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18復讐を受けてもらうわ(1)(レーラ)
しおりを挟む私レーラはロベルトの屋敷を出ると大きく息を吐いた。
これでいいわ。
やっとあいつに復讐が出来る。
7年前ロベルトと結婚した。それまでに何度か婚約の話があったが学園で色々な男性と付き合いをしていた私にはまとめる縁談はなかった。
だって仕方がないじゃない。男はみんな私の魅力に抗えないんだもの。
ベルンハルド子爵家は高位貴族ではないが私はブルネットの美しい髪と翡翠のように美しい瞳をもって生まれた。
母型の祖母はリングバル伯爵家の娘でかなりの美人だったらしくその様子を受け継いだ私は幼いころから可愛いともてはやされた。
学園に通うまでにいくつもの縁談が来ていたが私はまだまだいい人がいると婚約は決めていなかった。
母が13歳の時なくなり父は余計に私に甘くなり私は何でも言うことを聞いてもらえた。
だから学園を卒業しても私にはもっともっといい人がいると思っていた。
なのに‥
純潔でない女性は。
子爵家ではちょっと。
持参金がないなら遠慮する。
などと断られた。
ちょうど領地はワインの特産地で経営は順調だったが何年か天候不順があって不作が続いた。
何とか盛り返そうと王都に酒場を出すことになって、そのために私は辺境伯の所に嫁ぐように言われた。
どうせ資金援助が理由なんだろう。
はぁぁ、辺境なんて退屈。でも、まあいいわ。どうせ辺境の男なんて私の魅力で篭絡させて私は王都にいることにでもすればいい。
なのに、あの男ときたら私にちっともなびかない。
はッ?どういう事?
面白くない。
王都に戻りたいと言っても許してもらえなかった。
私はロベルトに相手にされないと分かると辺境騎士たちを誘惑した。
その中でも特に屈強でハンサムで髪色と瞳は私と同じ色の男と親密な関係になった。
そして妊娠。
子供さえ生まれれば私の妻としての地位は安泰だ。
ロベルトに似ていなくても髪色も瞳も私と同じになるはずばれる心配はないと思っていた。
後は王都で暮らせばいい。そして好きなことをして‥
だけど予想は全く違った。
生まれた子は騎士に似ていて言い逃れは出来なかった。
ベルンハルド子爵家に帰っても家に入れてもらえなかった。子供だけは遠い親戚が子供がいないので引き取ってもらえることになってそれだけはほっとした。
だって子供がいたらこの先どうやって男をくどくのよ!
とにかく王都に出て働く場所を探した。
一応子爵籍には入っていたので運よくロドミール伯爵家で侍女として雇ってもらえた。
私はすぐにソールズ・ロドミールを誘惑した。
ロドミール伯爵家はソールズ様の父のクール・ロドミール伯爵の代で商会を手広く広げて財を成して来た。そのためソールズ様は父には頭が上がらなかった。
そんな鬱憤を私に話すようになり私は色々な助言をした。
そんな事もあってソールズ様は私を信用してくれるようになった。
3年前に父親が病気で亡くなるとソールズ様が正式な跡取りとなってロドミール伯爵になった。
私の愛人としての地位は確固たるものにものになったがソールズ様も父親と同じく汚い人間で私を妻にしようとは思っていなかった。
だって私では利になるものがないからだ。
悔しかったが私の再婚だし一度は出産しているし年齢も24歳になっていたのでそれ以上を望めないと判断した。
1年ほど前ソールズ様の妻が亡くなった。もちろん政略結婚で悲しんでもいなかった。
ロドミール伯爵家は宰相であるノーマン・シュバックを後押ししていて彼からのかなりの要求に応えていた。
そのためここの所資金繰りが苦しくなっていた。
何とか資金を調達出来るすべを立てなければとソールズ様に言われて私はエークランド辺境伯の妹ルシアの事を思い出す。
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