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結婚式の後で
しおりを挟むその後、彼は初夜の前と比べ格段に私と共にいるようになる。
初夜の次の日から数日、私は疲労に起因する発熱や食欲不振に襲われ、ベッドから出られなかった。
セザーは夜や朝、無理に作った時間の度に来て、看病をして帰った。
それが治っても私に性的接触をすることなく、あくまで安心と安らぎを与える程度の触れ合いと会話を続けた。
そこでは、「私が努力しているのを遠くで見て、話していくうちに私が好きになった」だとか、「彼が自領で賊に絡まれた所に駆けつけて王を助け出したから好かれたのだ」とか、「私が出した様々な効率化の論文は辺境にとって本当に役に立つもので、セザーの親は私たちの結婚には最初から賛成だった」とか真実を冗談を入れず、しっかりと伝えてくれた。
ずっと怖がっていた私がそんな彼に好意を抱くのも当然であって。
私は、私の望んでいた結婚が出来るのだ。そう思うと、胸がときめいた。
そうして、彼の領内で結婚式をあげる頃には私はもうかなり元気になっていた。
そして、私たちにとってのやり直しの初夜がやってくる。
私は、ぼふりと音を立てて横座りでベッドに乗った。
「シャル。本当に無理してないのか?」
「大丈夫。無理はしてないよ。でも、緊張はしてる」
せザーが式の間から今に至るまでずっと過保護に反応してくるものだから、私はソワソワしながらも反応を返した。
彼は前の初夜の時のように上から目線で立ちながら、心配そうに私を眺めている。
「私は、セザーのおかげで家族と気軽に会えるようになったし、私を虐げてきた領主は罰せられたし、私は、こんなに元気になれたの。全部、セザーがいたから。ありがとう、セザー」
それに今日、王から彼が私の問題に気づいてからは私がもっと虐められないように、色々と彼が守ってくれていたのだとも教えてもらった。セザーが気にしてるようだから本人には言うなと口止めされていたから言うことはないが本当に知らなかったし、助けられていたのだと。それを聞いて、本当に好きになってしまった。
「だからね、私、セザーになら何されても良いよ」
彼のリネン地の服の袖を掴んで、軽く引っ張る。
「……本気か」
「うん」
今度は魔法なんて使わない。
セザーの意識で、セザーの手で愛されたい。
私の手に彼の指が添う。
「俺から触れられるのは気持ち悪くないか?」
「大丈夫だよ」
「……今度は絶対良くするから」
彼が私の体を押し倒す。
心臓がバクバクとうるさくなった。
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