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7精霊と出会う2
しおりを挟む突然部屋に光の粒子が舞った。
光が収まると部屋が掃除したばかりのようにきれいになっていた。ベッドのマットもテーブルも掃除したてみたいに。
そしてそこには5歳くらいの女の子がいた。
金髪の長い髪で瞳は満月のような橙色をしている。肌は真っ白く頬を唇が淡いピンク色。めちゃ可愛い!
服は天使が着るみたいな真っ白いふわふわのワンピースのような服を纏っていると言った方がいいのだろう。
思わず固まった。
(‥あ、あの、あなたは?)
(わたしはキア。あなたフレイシアでしょ?よろしく)
(うそ。ううん。キア、会えてうれしいわ。それにこの部屋きれいにしてくれてありがとう。もう、すごく埃っぽくて嫌だったのよ。こんな魔法も使えるんだ)
(ええ、フレイシア、これからはあなたも使えるわよ。だって私と心が通じたんだもの)
(ちょっと待って。キアはどんな魔法が使えるの?)
(主に自然に関する事。土に力を与えて作物を育ちやすくしたり、植物にも力を与えれるわよ。それに水脈を引き出す事も。さっきの魔法は空気に少し水分を混ぜて埃を吸い上げたの。要するに水脈を引き出す感覚を応用して‥でも、力加減が難しいからフレイシアにはは練習が必要かも。でも、土の中からしい芽を芽吹かせたり、花を咲かせたり、地下から水を引き寄せる何てことは出来ると思うわ。あっ、それから雨を降らせたり雷を起こしたりも出来るわよ。それに私の力が使えるって事は治癒魔法も浄化魔法も使えるはず。だからこれからは病気も怪我も治せるはずよ)
(そんなにいっぱい出来るの?すごい)
(すごいって最近はそうでもないわ。この国の貴族はそんな私の力を利用して特定の人ばかりが得をするように仕向けるからだからだんだんやる気を失ってたの。歴代の聖女たちも利用されるだけ利用されてほんとにひどいったらないの!だからあなたの魔力も枯渇したのよ。そもそも私は元はキアラルダ帝国に祀られていた月の女神キアーナ様が作った精霊で、キアーナ様は竜神のレオン様とキアラルダ国を作ったキアラルダ帝国の始祖になるのよ。二人は運命の番でレオン様が天に帰る事になってキアーナ様も天に一緒に帰ったのよ。それで地上に私を残したの)
(そういう事なのね。でも、キアーナ様の守護の証でもある月光水晶がニルス国にあるのはどうしてなの?)
(それは100年ほど前ニルス国は物凄い災害に見舞われてキアラルダ帝国は頼まれてキアーナ様の力を閉じ込めたと言われる月光水晶を貸し出したの。それで私はこの土地に来たんだけど、も、もちろん最初はやる気だったわ。でも、ニルス国の貴族がこの力を利用して悪どいことをしていると知ってからは‥)
(キアごめんね。人間がひどい事をしてあなたは頑張ろうとしてくれてたのに‥)
うわぁ、すごく気まずい。
それに何気に今、凄い話聞いた気がするけど。でも、精霊の事を人間がどうにかする事も出来る訳もないし‥
(ごめんね。こんな話して‥)
(ううん、そんな事。話してくれてうれしい。私はあなたがいてくれるだけですごく心強いから)
(そう言ってもらえるとうれしい。私決めたの。これからはあなたの為だけに力を使おうって。いいわよね。あっ、誰か来たみたい。じゃあ、また)
キアはそう言うと金色の粒子とともに消えた。
(えっ、あっ、ちょっと待って‥)
キアはその後は姿を現さなかった。
それにしてもキアったら‥
ふふっ、私だけの精霊になってくれるなんてすごくうれしいよ。
冷たい部屋の中にいるのに何だか温かい温もりに包み込まれているみたいな気持ちになった。
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