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第一四章 挑戦
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「今日は、出雲真凛ちゃんがフローラーリアでインターンシップした様子をレポートします。
番組の後半ですから、お楽しみに」
Sunday Morning Bizの林キャスターの紹介から、生番組は始まった。
前半では、世界経済、東京株式市場向などが放送されている。
1時間が経った頃、私の出番が周って来た。
「真凛さん、インターシップはどうでしたか?」
司会の林キャスターから声が掛かった。
「ランジェリー業界とは、ファッションの世界で繋がっていると思っていた私には、新しい刺激でした。
と同時に、ひとつの製品にこんなにも多くの人の思いが込められていると思うと、大切に扱わないといけないって思わされました」
私が答えると、インターシップの映像が流れた。
途中、会議で私が発言しているシーンがあった。
音声は入って無かったが、これが後の話に繋がってると理解していた。
「実は、このインターシップで一つ、ビジネスの種が生まれたようですね。
真凛さん、いかがですか?」
「まだ公表は出来ないんですが、私がインターシップで話したことが実現するかもしれません。
楽しみにしておいて下さい」
「真凛さんの活躍を、今後も番組は追いかけます。
お楽しみに」
林キャスターの発言で、私のコーナーは終了した。
放送後に番組プロデューサーから、レギュラーで出演しないかと誘われる。
会社と相談しますと、答えておいた。
翌週の木曜日に、フローラーリアと打ち合わせがあった。
デザイナーの花鳥さんと相談した上で、私が考えるsolemnityのランジェリーについて話す。
メーカーのプロダクトマネージャーが、私の話に沿って企画を作ることになった。
「真凛さん、さすがにsolemnityの服に合うランジェリーのイメージが明確ですね」
「クラシックな感じは残して、着心地の良いものを作りたいです」
プロデューサーに指名された以上、自分が満足出来るものを作る。
そう決めていた。
番組の後半ですから、お楽しみに」
Sunday Morning Bizの林キャスターの紹介から、生番組は始まった。
前半では、世界経済、東京株式市場向などが放送されている。
1時間が経った頃、私の出番が周って来た。
「真凛さん、インターシップはどうでしたか?」
司会の林キャスターから声が掛かった。
「ランジェリー業界とは、ファッションの世界で繋がっていると思っていた私には、新しい刺激でした。
と同時に、ひとつの製品にこんなにも多くの人の思いが込められていると思うと、大切に扱わないといけないって思わされました」
私が答えると、インターシップの映像が流れた。
途中、会議で私が発言しているシーンがあった。
音声は入って無かったが、これが後の話に繋がってると理解していた。
「実は、このインターシップで一つ、ビジネスの種が生まれたようですね。
真凛さん、いかがですか?」
「まだ公表は出来ないんですが、私がインターシップで話したことが実現するかもしれません。
楽しみにしておいて下さい」
「真凛さんの活躍を、今後も番組は追いかけます。
お楽しみに」
林キャスターの発言で、私のコーナーは終了した。
放送後に番組プロデューサーから、レギュラーで出演しないかと誘われる。
会社と相談しますと、答えておいた。
翌週の木曜日に、フローラーリアと打ち合わせがあった。
デザイナーの花鳥さんと相談した上で、私が考えるsolemnityのランジェリーについて話す。
メーカーのプロダクトマネージャーが、私の話に沿って企画を作ることになった。
「真凛さん、さすがにsolemnityの服に合うランジェリーのイメージが明確ですね」
「クラシックな感じは残して、着心地の良いものを作りたいです」
プロデューサーに指名された以上、自分が満足出来るものを作る。
そう決めていた。
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