7 / 15
7
しおりを挟む
2番目に会ったのは数年前に起きた戦争で1番首を取って、無傷で帰ってきた公爵
「初めまして姫君、私はヴィニー・スチュワートと申します」
「初めまして...........ふっふ」
思わず笑ってしまった。だって、1番最初の婚約者そっくりの自己紹介だったから
「何か可笑しかったですか....!?....台本用意してたのに.....」
戦地では悪魔だの言われていた方が私の様な小娘に慌てている姿も重なり、私は爆笑してしまった。今思うと黒歴史。
「いぇっ、前の婚約者に似ていたものでっ........ッハハ」
深窓の姫だの噂されているが、実際はこんな笑い方をよくしていた。
「し.....失礼しました。つい、品に欠ける行動を........」
「いえ、こちらこそすみません.....。何せ、初めて女性と1体1で話すもので.....」
もしかしたら..........あの時、あの人も緊張していて居たのかしら.........?
今となっては分からないけれど.........
「そうなんですか.....」
私は公爵について知っている事と言えば、女嫌い、戦地の悪魔しか知らなかったのだが、実際に会ってみるとイメージとは掛け離れた方で面白かった。
そしてこの方は話がとってもお上手で
「私が戦地から戻った時に陛下から、『褒美を使わそう、何なりと申せ』と言われたので私が姫君の名前を出すと、『エ........エリをか!?確かにお前は強いが.........嫌..でもな.....』とお悩みに成られていました。しかし急に、『お前を姫の婚約者候補に入れて置く、姫がお前を気に入ったら認めるが娘はやりたくない!!』と言われましたねぇ」
お父様が強引に婚約者候補の方々と合わせてきたのはこれが理由か
「姫君......実はですね。私が戦地に行った理由は姫君を貰う資格が欲しかったからなんです」
「姫様~~!お時間ですっ!!」
メイドが遠くから叫んでいる
「姫君、これだけは覚えておいて下さい。私は他の奴よりも姫君に命を掛けることが出来ます。それでは良いお返事お待ちしております」
最初のたどたどしいのは何処へやら...........でも、1番響いた
「初めまして姫君、私はヴィニー・スチュワートと申します」
「初めまして...........ふっふ」
思わず笑ってしまった。だって、1番最初の婚約者そっくりの自己紹介だったから
「何か可笑しかったですか....!?....台本用意してたのに.....」
戦地では悪魔だの言われていた方が私の様な小娘に慌てている姿も重なり、私は爆笑してしまった。今思うと黒歴史。
「いぇっ、前の婚約者に似ていたものでっ........ッハハ」
深窓の姫だの噂されているが、実際はこんな笑い方をよくしていた。
「し.....失礼しました。つい、品に欠ける行動を........」
「いえ、こちらこそすみません.....。何せ、初めて女性と1体1で話すもので.....」
もしかしたら..........あの時、あの人も緊張していて居たのかしら.........?
今となっては分からないけれど.........
「そうなんですか.....」
私は公爵について知っている事と言えば、女嫌い、戦地の悪魔しか知らなかったのだが、実際に会ってみるとイメージとは掛け離れた方で面白かった。
そしてこの方は話がとってもお上手で
「私が戦地から戻った時に陛下から、『褒美を使わそう、何なりと申せ』と言われたので私が姫君の名前を出すと、『エ........エリをか!?確かにお前は強いが.........嫌..でもな.....』とお悩みに成られていました。しかし急に、『お前を姫の婚約者候補に入れて置く、姫がお前を気に入ったら認めるが娘はやりたくない!!』と言われましたねぇ」
お父様が強引に婚約者候補の方々と合わせてきたのはこれが理由か
「姫君......実はですね。私が戦地に行った理由は姫君を貰う資格が欲しかったからなんです」
「姫様~~!お時間ですっ!!」
メイドが遠くから叫んでいる
「姫君、これだけは覚えておいて下さい。私は他の奴よりも姫君に命を掛けることが出来ます。それでは良いお返事お待ちしております」
最初のたどたどしいのは何処へやら...........でも、1番響いた
45
あなたにおすすめの小説
私の妹…ではなく弟がいいんですか?!
しがついつか
恋愛
スアマシティで一番の大富豪であるマックス・ローズクラウンには娘が2人と息子が1人いる。
長女のラランナ・ローズクラウンは、ある日婚約者のロミオ・シーサイドから婚約解消についての相談を受けた。
失礼な人のことはさすがに許せません
四季
恋愛
「パッとしないなぁ、ははは」
それが、初めて会った時に婚約者が発した言葉。
ただ、婚約者アルタイルの失礼な発言はそれだけでは終わらず、まだまだ続いていって……。
【完結】義妹と婚約者どちらを取るのですか?
里音
恋愛
私はどこにでもいる中堅の伯爵令嬢アリシア・モンマルタン。どこにでもあるような隣の領地の同じく伯爵家、といってもうちよりも少し格が上のトリスタン・ドクトールと幼い頃に婚約していた。
ドクトール伯爵は2年前に奥様を亡くし、連れ子と共に後妻がいる。
その連れ子はトリスタンの1つ下になるアマンダ。
トリスタンはなかなかの美貌でアマンダはトリスタンに執着している。そしてそれを隠そうともしない。
学園に入り1年は何も問題がなかったが、今年アマンダが学園に入学してきて事態は一変した。
とある令嬢の優雅な別れ方 〜婚約破棄されたので、笑顔で地獄へお送りいたします〜
入多麗夜
恋愛
【完結まで執筆済!】
社交界を賑わせた婚約披露の茶会。
令嬢セリーヌ・リュミエールは、婚約者から突きつけられる。
「真実の愛を見つけたんだ」
それは、信じた誠実も、築いてきた未来も踏みにじる裏切りだった。だが、彼女は微笑んだ。
愛よりも冷たく、そして美しく。
笑顔で地獄へお送りいたします――
愚か者の話をしよう
鈴宮(すずみや)
恋愛
シェイマスは、婚約者であるエーファを心から愛している。けれど、控えめな性格のエーファは、聖女ミランダがシェイマスにちょっかいを掛けても、穏やかに微笑むばかり。
そんな彼女の反応に物足りなさを感じつつも、シェイマスはエーファとの幸せな未来を夢見ていた。
けれどある日、シェイマスは父親である国王から「エーファとの婚約は破棄する」と告げられて――――?
婚約破棄、ありがとうございます
奈井
恋愛
小さい頃に婚約して10年がたち私たちはお互い16歳。来年、結婚する為の準備が着々と進む中、婚約破棄を言い渡されました。でも、私は安堵しております。嘘を突き通すのは辛いから。傷物になってしまったので、誰も寄って来ない事をこれ幸いに一生1人で、幼い恋心と一緒に過ごしてまいります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる