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一章、終わりのはじまり編
6.再会の代償
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〈ルイスside〉
ローズが叫び声を上げてパーティー会場を走って出て行った。
皆んな何があったのかと場は騒然した。
只事ではないローズの様子に、俺はローズが心配になった。
真紅の薔薇の妖精のような可愛らしい子どものローズは、抱きしめてそのまま持ち帰りたくなる程に可愛かった。
俺の目に狂いはなく、ローズにピッタリのプレゼントを選べたと思い、小さい箱に入ったプレゼントをローズに差し出した。
だけどローズは俺のプレゼントを受け取る寸前に動きが止まり、数秒固まった後に顔色を悪くして頭を抱えて叫び出した。
叫び出し走り出したローズはそのまま会場を出ていき、俺は唖然とした。
「どうしたんだ?1回目と違うぞ?」
俺がローズを誰よりも愛してるという事も1回目と違うが、1回目のローズは私に嬉しそうに好意的に接してきたので、2回目も同じようなローズの態度を期待していたのだが・・・。
思った様な出会いではなくて俺はショックを受けた。
思えばローズは最初から様子が変だったかもしれない。
俺との初対面で緊張のせいかもしれないが、そわそわと落ち着きがなかった気がする。
緊張しているというよりかは、何かを怖がっていたような・・・。
「皆様、娘がご迷惑をおかけしてすみません。」
ローズの父上殿がざわついた場を収めようと声を上げる。
彼は将来、仕事のできない女狐に代わって当主代理を務める有能な男だ。
立場的に俺を利用していた1人に入るかもしれないが、特に面識がある訳でもないので恨みはない。
むしろローズの父上なので仲良くしたい。
「ご存知の方もいらっしゃると思いますが、娘は1週間前まで高熱により死の淵を彷徨っていたました。ですので、まだ病み上がりで彼女らしくない以前とは違う行動を取ってしまうのです。病み上がりのローズはとても敏感で、誰もが気にしない様なとても小さな虫に対しても悲鳴をあげてしまうのです。」
「(小さな虫?俺の近くにでも飛んでいたのか?)」
俺にはよく分からないが、病み上がりで敏感になっていたからだと聞いて納得した。
それに貴族のお嬢様なら虫に怯えてもおかしくはない。
ただあの叫び方とあの様子には多少のショックを受けたが・・・。
「という事でお騒がせ致しました。引き続きパーティーをお楽しみください。」
ローズの父上殿の言葉で、皆は再びパーティーの続きを再開した。
それから父上殿はゆっくり俺に向かって歩いてきた。
「申し訳ありません殿下。ローズがお騒がせしました。」
「謝る必要はない。虫が原因なのもあるかもしれないが、僕が彼女を驚かす様なら事を初めに言ってしまったのだ。」
父上殿の眉がピクリと反応した。
良いとは言えない反応だったので、俺は誤解をされると思い慌てて弁明をした。
「決して悲しませるような事を言ったのではなく、口説くような事を言って驚かせてしまったのだ!早計だった!申し訳ない!」
「口説いた?」
父上殿は少し驚く様な顔をしていた。
「そうだ!初対面であまりの可愛さに先走ってしまった。申し訳ない。」
俺が父親の立場でローズに似た可愛い我が子がいたら、子どもであろうと近づいてくる男にいい気はしないだろう。
「いいえ、私が気になったのは・・・てっきり殿下はアイリスの方を気にいると思っていましたので。」
「は?」
アイリス。
俺を利用した憎き奴等の1人。
子ども時代の俺の大きな過ちの一つ。
醜い醜い女狐。
お前もいつか奴等と同じ地獄に・・・。
「ローズの父上殿・・・何を思ってそう言ったのか分かりませんが、ローズはアイリスと比べものにならないくらい美しくて可愛いくて素晴らしい人だ。」
崩れそうになる笑顔を無理矢理保つ。
「・・・そうですか。娘をそこまで想ってくださるなんて思いもよりませんでした。」
「この世の誰よりも幸せにさせてみせます。」
「それは・・・喜ばしいことです。娘をよろしくお願いします。」
父上殿が頭を下げた。
俺は愛想の良い笑顔でその場を失礼した。
そして俺は挨拶をしてくる貴族達に軽い挨拶で流し出来るだけ避けながら、壁に立っている護衛のカイルの側に行き一息をついた。
「殿下ァ!!その手はどうしたのですか!!?」
プレゼントを持っていない方の右手から血が垂れていた。
「ああ、ちょっとな。」
アイリスの名を聞いて、無意識に怒りで握った右手に爪がめり込んで血が出てしまったようだ。
私は真紅のハンカチを手に巻いてポケットに入れた。
「僕が自分でやった事だ。焦らなくて良い。」
「い、いえ!この家の者にケガの手当てをーー」
「良い!騒ぎになる!」
「分かりました・・・。」
俺が強く言えばカイルはしぶしぶ引き下がった。
「それにしてもボアルネ嬢は戻ってきませんね。尋常じゃない叫び声でしたが大丈夫でしょうか?」
「心配だな・・・。プレゼントもまだ渡せていないし探しに行きたいが、すれ違いになっても困るからな。早くローズに戻ってきて欲しいよ。」
右手をポケットに左手にプレゼントを持ってローズを待っていたのだが、ファーストダンスの曲が流れてもローズは会場に戻ってこなかった。
「殿下!」
聞いた事のある忌々しい声に振り向くと、予想通り女狐がいた。
憎しみが顔に出そうになったが、俺の印象を悪くしてローズとの婚約に影響が出ては困るので上辺だけの笑みを作る。
「わたくしローズお姉様の妹のアイリス・ボアルネと申します!」
子どもの頃から媚を売るのに慣れた表情に、ポケットに入れている右手の拳を女狐の顔面にお見舞いしたくなったが耐えた。
「はじめまして、愛しいローズの妹君。どのような用件で?用件がないようなら失礼させていただくが。」
俺の反応が思ったのと違ったのか、女狐は困惑の色を見せる。
女狐と会話をしている所を見られて、ローズに誤解されたり悲しい顔をさせたくないから、早く女狐に消えてもらいたいのだが。
「え、えっと、お母様が、お姉様の代わりに殿下の相手になって一緒に踊りなさいって。せっかくいらっしゃった殿下に申し訳ないからって。」
ダリア・ボアルネ。
前当主が死んで公爵の地位を引き継いでたった数年で女狐に当主の座を譲り、自分はさっさと女狐の父親の汚い愛人と隠居した女。
自身と瓜二つの娘を見捨てた女。
姉の婚約者に2回目の人生も相変わらず媚び売る女狐にも嫌悪感がするが。
その時にその場にいなかったからという理由で、ローズの妹とローズの婚約者がファーストダンスを踊らせるなんて、ローズの母親だというのに噂通りの性格の悪さで不快に感じた。
それは婚約者のローズを傷付ける行為だ。
俺はローズとのファーストダンスをするまでは誰とも踊るつもりもない。
絶対に。
「悪いが僕は婚約者のローズ以外と踊る気はないよ。ファーストダンスはローズと絶対に決めているんだ。ファーストだけではなくセカンドもサードも。それ以降のダンスも全部だ。母君にそう伝えるといい、僕は婚約者以外と踊る気はないと。」
「でも、お母様に怒られちゃう・・・。」
「知らないよ。そんなに踊りたいならカイルを貸してあげよう。」
「じ、自分ですか!?」
俺がカイルを勧めたことに困惑した女狐は、逃げるように母親の元へと行った。
「ローズ以外の女は俺に近づくな。」
「(あんな美少女に全くなびかないとは殿下は女嫌いなのだろうか?いや、婚約者のボアルネ嬢は好きだからなぁ?)」
ダンスの曲が何曲も流れ、なかなか戻ってこないローズに、今日はローズはそのまま会場に戻ってこないような気がした。
「カイル、帰るぞ。」
「えぇ!?殿下は今日の主役の1人ではありませんか!」
「もう1人の主役がいなくても進むパーティーなら俺がいなくても同じだ。それにパーティーなぞどうせコネクション作りが目当てだ。パーティーの目的なんてとっくに忘れている。」
「そんな事はないと思いますが・・・。」
「帰るぞ。そして後日にローズを城に呼んで2人だけで盛大なパーティーをやるのだ。」
「いいですねソレ!」
渡す筈だったプレゼントは後日に渡そうとも考えたが、俺のプレゼントがなかった時にローズが悲しむと思い、プレゼント置き場に置いた。
「直接渡したかったが仕方ない。」
後日用のプレゼントを別に用意するとしよう。
さぁ、何がいいか・・・。
今日の分も、後日の分のプレゼントも、ローズは気に入ってくれるだろうか。
「今日は最高の日になると思っていたのだがな・・・いや、ローズに最高の日だと思わせたかったのだが、人生上手くいかないな。」
ふと、あのメイドに言われた言葉を思い出した。
『やり直した世界でローズ様が以前と違っても?アンタを好きじゃ無くなってもか?』
神は俺の罪を解っているのだろう。
だから同じ時だとしても、そう簡単に俺を幸せにしないようにしているのかもしれない。
「ローズが1回目と違うとしても、俺はどんなローズでも愛するがな。」
ローズが叫び声を上げてパーティー会場を走って出て行った。
皆んな何があったのかと場は騒然した。
只事ではないローズの様子に、俺はローズが心配になった。
真紅の薔薇の妖精のような可愛らしい子どものローズは、抱きしめてそのまま持ち帰りたくなる程に可愛かった。
俺の目に狂いはなく、ローズにピッタリのプレゼントを選べたと思い、小さい箱に入ったプレゼントをローズに差し出した。
だけどローズは俺のプレゼントを受け取る寸前に動きが止まり、数秒固まった後に顔色を悪くして頭を抱えて叫び出した。
叫び出し走り出したローズはそのまま会場を出ていき、俺は唖然とした。
「どうしたんだ?1回目と違うぞ?」
俺がローズを誰よりも愛してるという事も1回目と違うが、1回目のローズは私に嬉しそうに好意的に接してきたので、2回目も同じようなローズの態度を期待していたのだが・・・。
思った様な出会いではなくて俺はショックを受けた。
思えばローズは最初から様子が変だったかもしれない。
俺との初対面で緊張のせいかもしれないが、そわそわと落ち着きがなかった気がする。
緊張しているというよりかは、何かを怖がっていたような・・・。
「皆様、娘がご迷惑をおかけしてすみません。」
ローズの父上殿がざわついた場を収めようと声を上げる。
彼は将来、仕事のできない女狐に代わって当主代理を務める有能な男だ。
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むしろローズの父上なので仲良くしたい。
「ご存知の方もいらっしゃると思いますが、娘は1週間前まで高熱により死の淵を彷徨っていたました。ですので、まだ病み上がりで彼女らしくない以前とは違う行動を取ってしまうのです。病み上がりのローズはとても敏感で、誰もが気にしない様なとても小さな虫に対しても悲鳴をあげてしまうのです。」
「(小さな虫?俺の近くにでも飛んでいたのか?)」
俺にはよく分からないが、病み上がりで敏感になっていたからだと聞いて納得した。
それに貴族のお嬢様なら虫に怯えてもおかしくはない。
ただあの叫び方とあの様子には多少のショックを受けたが・・・。
「という事でお騒がせ致しました。引き続きパーティーをお楽しみください。」
ローズの父上殿の言葉で、皆は再びパーティーの続きを再開した。
それから父上殿はゆっくり俺に向かって歩いてきた。
「申し訳ありません殿下。ローズがお騒がせしました。」
「謝る必要はない。虫が原因なのもあるかもしれないが、僕が彼女を驚かす様なら事を初めに言ってしまったのだ。」
父上殿の眉がピクリと反応した。
良いとは言えない反応だったので、俺は誤解をされると思い慌てて弁明をした。
「決して悲しませるような事を言ったのではなく、口説くような事を言って驚かせてしまったのだ!早計だった!申し訳ない!」
「口説いた?」
父上殿は少し驚く様な顔をしていた。
「そうだ!初対面であまりの可愛さに先走ってしまった。申し訳ない。」
俺が父親の立場でローズに似た可愛い我が子がいたら、子どもであろうと近づいてくる男にいい気はしないだろう。
「いいえ、私が気になったのは・・・てっきり殿下はアイリスの方を気にいると思っていましたので。」
「は?」
アイリス。
俺を利用した憎き奴等の1人。
子ども時代の俺の大きな過ちの一つ。
醜い醜い女狐。
お前もいつか奴等と同じ地獄に・・・。
「ローズの父上殿・・・何を思ってそう言ったのか分かりませんが、ローズはアイリスと比べものにならないくらい美しくて可愛いくて素晴らしい人だ。」
崩れそうになる笑顔を無理矢理保つ。
「・・・そうですか。娘をそこまで想ってくださるなんて思いもよりませんでした。」
「この世の誰よりも幸せにさせてみせます。」
「それは・・・喜ばしいことです。娘をよろしくお願いします。」
父上殿が頭を下げた。
俺は愛想の良い笑顔でその場を失礼した。
そして俺は挨拶をしてくる貴族達に軽い挨拶で流し出来るだけ避けながら、壁に立っている護衛のカイルの側に行き一息をついた。
「殿下ァ!!その手はどうしたのですか!!?」
プレゼントを持っていない方の右手から血が垂れていた。
「ああ、ちょっとな。」
アイリスの名を聞いて、無意識に怒りで握った右手に爪がめり込んで血が出てしまったようだ。
私は真紅のハンカチを手に巻いてポケットに入れた。
「僕が自分でやった事だ。焦らなくて良い。」
「い、いえ!この家の者にケガの手当てをーー」
「良い!騒ぎになる!」
「分かりました・・・。」
俺が強く言えばカイルはしぶしぶ引き下がった。
「それにしてもボアルネ嬢は戻ってきませんね。尋常じゃない叫び声でしたが大丈夫でしょうか?」
「心配だな・・・。プレゼントもまだ渡せていないし探しに行きたいが、すれ違いになっても困るからな。早くローズに戻ってきて欲しいよ。」
右手をポケットに左手にプレゼントを持ってローズを待っていたのだが、ファーストダンスの曲が流れてもローズは会場に戻ってこなかった。
「殿下!」
聞いた事のある忌々しい声に振り向くと、予想通り女狐がいた。
憎しみが顔に出そうになったが、俺の印象を悪くしてローズとの婚約に影響が出ては困るので上辺だけの笑みを作る。
「わたくしローズお姉様の妹のアイリス・ボアルネと申します!」
子どもの頃から媚を売るのに慣れた表情に、ポケットに入れている右手の拳を女狐の顔面にお見舞いしたくなったが耐えた。
「はじめまして、愛しいローズの妹君。どのような用件で?用件がないようなら失礼させていただくが。」
俺の反応が思ったのと違ったのか、女狐は困惑の色を見せる。
女狐と会話をしている所を見られて、ローズに誤解されたり悲しい顔をさせたくないから、早く女狐に消えてもらいたいのだが。
「え、えっと、お母様が、お姉様の代わりに殿下の相手になって一緒に踊りなさいって。せっかくいらっしゃった殿下に申し訳ないからって。」
ダリア・ボアルネ。
前当主が死んで公爵の地位を引き継いでたった数年で女狐に当主の座を譲り、自分はさっさと女狐の父親の汚い愛人と隠居した女。
自身と瓜二つの娘を見捨てた女。
姉の婚約者に2回目の人生も相変わらず媚び売る女狐にも嫌悪感がするが。
その時にその場にいなかったからという理由で、ローズの妹とローズの婚約者がファーストダンスを踊らせるなんて、ローズの母親だというのに噂通りの性格の悪さで不快に感じた。
それは婚約者のローズを傷付ける行為だ。
俺はローズとのファーストダンスをするまでは誰とも踊るつもりもない。
絶対に。
「悪いが僕は婚約者のローズ以外と踊る気はないよ。ファーストダンスはローズと絶対に決めているんだ。ファーストだけではなくセカンドもサードも。それ以降のダンスも全部だ。母君にそう伝えるといい、僕は婚約者以外と踊る気はないと。」
「でも、お母様に怒られちゃう・・・。」
「知らないよ。そんなに踊りたいならカイルを貸してあげよう。」
「じ、自分ですか!?」
俺がカイルを勧めたことに困惑した女狐は、逃げるように母親の元へと行った。
「ローズ以外の女は俺に近づくな。」
「(あんな美少女に全くなびかないとは殿下は女嫌いなのだろうか?いや、婚約者のボアルネ嬢は好きだからなぁ?)」
ダンスの曲が何曲も流れ、なかなか戻ってこないローズに、今日はローズはそのまま会場に戻ってこないような気がした。
「カイル、帰るぞ。」
「えぇ!?殿下は今日の主役の1人ではありませんか!」
「もう1人の主役がいなくても進むパーティーなら俺がいなくても同じだ。それにパーティーなぞどうせコネクション作りが目当てだ。パーティーの目的なんてとっくに忘れている。」
「そんな事はないと思いますが・・・。」
「帰るぞ。そして後日にローズを城に呼んで2人だけで盛大なパーティーをやるのだ。」
「いいですねソレ!」
渡す筈だったプレゼントは後日に渡そうとも考えたが、俺のプレゼントがなかった時にローズが悲しむと思い、プレゼント置き場に置いた。
「直接渡したかったが仕方ない。」
後日用のプレゼントを別に用意するとしよう。
さぁ、何がいいか・・・。
今日の分も、後日の分のプレゼントも、ローズは気に入ってくれるだろうか。
「今日は最高の日になると思っていたのだがな・・・いや、ローズに最高の日だと思わせたかったのだが、人生上手くいかないな。」
ふと、あのメイドに言われた言葉を思い出した。
『やり直した世界でローズ様が以前と違っても?アンタを好きじゃ無くなってもか?』
神は俺の罪を解っているのだろう。
だから同じ時だとしても、そう簡単に俺を幸せにしないようにしているのかもしれない。
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