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第一章 始まり
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「明日から着れそうなのは、これだけね」
俺が持ってきた服を、一ノ瀬 聖苑が仕分けしている。
トップスが3枚にスキニージーンズだけが残った。
これでは、大学に通うのも困る。
「今から、買いに行こう」
彼女が言い出して、土曜日の渋谷に出かけた。
水彩柄のワンピースにネイビーのブルゾン、ヒールの高い靴を履いている彼女は、スニーカーの俺より背が高くなっていた。
ノーメイクの俺は、オシャレな姉の買い物についてきた弟という感じだ。
「蒼海君は165センチだから、SサイズかMサイズだね」
着丈や袖丈まで採寸されて、服を選んでいく。
試着をして彼女に見せる、それを繰り返した。
ファッションビルを回って、トップスを5点とジョガーパンツ、ストレッチパンツを買った。
支払いは、もちろん彼女だ。
次に、化粧品のブランドショップに入った。
店の人に話して、色々準備している。
肌診断をされて、俺に合った化粧品を揃えた。
ランジェリーのお店はさすがに入りたくなかったが、彼女に連れて行かれる。
スタイリストさんも慣れたもので、いくつか出してきて数点購入した。
最後に靴屋に寄って、サンダルとパンプスを選ぶ。
試し履きをして、歩いて見る。
足に違和感を感じなかった2足買って、渋谷から部屋に戻った。
……
「シャワーを浴びてきて、洗顔は教えた通りにしてね。
これで脚の毛も剃ってきて」
脚用のカミソリを渡された、要求がどんどんエスカレートしている。
元々体毛が濃い方じゃないので、足もキレイになった。
今日買った化粧品でするメイクは、昨日より数段出来がいい。
「可愛い、ピンクメイクの方が似合うわね」
言ってる意味は分からないが。昨日の不気味さは減って顔色が良い。
スキニージーンズに、ロゴT、オーバーシャツを合わせる。
「すっぴんでこれなら、男に見えるよね?」
「メイクをしたままでいいよ、これで行こう」
「いやだ」
「明日、美容室に行く。それを見てから決めよう」
いやいや、女装は部屋の中だけの約束のはずだ。
「メイクして行くわけじゃないよね?」
「心配なら、渋谷で待ち合わせしましょう。
それならいいでしょ?」
彼女は表参道の美容室を予約している。
田舎者には敷居が高いが、何でも経験だと開き直るしかない。
俺は渋々、了解した。
「じゃあ、それでいいよ」
俺が持ってきた服を、一ノ瀬 聖苑が仕分けしている。
トップスが3枚にスキニージーンズだけが残った。
これでは、大学に通うのも困る。
「今から、買いに行こう」
彼女が言い出して、土曜日の渋谷に出かけた。
水彩柄のワンピースにネイビーのブルゾン、ヒールの高い靴を履いている彼女は、スニーカーの俺より背が高くなっていた。
ノーメイクの俺は、オシャレな姉の買い物についてきた弟という感じだ。
「蒼海君は165センチだから、SサイズかMサイズだね」
着丈や袖丈まで採寸されて、服を選んでいく。
試着をして彼女に見せる、それを繰り返した。
ファッションビルを回って、トップスを5点とジョガーパンツ、ストレッチパンツを買った。
支払いは、もちろん彼女だ。
次に、化粧品のブランドショップに入った。
店の人に話して、色々準備している。
肌診断をされて、俺に合った化粧品を揃えた。
ランジェリーのお店はさすがに入りたくなかったが、彼女に連れて行かれる。
スタイリストさんも慣れたもので、いくつか出してきて数点購入した。
最後に靴屋に寄って、サンダルとパンプスを選ぶ。
試し履きをして、歩いて見る。
足に違和感を感じなかった2足買って、渋谷から部屋に戻った。
……
「シャワーを浴びてきて、洗顔は教えた通りにしてね。
これで脚の毛も剃ってきて」
脚用のカミソリを渡された、要求がどんどんエスカレートしている。
元々体毛が濃い方じゃないので、足もキレイになった。
今日買った化粧品でするメイクは、昨日より数段出来がいい。
「可愛い、ピンクメイクの方が似合うわね」
言ってる意味は分からないが。昨日の不気味さは減って顔色が良い。
スキニージーンズに、ロゴT、オーバーシャツを合わせる。
「すっぴんでこれなら、男に見えるよね?」
「メイクをしたままでいいよ、これで行こう」
「いやだ」
「明日、美容室に行く。それを見てから決めよう」
いやいや、女装は部屋の中だけの約束のはずだ。
「メイクして行くわけじゃないよね?」
「心配なら、渋谷で待ち合わせしましょう。
それならいいでしょ?」
彼女は表参道の美容室を予約している。
田舎者には敷居が高いが、何でも経験だと開き直るしかない。
俺は渋々、了解した。
「じゃあ、それでいいよ」
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