悪役令嬢に転生してしまったが、魔法チートで冒険者目指します。

Haruru

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1章 転生してしまったが、魔法チート発見!!

閑話 ロゼリアの日常

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最近の私は、よく山で魔法の練習をしている。だんだんと使える魔法が強くなっている気がしてとても面白い。

「うん、だいぶ強くなってきた!」

私は水が鎌のようになるように形作って、目の前の大きな岩にぶつけた。すると、その岩はスパーンと真っ二つになる。

「ふふふ、立派な冒険者になって見せるわ……!」

…何?私の笑顔が怖いって?ふふふ、そんなわけないじゃない。悪役令嬢よりましでしょ。

さてと、魔法の練習も終わったことだし何をしようかしら?山の中を探検していると、少し開けた場所に出た。

「何しようかな………。……あっ、そうだ!」

魔法で花を育てよう!魔法の練習にもなるし、花は綺麗だから一石二鳥!さあ、さっそく庭師のおじいちゃんから花の種を貰おう!


「花を育てる?」
「そうよ!」
「え?お嬢様が?え?」
「そうよ、私が育てたいの!……ダメかしら?」

すると、庭師のダグラスさんは優しく微笑んだ。

「いえいえ、まさか。いいですよ。でも、お嬢様が急に花を育てたいと言うから驚いてね。何の種類がいいんですか?」
「うーん、そうね…………。チューリップ!」

まず浮かんだのはチューリップだった。決して花の種類をあまり知らないからではない。決して!

「チューリップ……ですか……。可愛らしい花ですよね。いいですよ。」
「よかったわ!」
「ハハハハハ」
「?」
「まさか、お嬢様がチューリップと言うとは思いませんでしたよ。イメージでは薔薇とかが好きそうなのに。」

確かに前のロゼリアなら薔薇と答えただろう。髪型だけでもものすごく派手だった。いや、思いだすのはやめよう…。私の特大黒歴史だ……。

「大事に育ててくださいね。」
「もちろんよ!」

さあ、頑張って育てよう!はやく魔法を上達させて、たくさんの花を咲かせられたらいいなー。今からとても楽しみ!花が咲いたら、ダグラスさんにプレゼントしようかな。
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