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私に婚約者が出来た。名前はアンデスと言う人で私には勿体ない人だった。
そんなアンデス様に恋をした。
好きな人にはいい所を見て欲しいと思うのは自然だろう。
しかし、私にはいい所など無かった。妹の方がなんでも優秀だったからだ。
そして次第に彼は妹の方に行ってしまった。
「どうして僕は君と婚約したんだろう。優秀な妹のエレナと婚約したかったよ」
私がお茶会で失態を犯した時に周りに人が沢山居たにも関わらず、彼は私に言ってきた。
ショックで口を噤んでいると畳み掛けるように婚約破棄を言い渡された。
両親は心底私に失望し、妹をより可愛がるようになった。そして妹とアンデスは新たに婚約した。
しかし私には誰にも言っていない切り札があった。
私は聖女であった。神の声が聞こえたのだ。
「貴方様が新たな聖女様です!!」
国民も貴族も王族も私が聖女になるのを祝福してくれた。
「エリナとは別れる。だからもう一度君とやり直したい」
私が聖女と知った途端に彼は復縁を迫られた。
「私、悪魔に惑わされる人とは関わりたくありませんの」
妹は悪魔に取り憑かれていると思う。あの子には虚言癖があり、それで両親や使用人やアンデスを惑わしていた。
「それは彼女に騙されていたんだ!目が覚めたよ!」
何が騙されただ。自分から誘っていたではないか。
「それに私、王族の方と婚約が控えてますので結構ですわ」
驚いた表情をしたと思ったら、逆上し暴れだしたが私は聖女なので彼のような邪悪な心を持っている人は指1本触れることは出来ない。
周囲に居た騎士達が彼を捕らえ二度と会うことはなかった。
アンデスと妹は結婚したが、妹の浪費癖でお金が回らないらしい。
援助するように頼まれたが、私の知ったことではない。
私は第一王子との結婚で忙しいのだから。
そんなアンデス様に恋をした。
好きな人にはいい所を見て欲しいと思うのは自然だろう。
しかし、私にはいい所など無かった。妹の方がなんでも優秀だったからだ。
そして次第に彼は妹の方に行ってしまった。
「どうして僕は君と婚約したんだろう。優秀な妹のエレナと婚約したかったよ」
私がお茶会で失態を犯した時に周りに人が沢山居たにも関わらず、彼は私に言ってきた。
ショックで口を噤んでいると畳み掛けるように婚約破棄を言い渡された。
両親は心底私に失望し、妹をより可愛がるようになった。そして妹とアンデスは新たに婚約した。
しかし私には誰にも言っていない切り札があった。
私は聖女であった。神の声が聞こえたのだ。
「貴方様が新たな聖女様です!!」
国民も貴族も王族も私が聖女になるのを祝福してくれた。
「エリナとは別れる。だからもう一度君とやり直したい」
私が聖女と知った途端に彼は復縁を迫られた。
「私、悪魔に惑わされる人とは関わりたくありませんの」
妹は悪魔に取り憑かれていると思う。あの子には虚言癖があり、それで両親や使用人やアンデスを惑わしていた。
「それは彼女に騙されていたんだ!目が覚めたよ!」
何が騙されただ。自分から誘っていたではないか。
「それに私、王族の方と婚約が控えてますので結構ですわ」
驚いた表情をしたと思ったら、逆上し暴れだしたが私は聖女なので彼のような邪悪な心を持っている人は指1本触れることは出来ない。
周囲に居た騎士達が彼を捕らえ二度と会うことはなかった。
アンデスと妹は結婚したが、妹の浪費癖でお金が回らないらしい。
援助するように頼まれたが、私の知ったことではない。
私は第一王子との結婚で忙しいのだから。
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