蒼い海 ~女装男子の冒険~

灰色 猫

文字の大きさ
217 / 322
第十三章 変革

しおりを挟む
初めの1週間3回の会議で、メンバーの半数が入れ替わった。
プロジェクトの本気が伝わって、使える社員が各部門から出てきた。

「3千人から1万人の入れる会場って何処がある?」

「今年使った市の総合体育館は、総務が抑えています」

「あそこって、何人入れる?」

「最大5,000人です」

「他にないの?」

「今からでは無理です」

「我社が建設中の流通センターは、どうでしょう」

「すぐに調べて、使用出来るか確認して」

次の会議で、結果が報告された。

「新流通センターは、工事自体は間に合うようですが、イベント開催には相当額の予算がかかるようです」

「いくら?」

「1億はかかるでしょう」

「予算内だわ。流通センターで行く。
すぐに費用の見積もりに入って」

「うちはイベントの経験が無いから、プロのイベント会社の選定に入って下さい」

「参加資格は、グループ内で特典が受けられる勤続1年でいきたい。
パートタイマーまで全員だ。
家族は配偶者、子供全員までOKでいきたい」

「パートタイマーの子供まで入れると、対象者が多すぎます」

「正社員の子供が出られて、パートタイマーの子供が出られない理由って何?」
「初めて真凛ちゃんが参加した時、役員の娘たちが大勢来たの。
それを知った今年の春は、参加者がグンと増えた。
どうせなら、もっとみんなが参加しやすいようにしたい」

「最高、何人参加するのか、シミュレーションして」

「一番参加し難い、子育てママの要望を聞いてきて」

「次回の会議で、解答を用意してね」
お嬢様の会議には、出来ませんは無かった。

次の議題が、出店テナントの選定だ。
最低5000人入場するとして、2種類食べられと、1万食用意する計算になる。
10テナントだと、1000食だ。

「リストのお店の商品を食べたことがある人は?」

パラパラと手が上がる。

「社員が知らない店があるんだもの。家族はもっとだね」

「どんどん合弁を進めていった結果、一ノ瀬のカラーが弱くなってる。
みんなに知って貰うためには、試食が一番いい」

会議の進行が膠着しそうになったのを救ったのは、新卒1年目の女子社員だった。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ビキニに恋した男

廣瀬純七
SF
ビキニを着たい男がビキニが似合う女性の体になる話

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

OLサラリーマン

廣瀬純七
ファンタジー
女性社員と体が入れ替わるサラリーマンの話

性転のへきれき

廣瀬純七
ファンタジー
高校生の男女の入れ替わり

パンツを拾わされた男の子の災難?

ミクリ21
恋愛
パンツを拾わされた男の子の話。

プール終わり、自分のバッグにクラスメイトのパンツが入っていたらどうする?

九拾七
青春
プールの授業が午前中のときは水着を着こんでいく。 で、パンツを持っていくのを忘れる。 というのはよくある笑い話。

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

処理中です...