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第一章 始まり
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立ち上がり、彼女に背を向けてバスタオルをとる。
女性用のショーツを履くって興奮する奴もいるだろうが、嫌なものはイヤだ。
だが、拒否すれば残りの5万円が貰えないと思えば履くしかない。
開き直って、小さいショーツを伸ばすように履いてみる。
あれが縮こまってるのに邪魔になる、無理やり押し込んだ。
上にタンクトップを着せられ、ショートパンツを履く。
全身が映る鏡の前に立たされた。
「可愛いでしょ」
男でもないし、女でもない。
無機質なアンドロイドっぽい、怖さがあった。
「不気味だな」思わず声に出た。
彼女がクローゼットから、いくつかの服を持ってきて鏡の前であててみる。
「やっぱり、ワンピースかな」
ネイビーブルーのワンピースを着せられる。
スカートの裾が膝下で、すね毛がうっすら見えてカッコ悪い。
「脱毛したいなあ」
どこまで要求するつもりだろう。
本当に女にされそうで、ちょっと怖くなる。
「どこまでエスカレートするつもり?」
面と向かって、聞いてみた。
「完璧に仕上がるまで。
アルバイトしても、月に10万円稼ぐって大変だよ。
私の言う通りにしてくれれば、直ぐに残りの5万円を払ってあげる」
彼女は、いくつかの条件を出した。
髪を伸ばせ、太るな、日焼けするな。
俺も条件を出した。
女装してもいいけど、この部屋から出るのはイヤだ。
彼女は、俺の条件を聞いて言った。
「まず、一ヶ月だけ試してみない?」
「じゃあ、それでいい」
すぐに、スマホに残りの5万円が送られてきた。
その後、メイクを落とした。
やり方を彼女から教わりながら、自分でやってみる。
面倒なくらい手順がある。
落とした後も洗顔から保湿とか、やることが多くて一回ではとても覚えきれない。
「明日、持っている私服を全部見せて」
彼女が言い出す。
「ここに持ってくればいい?」
「それでいいわ。今日はこれで解放してあげる」
「付き合うんだろ、kissくらいしようよ」
彼女の本気を試してみた。
「いいよ、蒼海君からして」
想定はしていたが、あっさりと返事が返って来た。
OKが出たので、彼女を軽く抱きしめる。
彼女の柔らかい胸が俺の胸に当たって、脳に刺激が走る。
抱き締めていた手を緩めて、棒立ちの彼女の唇にkissして直ぐに離れた。
彼女が一瞬、ポカンとしているように見えた。
どうだったか聞きたいが、カッコ悪いので意地を張った。
バッグを背負って、ドアに向かう。
振り返らずに、俺は言った。
「じゃあ、また明日来るね」
女性用のショーツを履くって興奮する奴もいるだろうが、嫌なものはイヤだ。
だが、拒否すれば残りの5万円が貰えないと思えば履くしかない。
開き直って、小さいショーツを伸ばすように履いてみる。
あれが縮こまってるのに邪魔になる、無理やり押し込んだ。
上にタンクトップを着せられ、ショートパンツを履く。
全身が映る鏡の前に立たされた。
「可愛いでしょ」
男でもないし、女でもない。
無機質なアンドロイドっぽい、怖さがあった。
「不気味だな」思わず声に出た。
彼女がクローゼットから、いくつかの服を持ってきて鏡の前であててみる。
「やっぱり、ワンピースかな」
ネイビーブルーのワンピースを着せられる。
スカートの裾が膝下で、すね毛がうっすら見えてカッコ悪い。
「脱毛したいなあ」
どこまで要求するつもりだろう。
本当に女にされそうで、ちょっと怖くなる。
「どこまでエスカレートするつもり?」
面と向かって、聞いてみた。
「完璧に仕上がるまで。
アルバイトしても、月に10万円稼ぐって大変だよ。
私の言う通りにしてくれれば、直ぐに残りの5万円を払ってあげる」
彼女は、いくつかの条件を出した。
髪を伸ばせ、太るな、日焼けするな。
俺も条件を出した。
女装してもいいけど、この部屋から出るのはイヤだ。
彼女は、俺の条件を聞いて言った。
「まず、一ヶ月だけ試してみない?」
「じゃあ、それでいい」
すぐに、スマホに残りの5万円が送られてきた。
その後、メイクを落とした。
やり方を彼女から教わりながら、自分でやってみる。
面倒なくらい手順がある。
落とした後も洗顔から保湿とか、やることが多くて一回ではとても覚えきれない。
「明日、持っている私服を全部見せて」
彼女が言い出す。
「ここに持ってくればいい?」
「それでいいわ。今日はこれで解放してあげる」
「付き合うんだろ、kissくらいしようよ」
彼女の本気を試してみた。
「いいよ、蒼海君からして」
想定はしていたが、あっさりと返事が返って来た。
OKが出たので、彼女を軽く抱きしめる。
彼女の柔らかい胸が俺の胸に当たって、脳に刺激が走る。
抱き締めていた手を緩めて、棒立ちの彼女の唇にkissして直ぐに離れた。
彼女が一瞬、ポカンとしているように見えた。
どうだったか聞きたいが、カッコ悪いので意地を張った。
バッグを背負って、ドアに向かう。
振り返らずに、俺は言った。
「じゃあ、また明日来るね」
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