超廃課金勢のソシャゲ転生~俺がガチャを引いたら異世界者が転生してくる件について~

嵐を巻き起こす男

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第2章 導かれし王編

第八十九話 自分の城

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「すげぇなこの城……」

 この城はなんというか凄くかっこいい。魔王城のような禍々しいオーラの城もいいと思うが、この城のように白くて西洋風の城もいいよな。

「どうよこの城、かっこいいでしょ?」
「おお、アスカさん。この城よく出来てるな。最高だよ」
「私が作ったんだから当たり前でしょ?」
「そうだな」

 流石アスカさんと言ったところだな。俺好みに仕上がってるぜ。まあ多分たまたまだろうけど。

「もう中入って大丈夫だから」
「おっ、もういいのか。これで完成?」
「ええ」

 俺はアスカさんに案内されて中に入る。すると、まず初めに開けた場所があった。おそらくロビーというものだろう。魔王城にもあったな。そして、その後一つの部屋に案内された。結構広く、本棚と机が置いてあった。

「ここはなんなんだ?」
「貴方の部屋よ。ここで仕事をしてもらうわ」
「仕事なんてあるのか?」
「当たり前でしょ? 条約や、法律だって作らないといけないし。軍隊の訓練メニューを組んだりしないといけないでしょ」

 マジかよ。法律なんてわからないけど、その辺は選挙とかで議員を選べばいいよな? 日本風にしたら俺の仕事はほとんど無くなる……はず。軍隊の訓練メニューは帝国軍人さんに任せるほうが絶対いいしね。まあやることと言えば条約くらいかな。

「わかった」
「他の部屋は幹部とかの部屋にしてあげてね」
「じゃあアスカさんとシャルティアたんとミツハたんとサリエル様くらいか。帰ってくるかはわからないけど帝国軍人さん、アルテミスの部屋も用意はしておくか。部屋の数足りる?」
「ええ。まだまだ増えても大丈夫よ。なんて言ったって30以上個人用の部屋があるもの。その代わりに魔王城にあったような武器庫が三部屋とかはないわ。一部屋は用意してるけどね」

 凄い部屋の数だな。武器庫も一つあるなら多分問題ないだろう。もし入りきらなかったら他の部屋に入れておけばいいしな。

「あっそうだ。貴方に伝言があるのよ」
「どんな内容だ?」
「魔王様が早く国王を何人か出しなさいって」
「あっ、忘れてたわ」

 早くガチャをしないとな。ただお金がないような気がするんだけど……。

「なあ、アスカさん。ミツハたんってどこにいるかわかるか?」
「電話したらいいじゃない」
「それも忘れてたわ。そういえばスマホってこういう使い方も出来たんだな」

 地球に帰ってきて、というか合併したんだけど、それでソシャゲが出来るようになってたからスマホはソシャゲのためのものって感覚に戻ってたわ。

「もしもしミツハたん、今城に来れる?」
「ん? 城にいるのじゃ。今どこにおるのじゃ?」
「えーっと、俺の部屋」
「……仕事のほうのか?」
「ああ、そうそれ」
「わかったのじゃ。ちょっと待っておるのじゃ」

 そういえば俺の寝床ってどこなんだろう。そうアスカさんに聞いたら、下にあると言われた。扉の横に新巻と書いてあるからすぐわかるらしい。人の部屋には入れないから案内しなかったらしいけど、場所わからないんだから案内してほしかったな。

「どうしたのじゃお主」
「ミツハたん、ガチャ引きたいんだけど」
「お金はもう用意出来たんじゃな」
「いや、出来てないです」
「……じゃあガチャは出来ないのじゃ」

 マジかよ。どうすっかな……。

「とりあえず誰かに借りたらいいんじゃないの? 銀行とか」
「銀行は厳しいからな……あっそうか、友達に借りたらいいか。一回会っておきたかったし」
「それなら自宅に取りに行けばいいと思うのじゃ」
「いやー、お金使い切っちゃっててね。親に借りてもいいんだけど多分友達が貸してくれるでしょ」
「まあそれはいいのじゃが、次からガチャは1週間に1回、10連のみなのじゃ」
「なんで!?」
「沢山ガチャをすると負担が大きいのじゃ」

 ミツハたんが言うには、ガチャをする時には星に大きな力を貸してもらってるらしい。まあ元はと言えば自分の魔力らしいけど、星の力を使うってことは寿命が縮まるってことに他ならない。だが、少し疑問もあった。

「前100連した時はどうだったんだ?」

 1度100連をしてる身からすれば、100連くらいなら出来るんじゃね? と思ってしまう。だが、そんなに都合よくはいかなかった。

「前回のやつは地球と合併して星を作り直す前提で仕方なくやったのじゃ。あれでだいぶ寿命が縮んだのじゃ」

 つまり、結論はガチャは1週間に1回で10連のみと。早く国王を決めろって言われてるし、どうしよう……。
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