婚約破棄を言い渡された側なのに、俺たち...やり直せないか...だと?やり直せません。残念でした〜

神々廻

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 初恋は実らないと聞きましたが

「婚約破棄させて貰う」

大好きな婚約者からそんな事を言われた私

「どうして?私の何処がダメなの?」

私は社交界からは淑女で理想な女性と言われていたのに...?

「お前ばかり出来過ぎなんだよ!」

出来過ぎ?それは貴方に好きになって欲しいからだよ?

「それは貴方の隣に堂々と立ちたいから努力しているのよ!」

貴方の為に血のにじむ努力を重ねて来た

「お前のせいで俺は何と言われていると思う!?美女と野獣だとよ!」

確かに、貴方は美青年では無いけど....野獣では無いけどなぁ?

「美女と野獣なら、最後には野獣が王子様になるじゃん!!」


「もう....婚約破棄してくれ....お願いだ...俺はお前がいる限り、幸せになんか...なれない」


そして、私と婚約者は婚約破棄をした

どうしてこうなったのだろう?

よく聞く...."初恋は実らない"が本当だとは思わなかった



私と彼が初めて出会ったのは私が彼の家に行った時だ

私の家と彼の家は仲が良く、頻繁に行き来していた。

婚約は両親が望んだ事だったが、私は彼の事が好きだったので親にお願いしていた

そして婚約者同士になった

私は舞い上がっていた


しかし、私は貴族の子供達のお茶会で言われてしまった。


『何で.....貴女がルブリス様と婚約してるの?』

『ルブリス様は剣術がとってもお上手だけど....貴女は何か得意なものがあるのですか?』

要するにお前は婚約者に相応しくない.....そう言われた。

だけど、実際そうで.....小さい頃の私は愛想も良くないし、話も上手くない、見た目も良くない。

令嬢達も言いたくなるわな.....って感じの子供だった。

そして、私は血のにじむような努力をした

数年後には完璧な令嬢と言われるようになった。

"この国1番"と言う言葉を目指していた

剣術、体術、乗馬、座学、話術.......

ドレスも興味なかったが、オシャレな物を着るようになった。

そして、私が社交界で着てったドレスは翌日にはこぞって同年代の令嬢達は欲しがった。

昔、私に相応しくないと言っていた令嬢達も同様だった。


大人達は皆、
『あの令嬢を見習え』
と言うようになった

私は彼に相応しくなったと思っていたし、自惚れているとは思うが....婚約者が優秀で嬉しい...と思ってくれている.....そう思っていた。


しかし....現実は婚約破棄を言い渡される始末


初恋は実らないと言うが、間違った努力をしてしまうからかな?と思った
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