【完結】 悪女は今日もパンを焼く 【R18】

灰色 猫

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パーティー 1

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「当日は、高代さんのマンションで着替えさせて下さい」

私が連絡すると、直ぐにOKの返事があった。
彼の部屋から会場までは、一緒にタクシーで向かう事になった。

当日、衣装一式を持って高代氏のマンションについた。
まだお昼なので、時間的な余裕はある。
部屋に入ると早速、彼が言った。

「どんなドレス? 見せて」

私がバッグを広げて着物を見せると、彼は驚いていた。

「コレって、振り袖って言うの?」

「振り袖は、独身女性のものです。
バツイチは、着ません。
これは色留袖と言って、正装の着物です」

「へ~、全然知識が無かった。
どこで着せて貰うの?」

「着物くらい、自分で着ますよ。
日本人ですから」

彼に着付けとメイクで1時間ほどかかると告げて、今日の話を聞いた。

彼がNew Yorkで入行した時の上司が、東京支店に栄転してきた。
その披露パーティーだという。
出席者の半分以上が外国人らしい。
私が着物を着ることを知って、彼は自慢出来ると喜んでいた。

生理前なので、ちょっと昼寝をして体調を整える。
流石に、彼もキスだけで許してくれた。

2時間のつもりが、3時間も寝てしまった。
顔のむくみが気になるけど、まだ2時間ある。

洗顔して、顔のマッサージをしたら戦闘開始だ。
まずは足袋を履く。
補正の下着を着て、体を寸胴にする。
帯をキレイに結ぶためには、でこぼこした体はいらない。
ヘアと顔のメイクが終わったら、長襦袢、着物と着ていく。
最後に帯を結んだら、完成だ。

今週、2回ほど訪問着で予習しておいたので、上手く行った。
ベッドルームから出てきた私を見て、高代氏は驚いていた。

「最高のレディが、ここにいる」

こいつ、絶対イタリア人の血が流れてる。

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