蒼い海 ~女装男子の冒険~

灰色 猫

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第十三章 変革

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夜に新宿のホテルで、打ち上げパーティが行われた。
加山社長が挨拶をして、一ノ瀬社長が乾杯の音頭をとった。

「君が、本気で仕事をしているところを見せてもらった。
美しくて、感動したよ」
一ノ瀬社長が、俺の仕事ぶりを褒めてくれた。

「今回のショーは最高の舞台です。
スタッフ全員で仕事をして、ステージに立てました」

「みんなが君を盛り上げようとするのも、リーダーの資質の一つだ」

「今日は褒められていればいい」隣で聖苑が言っていた。

今日のJLW限定商品は完売した。
一ノ瀬社長は、買収した企業のスタートに手ごたえを感じてるようだった。

「真凛ちゃんと仕事して、楽しかった」
東條恵里衣が笑っていた。

「私が抱っこしたステージのモデルが、今日のメイクアップアーチストだった」

「月奈さん、あの時のモデルだったんだ」

「大人のモデルになれなくて、一ノ瀬聖苑がスカウトした」

「今や、トップスタイリストだもん。真凛ちゃん、凄すぎる」

「私の力じゃない、彼女の努力だよ」

「また一緒に仕事しようね」

「こちらこそ、よろしくお願いします」
シャンパンで乾杯した。

「私、どうしたらいいんでしょうか?」
野原美穂は迷っていた。

「美穂は私が見たアイドルの中で、一番モデルに向いてる。
私の妹より、ずっとモデルの才能がある」

「真凛さんに言われると、信じたくなる」

「ただスタイルだけでは、トップモデルにはなれない。
強烈な個性が大事だ」

「どうすれば?」

「それが分かれば、みんなやってる。
自分でもがき苦しんで、作るしかないんだ」

「見ててください、きっと夢を掴みます」

「期待してる」
握手した手の力は、強かった。

「お前は、ずいぶん美穂の事を買ってるんだな」
田中社長はさりげなく聞いていたようだ。

「早く契約したほうがいい。他所に取られても知らないよ」

「分かってる、俺に任せろ」
考えていることは、社長も一緒だった。

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