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第一四章 挑戦
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「マネージャー見習い募集中。今の仕事に不満がある方を募集します。
ただし、芸能界は通常のビジネス環境とは違い、理不尽なことも多い世界ですので覚悟してください。
ガーデンズ・オフィス」
一ノ瀬流通グループの社員、アルバイトなら誰でも見られる社内ポータルに、募集記事が載った。
「これで、誰か応募してくるのかな?」
田中社長は懐疑的だった。
「絶対、大量に押し寄せるね。若手の不満は爆発寸前だもん」
聖苑が自信たっぷりに話している。
社内公募は、一ノ瀬グループが公認しているシステムだ。
若手や現状に不満がある社員の新しい受け皿として、採用された。
せっかく育てた若手社員にいきなり辞められたり、不満で成長しなくなるのを防ぐ制度だった。
ただ最近は、形骸化している。
若手が興味を持てそうな案件が、ほとんど無かったのだ。
そこに聖苑が、目を付けた。
今のガーデンズ・オフィスは、出雲真凛と沙織、古田美那がいて、月奈もいる。
5月末には、野原美穂も加入予定だ。
田中社長と山内女史だけでは、全然手が足りない。
案の定、2名の枠に100人以上が応募してきた。
「各部門から悲鳴が上がってる、将来のエース候補が何人も応募してるんだ。
何故か分からなくて、社内が混乱している」
一ノ瀬社長から、クレームが入った。
「部下が何で応募しているのか、分からない上司がいるから応募してる。
それだけだ」
聖苑は、突っぱねた。
聖苑は応募資料から使えそうな社員をピックアップしていく。
アメリカの大学でマーケティングを学んだ女性や理系のエリート社員など、確かに社内が動揺する人物がいる。
「使い切れない上司に不満があるから、公募に応募している。
彼らを活かすプロジェクトを立ち上げたほうがいい。
今辞められたら、大損害でしょう」
聖苑が社長に吠えたらしい。
彼女の想定通り、新規事業の責任者に指名された。
今度は実際の事業だから、失敗は許されない。
「俺の代わりにやってくれ。予算も事業内容も自由だ。
3カ月以内に、計画をまとめて報告しろ。
やるか、やらないかは俺が見てから決める」
社長命令が下り、春から聖苑は忙しくなった。
ただし、芸能界は通常のビジネス環境とは違い、理不尽なことも多い世界ですので覚悟してください。
ガーデンズ・オフィス」
一ノ瀬流通グループの社員、アルバイトなら誰でも見られる社内ポータルに、募集記事が載った。
「これで、誰か応募してくるのかな?」
田中社長は懐疑的だった。
「絶対、大量に押し寄せるね。若手の不満は爆発寸前だもん」
聖苑が自信たっぷりに話している。
社内公募は、一ノ瀬グループが公認しているシステムだ。
若手や現状に不満がある社員の新しい受け皿として、採用された。
せっかく育てた若手社員にいきなり辞められたり、不満で成長しなくなるのを防ぐ制度だった。
ただ最近は、形骸化している。
若手が興味を持てそうな案件が、ほとんど無かったのだ。
そこに聖苑が、目を付けた。
今のガーデンズ・オフィスは、出雲真凛と沙織、古田美那がいて、月奈もいる。
5月末には、野原美穂も加入予定だ。
田中社長と山内女史だけでは、全然手が足りない。
案の定、2名の枠に100人以上が応募してきた。
「各部門から悲鳴が上がってる、将来のエース候補が何人も応募してるんだ。
何故か分からなくて、社内が混乱している」
一ノ瀬社長から、クレームが入った。
「部下が何で応募しているのか、分からない上司がいるから応募してる。
それだけだ」
聖苑は、突っぱねた。
聖苑は応募資料から使えそうな社員をピックアップしていく。
アメリカの大学でマーケティングを学んだ女性や理系のエリート社員など、確かに社内が動揺する人物がいる。
「使い切れない上司に不満があるから、公募に応募している。
彼らを活かすプロジェクトを立ち上げたほうがいい。
今辞められたら、大損害でしょう」
聖苑が社長に吠えたらしい。
彼女の想定通り、新規事業の責任者に指名された。
今度は実際の事業だから、失敗は許されない。
「俺の代わりにやってくれ。予算も事業内容も自由だ。
3カ月以内に、計画をまとめて報告しろ。
やるか、やらないかは俺が見てから決める」
社長命令が下り、春から聖苑は忙しくなった。
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