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【こぼれ話】それぞれの、あんなこと、こんなこと
16.【宇山・社会人五年目/春】answer 愛の言霊 ④
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井田が「どうにでもなる」って言うと、本当に大丈夫な気がしてくるから不思議だよね。
俺も自分の欲求にはかなり忠実に気楽に生きてるつもりだけど、井田とのことだけには臆病になってたみたいだ。二人のことなんだから、一人で決めつけずにもっと早く相談すればよかった。何を悩んでるのか正直に話せばよかった。
──大丈夫。三年なんてきっとすぐに過ぎる。寂しくないって言ったら嘘になるけど、今まで井田を待たせた時間に比べたら、こんなの短すぎるくらいだし。
「井田……、ありがとう。ずっと好きでいてくれて」
なんだか照れくさくて、まだ顔が上げられない。
井田の肩に伏せたままお礼を言うと、熱くなった耳たぶに井田の唇がそっと押し当てられた。次は頬に、目尻に。くすぐったくて少し身体を引くと、すかさず唇に。そのまま反応を確かめるようについばんで、俺が応えるとそれは少しずつ深くなった。
「ん……っ、は、ぁ」
腰に力が入らなくなって、抱き寄せられたままキスをしながらベッドの端に並んで座る。そのまま後ろに倒れ込むと、井田が覆いかぶさりながらキスの合間に小さく「好き」とささやいた。
いつもの「好き」よりもずっと胸の奥に響いて、なんだか身体中がむずむずする。幸せで、気持ちよくて。だけど切なくて。もっと深くまでくっついて離れたくない。
それなのに、途中まで外しかけたままだった俺のシャツのボタンを、なぜか井田がキスをしながら留めていく。どうしたんだろって思いながらも、なんだかぼうっとして頭が働かない。
やばい。久しぶりに井田とHしたいのに、こんな状況でも安心したら少し眠くなってきた。
「ん、なあ宇山。今日このまま泊まってっていい?」
「んぅ? いいけど……、もう引き継ぎとか終わったってこと? いつまで日本にいられんの?」
「……え、待って待って。有川に聞いたのってどこまで?」
俺の頭の横に腕を突っ張って、井田が愕然とした顔で俺を見下ろした。何を驚いてるのか分からない。それよりも、急に離れた井田の温度が寂しい。井田の腕に手を絡めながら、ぼんやりと見上げる。
「ん。タイに転勤するからその準備とかで忙しい、って」
「あー……、わり。何かおかしいとは思ったんだよ。待つって、それでかー」
「……何、まだ何か隠してんの?」
俺の左肩に、井田が軽く突っ伏して静かにうめいた。
見慣れないその様子に、消えたはずの不安がまた込み上げる。横から井田の頭を押しのけながら、もたもたとベッドに後ろ手をつこうとすると、それよりも早く起き上がった井田が、こっちに身体を向けたままベッドの端に座り直した。
「えっ、違う違う。心配かけてごめんな。そうじゃなくて、あの内示はすぐ断ったんだって。お前と三年も離れるとか絶対無理だし。そんで、別にクビになったりはしないんだけど、居心地悪いから転職すんの。今日、第一志望だったとこの内定出た」
「え……。ぅん……? はあっ!?」
ぼんやりしていた頭が一気に覚醒して飛び起きる。
いわく、その再来月からの勤務先もここから余裕の通勤圏内だ、とか。……ええ、何それ。軽くめまいがする。
周りにバレないように業務の合間に引継資料を作ったりしてて残業も多かったものの、忙しかったのは主に転職活動の方だったらしい。本当は俺と会う時間くらいはあったけど、会うと隠しきれる気がしなかったし、バレたら俺に転職を止められると思って自制してた、とか。ほんと何それ。
ちなみに、有川には最初から全部知らせてあって、もし俺が井田の浮気を疑ったりしたらうまくごまかすように頼んでたんだそうだ。
あー……、海外ってとこに俺が気付いたから……。本当だったら、異動って聞いても七瀬みたいに「あ、そうなんだ」くらいで済むはずだったのか。ごまかすどころか話がこじれて有川は相当慌てたんだろうな。あれ、多分本当のこと教えてくれようとしてたのに。ちゃんと最後まで聞けばよかった。七瀬にも謝んなきゃ。
考えることが多すぎて、入れ代わり立ち代わりいろんな想いが込み上げてくる。だけどどうしても喜びが勝って、ほっとして、怒ったふりもできない。
だって、井田が俺から離れようとしてるなんて全部俺の勘違いで、井田はどこにも行ったりしない。出世するよりも、俺と一緒にいたいって思ってくれた。
だらしなく緩みそうになる頬を、両手で伸ばして引きしめながら、身体を寄せて隣に座っている井田を見た。じわじわと頬が熱くなる。
「……つか、それ。俺責任取れないからね」
「あはは、まあ俺が勝手にやりたいようにやってるだけだし、お前は何も気にすんなって。あと、言っとくけど今より給料上がるから」
口では井田を責めるようなこと言って、内心では喜んでしまう。
そうじゃなくても、付き合ってもない時から四人のルールにかこつけて、井田がよそでHなんかしないように縛りつけたりして。
こんな性格悪い男が好きとか……。
「井田ってほんと馬鹿でしょ」
「それでも俺のこと好きなんだろ? 待つって言われたの、すげえ嬉しかった」
「……うん」
頭を井田の胸に抱き寄せられる。自然と下を向いた視線の先には、スウェットを押し上げてるちんこがあった。
「……井田、ちんこ勃ってる」
「あー、嬉しくて勃った。わり。ほっときゃ収まるから」
「なんで? H、しようよ」
少し緩んだ腕の中で見上げた俺の頭を、井田は困ったように笑いながら優しく撫でた。
「だってお前眠そうじゃん。それに、あんまりがっついてたら嫌じゃね?」
「んー、別に目は覚めたからいいんだけど。ていうか、がっついてない井田なんか井田じゃないじゃん」
「そっか」
「うん」
「じゃあ、する? 『第一回、初めて宇山から好きって言われました記念、兼、転職おめでとうH』しちゃう?」
ええー……。ほんとこいつ、よくそういう恥ずかしいタイトルとかさらっと出てくるよね。まあ、何だっていいんだけど。これ第二回とかあんのかな。
俺は井田の膝に両手をついて、もぞもぞと井田の腕から抜け出した。善は急げだ。
「……する。じゃあ、準備してくるから、今日は生でしてくれる?」
「え、何そのご褒美。転職祝い?」
「じゃなくてー。生が一番気持ちいいんですー。井田の生ちんこが一番好きなんですー」
「は、え、ちょ、それ初耳なんですけど!?」
「言ってないし」
「うわ、マジか。エッロ……」
目の前でシャツとスラックスを脱ぎながらさらさらと告白する俺に、珍しく顔を赤くしてうろたえてる井田に笑ってしまう。
最初から俺の前立腺を一発で探し当てたくらいだから、言わなくても井田は当然知ってると思ってた、なんて怠慢だよね。
当たり前なんて、どこにもない。
いつからか、井田が俺のそばにいるのを当たり前みたいに思ってた。だけど、俺たちが出会えたことも、うっかり4Pとかやっちゃうような性癖に目覚めたことも、お互いに恋愛感情で好きになったことも、本当はそのひとつひとつが全部奇跡で──。
「ん……っぁ、ぁ、気持ちい。井田、好き。……大好き」
「やっば……。幸せすぎてもうイきそう」
俺が思ったのと同じことを言って、井田が泣きそうな顔で笑う。
こんなに喜ぶなら、もっと早く言えばよかった。前からもっといっぱい好きって言っとけばよかった。
だけど井田は待っててくれたから。今からでもきっとまだ間に合うから。
だから、素直に何度でも井田に好きだって言おう。今まで言えなかった分も全部、何度でも、何度でも。
これから先も、どんなことが起きるかなんて分からない。どうにかなるって言ったって、つらいことや嫌なこともあるはずで。
だけどそんな時も、井田が隣にいてくれたら俺はきっと笑ってられるよね。だって、井田を好きでどうしようもないこの気持ちは、ずっとずっと変わらないから。
──それだけは、馬鹿な俺にも簡単に想像できた。
──────────────────
これにて完結です。
長いお話に最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
俺も自分の欲求にはかなり忠実に気楽に生きてるつもりだけど、井田とのことだけには臆病になってたみたいだ。二人のことなんだから、一人で決めつけずにもっと早く相談すればよかった。何を悩んでるのか正直に話せばよかった。
──大丈夫。三年なんてきっとすぐに過ぎる。寂しくないって言ったら嘘になるけど、今まで井田を待たせた時間に比べたら、こんなの短すぎるくらいだし。
「井田……、ありがとう。ずっと好きでいてくれて」
なんだか照れくさくて、まだ顔が上げられない。
井田の肩に伏せたままお礼を言うと、熱くなった耳たぶに井田の唇がそっと押し当てられた。次は頬に、目尻に。くすぐったくて少し身体を引くと、すかさず唇に。そのまま反応を確かめるようについばんで、俺が応えるとそれは少しずつ深くなった。
「ん……っ、は、ぁ」
腰に力が入らなくなって、抱き寄せられたままキスをしながらベッドの端に並んで座る。そのまま後ろに倒れ込むと、井田が覆いかぶさりながらキスの合間に小さく「好き」とささやいた。
いつもの「好き」よりもずっと胸の奥に響いて、なんだか身体中がむずむずする。幸せで、気持ちよくて。だけど切なくて。もっと深くまでくっついて離れたくない。
それなのに、途中まで外しかけたままだった俺のシャツのボタンを、なぜか井田がキスをしながら留めていく。どうしたんだろって思いながらも、なんだかぼうっとして頭が働かない。
やばい。久しぶりに井田とHしたいのに、こんな状況でも安心したら少し眠くなってきた。
「ん、なあ宇山。今日このまま泊まってっていい?」
「んぅ? いいけど……、もう引き継ぎとか終わったってこと? いつまで日本にいられんの?」
「……え、待って待って。有川に聞いたのってどこまで?」
俺の頭の横に腕を突っ張って、井田が愕然とした顔で俺を見下ろした。何を驚いてるのか分からない。それよりも、急に離れた井田の温度が寂しい。井田の腕に手を絡めながら、ぼんやりと見上げる。
「ん。タイに転勤するからその準備とかで忙しい、って」
「あー……、わり。何かおかしいとは思ったんだよ。待つって、それでかー」
「……何、まだ何か隠してんの?」
俺の左肩に、井田が軽く突っ伏して静かにうめいた。
見慣れないその様子に、消えたはずの不安がまた込み上げる。横から井田の頭を押しのけながら、もたもたとベッドに後ろ手をつこうとすると、それよりも早く起き上がった井田が、こっちに身体を向けたままベッドの端に座り直した。
「えっ、違う違う。心配かけてごめんな。そうじゃなくて、あの内示はすぐ断ったんだって。お前と三年も離れるとか絶対無理だし。そんで、別にクビになったりはしないんだけど、居心地悪いから転職すんの。今日、第一志望だったとこの内定出た」
「え……。ぅん……? はあっ!?」
ぼんやりしていた頭が一気に覚醒して飛び起きる。
いわく、その再来月からの勤務先もここから余裕の通勤圏内だ、とか。……ええ、何それ。軽くめまいがする。
周りにバレないように業務の合間に引継資料を作ったりしてて残業も多かったものの、忙しかったのは主に転職活動の方だったらしい。本当は俺と会う時間くらいはあったけど、会うと隠しきれる気がしなかったし、バレたら俺に転職を止められると思って自制してた、とか。ほんと何それ。
ちなみに、有川には最初から全部知らせてあって、もし俺が井田の浮気を疑ったりしたらうまくごまかすように頼んでたんだそうだ。
あー……、海外ってとこに俺が気付いたから……。本当だったら、異動って聞いても七瀬みたいに「あ、そうなんだ」くらいで済むはずだったのか。ごまかすどころか話がこじれて有川は相当慌てたんだろうな。あれ、多分本当のこと教えてくれようとしてたのに。ちゃんと最後まで聞けばよかった。七瀬にも謝んなきゃ。
考えることが多すぎて、入れ代わり立ち代わりいろんな想いが込み上げてくる。だけどどうしても喜びが勝って、ほっとして、怒ったふりもできない。
だって、井田が俺から離れようとしてるなんて全部俺の勘違いで、井田はどこにも行ったりしない。出世するよりも、俺と一緒にいたいって思ってくれた。
だらしなく緩みそうになる頬を、両手で伸ばして引きしめながら、身体を寄せて隣に座っている井田を見た。じわじわと頬が熱くなる。
「……つか、それ。俺責任取れないからね」
「あはは、まあ俺が勝手にやりたいようにやってるだけだし、お前は何も気にすんなって。あと、言っとくけど今より給料上がるから」
口では井田を責めるようなこと言って、内心では喜んでしまう。
そうじゃなくても、付き合ってもない時から四人のルールにかこつけて、井田がよそでHなんかしないように縛りつけたりして。
こんな性格悪い男が好きとか……。
「井田ってほんと馬鹿でしょ」
「それでも俺のこと好きなんだろ? 待つって言われたの、すげえ嬉しかった」
「……うん」
頭を井田の胸に抱き寄せられる。自然と下を向いた視線の先には、スウェットを押し上げてるちんこがあった。
「……井田、ちんこ勃ってる」
「あー、嬉しくて勃った。わり。ほっときゃ収まるから」
「なんで? H、しようよ」
少し緩んだ腕の中で見上げた俺の頭を、井田は困ったように笑いながら優しく撫でた。
「だってお前眠そうじゃん。それに、あんまりがっついてたら嫌じゃね?」
「んー、別に目は覚めたからいいんだけど。ていうか、がっついてない井田なんか井田じゃないじゃん」
「そっか」
「うん」
「じゃあ、する? 『第一回、初めて宇山から好きって言われました記念、兼、転職おめでとうH』しちゃう?」
ええー……。ほんとこいつ、よくそういう恥ずかしいタイトルとかさらっと出てくるよね。まあ、何だっていいんだけど。これ第二回とかあんのかな。
俺は井田の膝に両手をついて、もぞもぞと井田の腕から抜け出した。善は急げだ。
「……する。じゃあ、準備してくるから、今日は生でしてくれる?」
「え、何そのご褒美。転職祝い?」
「じゃなくてー。生が一番気持ちいいんですー。井田の生ちんこが一番好きなんですー」
「は、え、ちょ、それ初耳なんですけど!?」
「言ってないし」
「うわ、マジか。エッロ……」
目の前でシャツとスラックスを脱ぎながらさらさらと告白する俺に、珍しく顔を赤くしてうろたえてる井田に笑ってしまう。
最初から俺の前立腺を一発で探し当てたくらいだから、言わなくても井田は当然知ってると思ってた、なんて怠慢だよね。
当たり前なんて、どこにもない。
いつからか、井田が俺のそばにいるのを当たり前みたいに思ってた。だけど、俺たちが出会えたことも、うっかり4Pとかやっちゃうような性癖に目覚めたことも、お互いに恋愛感情で好きになったことも、本当はそのひとつひとつが全部奇跡で──。
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こんなに喜ぶなら、もっと早く言えばよかった。前からもっといっぱい好きって言っとけばよかった。
だけど井田は待っててくれたから。今からでもきっとまだ間に合うから。
だから、素直に何度でも井田に好きだって言おう。今まで言えなかった分も全部、何度でも、何度でも。
これから先も、どんなことが起きるかなんて分からない。どうにかなるって言ったって、つらいことや嫌なこともあるはずで。
だけどそんな時も、井田が隣にいてくれたら俺はきっと笑ってられるよね。だって、井田を好きでどうしようもないこの気持ちは、ずっとずっと変わらないから。
──それだけは、馬鹿な俺にも簡単に想像できた。
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