【完結】 悪女は今日もパンを焼く 【R18】

灰色 猫

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「君は、神社が好きだね」

昼間に観光に行こうと彼が言ったので、来宮神社に行って見た。
厳かな空気に、背筋がピンとする。
手を洗い、口を清めてから境内に入ると、心が落ち着く。
お参りを済ませて、おみくじを引く。
何だったは内緒、ただ清々しい気持ちになった。

「空気感が、好きなんだ」
忘れた頃に、彼の質問に答えた。

お昼は洋食屋で彼はカツカレー、私はハヤシライスを食べた。
食後の腹ごなしで、ゆっくり30分かけて伊豆山神社まで歩く。
走り慣れた彼は息も切らさないが、私は途中からしんどくなった。
最後に、800段の階段があった。
やっとの思いで、神社にたどり着く。

ここは源頼朝と北条政子の逢瀬の場所、カップルが大勢いる。
彼が珍しくお守りを買おうと言うので、対になるお守りにした。

「実習に持って行ってくれ。
その間、俺も持っている」
そんな事を言うタイプじゃないので、ビックリしたが嬉しい。

「ありがとう、身につけて置くよ」
辛い登坂と階段を歩いた甲斐があった。

帰りは、タクシーで宿まで戻る。
筋肉痛が出る前に、露天風呂に浸かってほぐしておく。
明るい間に、入る風呂は最高だ。
高台なので、街から海まで一望できる。
冷蔵庫から缶ビールを持ってきて、飲みながらリラックスした。

風呂上がりに、1時間ほど昼寝をした。
不思議な感触に目を覚ますと、浴衣の帯を解かれている。
彼の舌が、乳首を転がした。

「ああ、何するの?」

「起きないから、イタズラしてた」

「もう、油断も隙も無いんだから」
そう言って逃げようとすると、抱き締められた。
舌を絡ませるキスで、溶かされる。

「紗栄子の体が、嫌がって無い」
彼の指が、私の中心を弄っていた。
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