射れ変わりの法則

金棒ぬめぬめ

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第1章:夏休み

第17話 女子の賢者タイム。

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 階下へ降りていくと、ダイニングには誰もいなかった。家鍵を文鎮ぶんちんのようにせた、一枚の紙がテーブルの上に置かれている。そこに書かれた文言もんごんを見て、俺は赤面をとおしてあきれてしまった。


「ご飯は冷蔵庫にあるものを温めてください。夏休みだからといって、いつまでも寝ているのはよくないからね。あと、パジャマは着て寝なさい」


 いつまでも寝ているのはよくないからって、起こしにきたところ娘の裸体を見てしまったっていうのだろう。そのあとのドギマギした様子が、兄弟だからか容易に想像できる。言いづらいことを、置き手紙に書いたようだ。言いづらいんだったら、無理に言う必要なんてないし。


 俺はめ息をらす。無防備に眠ってしまった俺も悪いが。娘とはいえ、女の子の裸を見やがって。こんなラッキースケベに遭遇するなんて、娘持ちは役得やくとくだな。しかし、アイツ……デリカシーないんじゃないか? こんなこと、好きにさせてやれよ。わざわざ手紙に残してはずかしめることもないじゃないか。


 なんだかムシャクシャする。俺は時計を確認し、それから冷蔵庫の中身を見た。昼食(朝食?)をる前に……とりあえずオナるか。


 羞恥心しゅうちしんとも憤怒ふんぬとも判別できぬ感情を払拭ふっしょくするため、自室へ戻った俺は指をクリトリスへわせ、再びオナニーにふけることとなった。これが一番、ストレスにいいという名目をかかげて。


 その夜。帰ってきた兄貴が「まさか。アイツの前でも、あんな……格好で寝てたんじゃないよな?」と、質問してきた。いったい、なんの心配をしているのか。芽衣めいは、そんな破廉恥はれんちな子じゃない。数日間、夜をともにした俺が言うんだから間違いない。


 お風呂に入っていた間もいじり倒していたが、芽衣の部屋へ戻った俺は、寝落ちするまでの間もオナニーを繰り返した。やばいとわかっていても、今日の分の日記さえ手つかずのまま、手淫三昧しゅいんざんまいふけっていた。


 そして、気づいたことがある。芽衣のアソコは、濡れやすかった。そして、感度もいい。自分で弄ったことはあるのだろうか。怖くてできなかったが、もしかしたら、入れても大丈夫かも……俺はそう思って、何か使えないかと思い、ランドセルの中をまさぐった。


 リコーダーは、まだハードルが高い。まずは細いやつから。鉛筆くらいが丁度いいんじゃないかと思い、筆箱から取り出した。ぺたんと地べたに座り込んだ俺はまたを開き、その棒切れを徐々にアソコへ挿入していく。緊張からか、アソコがガチガチに閉まっていたにも関わらず、ほとんど痛みもなく、すんなりと入っていった。


 これで確信した。芽衣はオナニーしたことがある。そうでなければ、こんなに開発されているわけがない。俺はそのまま上下に動かし続け、何十回目かの絶頂を迎えた。性欲が男のまま、女子の身体に入ってしまうと、いつまで経っても賢者タイムが来ずに、歯止めが利かなくなるらしい。


 次に目を覚ましたとき、カーテンの隙間すきまから差し込む陽光で、朝になったことを知った。階下からテレビの音が聞こえる。今日は大惨事になることなく、兄貴が起こしに来る前に起きれただろう。ずれ落ちそうなパンツを穿きなおそうとして、なんだか濡れているような気がした。


 別のパンツへ穿き替えるついでにパジャマを脱ぎ、クローゼットの中から適当に選んだ服を着る。階段を下り、昨日きのうの夜、お風呂に入ったときに替えたばかりのショーツを洗濯かごの中へ放り投げ、そのまま兄貴がいるであろうリビングへと向かった。


「おはよう。今日は早かったな」


 ニュースを見ながら、優雅にもコーヒーをすすっている。くそ、格の違いを見せつけやがって。


 アナウンサーの声が耳へ届く。「……相次あいついいで発見されている動物の遺体ですが、検査の結果、複数か所に刺し傷のようなものが見られ、刃物のようなもので故意に刺した疑いがあるとして、警察が本格的に捜査を……」


 兄貴がぼそりとつぶやいた。「これ怖いな。見つかったの、割と近所らしいぞ。こういう人間っていうのは、そのうち人間に対してもヤルようだし、芽衣も気をつけてな」


「ふぁ~~い」


 俺は適当に返事をし、それから朝食を済ませる。午前九時頃には、兄貴に連れられて、俺の暮らすアパートへ戻ってきた。事前に連絡を入れていたらしいので、俺(中身は芽衣)がこころよく出迎えてくれる。ドアを開けた瞬間、キッチンから何かが煮え立つ音と、食欲をそそるこうばしい香りが漂ってきた。


 エプロンこそつけてはいないが、新妻よろしく満面の笑みでドアを開けたことによって、芽衣(中身は俺)の横で棒立ちになる兄貴が眉間にしわを寄せる。「お前、自炊なんかしてたっけ?」


 明らかに、目の前の男の目が泳いでいる。「け、健康志向だよ? 悪い?」


「いや。別にいいけど」


「……そ、それより。離婚って、どうなったの?」


 俺ならいちいちかないことだが、俺の身体にいる芽衣はそう質問する。芽衣は子供心に、離婚調停のことが気になっていたようだ。娘のことを気にしてか、俺のほうを一瞥いちべつする。「芽衣。叔父おじさんと大事な話があるから、下で待ってなさい」


「えっいや、ここにいてもいいよ」


 芽衣に対して、兄貴として注意する。「なんでお前が言うんだよ」


 すかさず俺は、二人ふたりの間へ割って入った。「立ち話もなんだから……」


 家主の許可も取らずに、ずかずかと踏み込む俺に対し、兄貴は親としての注意をする。「そしてお前は、なんで自分みたいに言ってんだ」


 俺は芽衣の脇をすり抜け、二日ぶりの帰宅を果たす。その後ろから芽衣に促される形で、兄貴も部屋の中へ入ってきた。
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