2 / 2
下
しおりを挟む
私は幼い時に学んだ事があるの
嘘を付く事
嘘を付く事はダメ?どうして?
嘘も方便と言うし.......嘘は人を幸せに出来るのよ?
私が嘘を付く事でみんな笑顔になってくれたわ!
正直に物事を言ったら傷つく人も居るし、お世辞でも喜ぶ人は居る
嘘を付くなんて酷い人?正論や正直に物事を言う人の方が酷いと思うけど......だって、現実を突きつけるのよ。
嘘と言っても些細な事しか言わないわ。
嘘がバレたらどうするのか?
バレる嘘は付かないけど......
嘘を付いても気付かない人を選ぶし、嘘の中にホントの事を入れてるわ。
あぁ、相手の知らない世界なら嘘を付きまくるけどね
貴方は知ってる?ある独裁者.......えぇ、独裁者と言えばすぐ思い付くはずよ。
その人の有名な言葉に『嘘をつくなら、小さな嘘ではなく大きな嘘を付け』と言っているわ
それに人は無意識に嘘を付いているの、話の10%は嘘と言われているしね。
だからアンデス様に嘘を付いた。
嘘の話なのにアンデス様はよく聞いてくれた。
私の話が面白いらしい。アンデス様は私の話を聞きたいからと頻繁に会いに来てくれた
そうなると嘘を付く回数が増える
嘘を見破れて居ないかと思い、【嘘を見破る方法!】と言う本を読んだ
・嘘を付いている人は上の方を見ているか
・声がいつもよりも大きくなっていると少し怪しい
などなどが有名だろう
私は嘘を付く時は相手の目を見て話している。だって、嘘だけど付きすぎてホントの事みたいに言ってしまうから。
声は変わらない。だって、慣れているもの
この【嘘を見破る方法!】は本当の嘘は無破れないのだろう。
私と姉は幼い時に母に言われた事があって
「貴女達ははとっても可愛いし、私達の子ならご機嫌取りも上手でしょうから....将来有望ね」
"ご機嫌取り"
私の家は中流階級の家だったが、交流関係は上流階級の貴族とばかりしていた。
理由は簡単。母も父も身分の上の人に取り入るのが上手かったから。
外の母は守りたくなるような危なっかしい人を演じていた。
外の父はとても愉快で場の空気を盛り上げるのが上手かった。
その結果、母は上流階級の貴婦人達から可愛がられていた
父はパーティやサロンに引っ張りだこで色んな人と交流関係があった。
しかし、家に帰ると
母は田舎貴族だった事もあって、乗馬も狩りもお得意なとっても逞しい人だった。
父は物静かで本をよく読んでいた。
どうして外と家でこんなにも違うのか気になって聞くと
「お母様とお父様は、どうして外と家では全然違うのですか?」
「それは家での性格だと外では生きていけないからなのよ」
生きていけない。それを聞いて私は怖くなった。
そんな家庭で育って行った私は6歳ぐらいで初めてお母様に嘘をついた。
嘘は可愛らしい内容で、家庭教師に褒められたという内容だ。
そしてお母様は信じてくれた。多分、まだ6歳だった事も大きいだろうし、本気で言ってるように言ったからだろう。それに子供の言うことは信じてしまうのだろう。大人は
お母様はご褒美におやつを多くくれた。
そして私は学んでしまった。
嘘を付けばいい事が起きると.......
それからは何気ない会話でも嘘を付く様になった。
9歳ぐらいになって、昔ついた嘘を言われた事があった。
「貴女はこの単元で家庭教師に褒められたのでしょう?なら出来るわよね」
その時に思った。お母様は私に意地悪をしているのかと
それと嘘は覚えて置かないといけないのだと
そして、嘘を付くのを止めようと思った。何度も
しかし、自然と嘘を付くようになってしまっていた。
嘘を付くのが嫌なのに嘘を吐き続ける自分に嫌気がさした。
そんな時に姉に婚約者が出来た
姉の婚約者は誰から見てもいい婚約者だった。姉には不釣り合いなぐらいの。
「君は姉とは全然似ていないね。妹の君と婚約したかったなぁ」
そんな事を言われたら、私は彼を欲しいと思ってしまった。
それからは姉を貶し、私は姉の婚約者の両親に取り入った。
彼は私に入れ込む様になり、彼の両親は姉に辛く当たった。
まさか姉が聖女だとは思わないだろう。いつも大人しい姉が何時まで経っても帰ってこなかった。
姉は聖女だからと教会で暮らす様になっていた。
それからは不幸の連続で姉はチヤホヤされて、婚約者は姉に復縁を迫った。
私はストレス発散で家の金を浪費した。
それは結婚後も変わらず、気づいたら借金まで手をつけていた。
私は正直者はバカを見ると考えていたが、そんな事は無いのだなと思う。
姉は第一王子と結婚し、美男美女の子供と産みこの国は将来安泰だろう。
姉の幸せを妬みつつ、私は今日も定石を買い漁る。
嘘を付く事
嘘を付く事はダメ?どうして?
嘘も方便と言うし.......嘘は人を幸せに出来るのよ?
私が嘘を付く事でみんな笑顔になってくれたわ!
正直に物事を言ったら傷つく人も居るし、お世辞でも喜ぶ人は居る
嘘を付くなんて酷い人?正論や正直に物事を言う人の方が酷いと思うけど......だって、現実を突きつけるのよ。
嘘と言っても些細な事しか言わないわ。
嘘がバレたらどうするのか?
バレる嘘は付かないけど......
嘘を付いても気付かない人を選ぶし、嘘の中にホントの事を入れてるわ。
あぁ、相手の知らない世界なら嘘を付きまくるけどね
貴方は知ってる?ある独裁者.......えぇ、独裁者と言えばすぐ思い付くはずよ。
その人の有名な言葉に『嘘をつくなら、小さな嘘ではなく大きな嘘を付け』と言っているわ
それに人は無意識に嘘を付いているの、話の10%は嘘と言われているしね。
だからアンデス様に嘘を付いた。
嘘の話なのにアンデス様はよく聞いてくれた。
私の話が面白いらしい。アンデス様は私の話を聞きたいからと頻繁に会いに来てくれた
そうなると嘘を付く回数が増える
嘘を見破れて居ないかと思い、【嘘を見破る方法!】と言う本を読んだ
・嘘を付いている人は上の方を見ているか
・声がいつもよりも大きくなっていると少し怪しい
などなどが有名だろう
私は嘘を付く時は相手の目を見て話している。だって、嘘だけど付きすぎてホントの事みたいに言ってしまうから。
声は変わらない。だって、慣れているもの
この【嘘を見破る方法!】は本当の嘘は無破れないのだろう。
私と姉は幼い時に母に言われた事があって
「貴女達ははとっても可愛いし、私達の子ならご機嫌取りも上手でしょうから....将来有望ね」
"ご機嫌取り"
私の家は中流階級の家だったが、交流関係は上流階級の貴族とばかりしていた。
理由は簡単。母も父も身分の上の人に取り入るのが上手かったから。
外の母は守りたくなるような危なっかしい人を演じていた。
外の父はとても愉快で場の空気を盛り上げるのが上手かった。
その結果、母は上流階級の貴婦人達から可愛がられていた
父はパーティやサロンに引っ張りだこで色んな人と交流関係があった。
しかし、家に帰ると
母は田舎貴族だった事もあって、乗馬も狩りもお得意なとっても逞しい人だった。
父は物静かで本をよく読んでいた。
どうして外と家でこんなにも違うのか気になって聞くと
「お母様とお父様は、どうして外と家では全然違うのですか?」
「それは家での性格だと外では生きていけないからなのよ」
生きていけない。それを聞いて私は怖くなった。
そんな家庭で育って行った私は6歳ぐらいで初めてお母様に嘘をついた。
嘘は可愛らしい内容で、家庭教師に褒められたという内容だ。
そしてお母様は信じてくれた。多分、まだ6歳だった事も大きいだろうし、本気で言ってるように言ったからだろう。それに子供の言うことは信じてしまうのだろう。大人は
お母様はご褒美におやつを多くくれた。
そして私は学んでしまった。
嘘を付けばいい事が起きると.......
それからは何気ない会話でも嘘を付く様になった。
9歳ぐらいになって、昔ついた嘘を言われた事があった。
「貴女はこの単元で家庭教師に褒められたのでしょう?なら出来るわよね」
その時に思った。お母様は私に意地悪をしているのかと
それと嘘は覚えて置かないといけないのだと
そして、嘘を付くのを止めようと思った。何度も
しかし、自然と嘘を付くようになってしまっていた。
嘘を付くのが嫌なのに嘘を吐き続ける自分に嫌気がさした。
そんな時に姉に婚約者が出来た
姉の婚約者は誰から見てもいい婚約者だった。姉には不釣り合いなぐらいの。
「君は姉とは全然似ていないね。妹の君と婚約したかったなぁ」
そんな事を言われたら、私は彼を欲しいと思ってしまった。
それからは姉を貶し、私は姉の婚約者の両親に取り入った。
彼は私に入れ込む様になり、彼の両親は姉に辛く当たった。
まさか姉が聖女だとは思わないだろう。いつも大人しい姉が何時まで経っても帰ってこなかった。
姉は聖女だからと教会で暮らす様になっていた。
それからは不幸の連続で姉はチヤホヤされて、婚約者は姉に復縁を迫った。
私はストレス発散で家の金を浪費した。
それは結婚後も変わらず、気づいたら借金まで手をつけていた。
私は正直者はバカを見ると考えていたが、そんな事は無いのだなと思う。
姉は第一王子と結婚し、美男美女の子供と産みこの国は将来安泰だろう。
姉の幸せを妬みつつ、私は今日も定石を買い漁る。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
28
この作品の感想を投稿する
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる