底資源採掘のためと思しき機材を搬入しはじめた。
このままでは、交易という武力以上の武器を、ジャンブルズは手にすることになる。
それは、阻止しなければならない。
そう考えた成樟藤刀の上層部が、ついに全軍に召集の通達を出した。
遅すぎるぐらいだ、と檜葉は思っていた。
「近衛隊は、藤刀軍の後詰めと聞きました」
「ああ。ジャンブルズの海上輸送路を断つのは、こちらでやる」
「それで、近衛隊の司令部は物見遊山気分ですか」
「藤刀の軍も侮っている。奇襲や暗殺しかできないのは、正面からぶつかる力がないからだとな」
藤刀の軍用施設襲撃や要人暗殺といった、一連の破壊工作は、御三家中枢ではジャンブルズの仕業だと考えられていた。進藤も、その一人のようだ。
檜葉は、その見方に懐疑的だった。
檜葉の知る左門徹平、新田大吉の人物像と、重ならないのだ。
桑乃の末子と直虎の縁談を巡り、徹平と戦った。馬鹿のように真正面から向かって来た徹平の姿は、記憶には新しいが、あの戦いから一年が経っていた。
あの日、大吉らは一人の友を助けるため、檜葉が警護するビルに攻めてきた。そこには、桑乃が他所で雇った傭兵連中もいた。
勝算など考えず、己の魂にのみ従う男達だった。
今回も、海底都市で長く虐げられてきた人々のため、立ち上がっている。
ジャンブルズとは別に、この国の現体制を、覆そうとしている何者かがいるのではないか。
密かにそう考えているものの、想像の域は出ない。
「こうしてお前と並んで歩いていると、懐かしい気分になる」
進藤が言った。
「俺もですよ」
進藤は、檜葉が藤刀の軍で中隊を指揮していた頃の上官だった。
当時は、精強無比を誇っていた。その軍は、しかしたった一人の男に壊滅させられた。
「俺が軍の再建に奔走する中、お前は去った。小さい子どもがいたし、この世界からきっぱり身を引くのだと思った。しかしどうだ、ふたを開けてみたら近衛隊だと」
「すみませんね。俺みたいな男が家族を養うには、この道しかなかったんですよ。でもおかげで、娘は無事嫁にやれたし、かみさんにも、老後には十分すぎる蓄えを作れました」
「幸せなやつだ」
「俺もそう思います」
その言葉に、嘘はない。
なのに、これで俺の人生はいいのか、と考えるようになった。徹平と、ストライカーと名乗る傭兵の闘いを、間近で見てからだ。
老いのとば口に立っている。しかし、まだ老いてはいない、とも思う。
思い、考えるだけで、具体的な行動に移すまでには至らなかった。
若い頃には、血が滾るような感覚になることが、しばしばあった。あの感覚を、再び取り戻せはしないのか。
それがほんとうに自分の求めているものなのかすら、曖昧だった。
進藤の懐から、電子音がした。軍用無線で、伝令が入る。
進藤の顔色が変わった。無線の声は、檜葉にも聞こえた。
「連合していた閻家が裏切った。いや、偽装か」
「俺は自分の隊に戻ります」
檜葉は進藤の返事を待たず、来た道を引き返す。
友ヶ島に駐屯していた藤刀軍が、敵の攻撃を受けた。敵は、閻家の戦時装束で扮装していて、連合のことが頭にある藤刀は、油断したらしい。
友ヶ島からの伝令は、まだ全体には伝わっていなかった。
陣内には談笑しながら飯を食ったり、カードゲームに興じている兵たちがいた。
隊に戻ると、戦闘準備を命じた。
一年かけて、自分と部下を徹底的に鍛え直した。檜葉の命令に、部下は即座に応じた。
直後だった。
陣に、はっきりと衝撃が走った。
檜葉の隊がいる場所とは反対方向から、敵襲と声が上がった。
「あれは、獣か?」
騒然とする兵の間を縫うように、影が駆け抜けるのが、ちらりと見えた。
狼のように見えたが、人だ。通り抜けたところに立っていた兵が、ばたばたと倒れた。
そうして混乱が生じたところに、敵の軍が雪崩れこんできた。統制の取れた動きで、さましく軍だった。
「三時の方向に敵影」
部下の声がした。
「構え」
檜葉の一声で、部下が一斉に銃撃の姿勢を取る。
檜葉は隊の前面に出た。
五十ほどの一団だった。一様に若そうだが、先頭を駆けているのは、少年に見えた。少年が持っている武器は、旋棍だ。
大吉も徹平も、十代だった。覚悟はしていたが、舌打ちしたい気分に襲われた。
感情を押し殺し、檜葉が先制射撃を命じようとした矢先。
「飛燕」
囁き声とともに、少年に向けた銃口が根こそぎ刈り取られた。
「こいつ、いまどこからっ」
視界の隅で、叫んだ部下が倒れた。新田大吉。目視した途端、その姿が忽然と消えた。見失ったのではなく、消えたとしか言いようがなかった。
敵が、ぶつかってきた。
旋棍の少年が雄叫びを上げ、四人の部下を瞬く間に打ち倒した。
檜葉は短剣を抜いた。部下も、銃から剣に持ち替えている。乱戦になった。
少年は、まっすぐ檜葉に向かってきた。指揮官だと、見てとられたのだ。
目が合った。勝ち目がないとは、すぐに悟った。だが部下を盾にして隠れるつもりはなかった。
少年の初撃を、全神経を集中して、なんとか凌いだ。短剣が折れていた。二撃目は、凌げない。
ここで、死ぬか。
檜葉が想念を断つと、少年の目が光り、にやりと笑った。不思議と檜葉も、喜びに似た高揚に包まれた。
踏み出した。同時だった。
そこで、檜葉の意識は途切れた。
0
あなたにおすすめの小説
黒に染まった華を摘む
馬場 蓮実
青春
夏の終わりに転校してきたのは、忘れられない初恋の相手だった——。
高須明希は、人生で“二番目”に好きになった相手——河西栞に密かに想いを寄せている。
「夏休み明けの初日。この席替えで、彼女との距離を縮めたい。話すきっかけがほしい——」
そんな願いを胸に登校したその朝、クラスに一人の転校生がやってくる。
彼女の名は、立石麻美。
昔の面影を残しながらも、まるで別人のような気配をまとう彼女は——明希にとって、忘れられない“初恋の人”だった。
この再会が、静かだった日常に波紋を広げていく。
その日の放課後。
明希は、"性の衝動"に溺れる自身の姿を、麻美に見られてしまう——。
塞がっていた何かが、ゆっくりと崩れはじめる。
そして鬱屈した青春は、想像もしていなかった熱と痛みを帯びて動き出す。
すべてに触れたとき、
明希は何を守り、何を選ぶのか。
光と影が交錯する、“遅れてきた”ひと夏の物語。
Hand in Hand - 二人で進むフィギュアスケート青春小説
宮 都
青春
幼なじみへの気持ちの変化を自覚できずにいた中2の夏。ライバルとの出会いが、少年を未知のスポーツへと向わせた。
美少女と手に手をとって進むその競技の名は、アイスダンス!!
【2022/6/11完結】
その日僕たちの教室は、朝から転校生が来るという噂に落ち着きをなくしていた。帰国子女らしいという情報も入り、誰もがますます転校生への期待を募らせていた。
そんな中でただ一人、果歩(かほ)だけは違っていた。
「制覇、今日は五時からだから。来てね」
隣の席に座る彼女は大きな瞳を輝かせて、にっこりこちらを覗きこんだ。
担任が一人の生徒とともに教室に入ってきた。みんなの目が一斉にそちらに向かった。それでも果歩だけはずっと僕の方を見ていた。
◇
こんな二人の居場所に現れたアメリカ帰りの転校生。少年はアイスダンスをするという彼に強い焦りを感じ、彼と同じ道に飛び込んでいく……
――小説家になろう、カクヨム(別タイトル)にも掲載――
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
子持ち愛妻家の極悪上司にアタックしてもいいですか?天国の奥様には申し訳ないですが
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
胸がきゅんと、甘い音を立てる。
相手は、妻子持ちだというのに。
入社して配属一日目。
直属の上司で教育係だって紹介された人は、酷く人相の悪い人でした。
中高大と女子校育ちで男性慣れしてない私にとって、それだけでも恐怖なのに。
彼はちかよんなオーラバリバリで、仕事の質問すらする隙がない。
それでもどうにか仕事をこなしていたがとうとう、大きなミスを犯してしまう。
「俺が、悪いのか」
人のせいにするのかと叱責されるのかと思った。
けれど。
「俺の顔と、理由があって避け気味なせいだよな、すまん」
あやまってくれた彼に、胸がきゅんと甘い音を立てる。
相手は、妻子持ちなのに。
星谷桐子
22歳
システム開発会社営業事務
中高大女子校育ちで、ちょっぴり男性が苦手
自分の非はちゃんと認める子
頑張り屋さん
×
京塚大介
32歳
システム開発会社営業事務 主任
ツンツンあたまで目つき悪い
態度もでかくて人に恐怖を与えがち
5歳の娘にデレデレな愛妻家
いまでも亡くなった妻を愛している
私は京塚主任を、好きになってもいいのかな……?
ユニークアイテムな女子(絶対的替えの効かない、唯一無二の彼女)「ゆにかの」
masuta
キャラ文芸
恋と友情、そして命を懸けた決断。青春は止まらない。
世界を股にかける財閥の御曹司・嘉位は、U-15日本代表として世界一を経験した天才投手。
しかし、ある理由で野球を捨て、超エリート進学校・和井田学園へ進学する。
入学式の日、偶然ぶつかった少女・香織。
彼女は、嘉位にとって“絶対的替えの効かない、唯一無二の存在”だった。
香織は、八重の親友。
そして八重は、時に未来を暗示する不思議な夢を見る少女。
その夢が、やがて物語を大きく動かしていく。
ゴールデンウィーク、八重の見た夢は、未曾有の大災害を告げていた。
偶然か、必然か……命を守るために立ち上がる。
「誰も欠けさせない」という信念を胸に走り続ける。
やがて災害を未然に防ぎ、再びグラウンドへと導く。
その中で、恋もまた静かに進んでいく。
「ずっと、君が好きだった」告白の言葉が、災害と勝負を越えた心を震わせる。
それぞれの想いが交錯し、群像劇は加速する。
一人ひとりが主人公。人生に脇役はいない。
現代ファンタジーとリアルが交錯する青春群像劇。
本作は小説家になろう、オリジナル作品のフルリメイク版です。
少しの間、家から追い出されたら芸能界デビューしてハーレム作ってました。コスプレのせいで。
昼寝部
キャラ文芸
俺、日向真白は義妹と幼馴染の策略により、10月31日のハロウィンの日にコスプレをすることとなった。
その日、コスプレの格好をしたまま少しの間、家を追い出された俺は、仕方なく街を歩いていると読者モデルの出版社で働く人に声をかけられる。
とても困っているようだったので、俺の写真を一枚だけ『読者モデル』に掲載することを了承する。
まさか、その写真がキッカケで芸能界デビューすることになるとは思いもせず……。
これは真白が芸能活動をしながら、義妹や幼馴染、アイドル、女優etcからモテモテとなり、全国の女性たちを魅了するだけのお話し。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる