アメザイクは溶けない

千歳モノ

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第4話 溶けない石は容赦なく裂く

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 人の子が僕のために分けてくれた、紅い石。名を、アメザイクと呼ぶ

 口には丸まる入らないことは分かっている、でも食べよう

グググググッ、バリバリバリバリッ、
 口の先に石が食い込む。
 石は割れることも、砕けることも、溶けることもなかった。

 同じ僕たちの中では、特別僕は体、大きかったんだけどな…

 お腹に入ったけど、入った心地がしない。むしろ、海水が入り込んでる気がする。

 なんか、意識がもう持たないや、ごちそうさま。








【速報です】
【〇〇市○○町○○沿岸沿いでアメザイクに包み込まれた微生物を発見】
【専門家や研究者が調査を進めると見て………
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