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第2章 導かれし王編
第九十五話 ドラゴンサイズ
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「着いたぞ、ここだ」
ブリザードドラゴンに連れられてやってきたそこは、明らかに古代文明のものだった。おそらく、丁度いいところに住みやすい場所があったから住み着いたとかそんな感じなんだろう。というかまさかこの世界に古代文明があったとはな。まあ、これが古代文明と断言出来る証拠なんて持ってないけどさ。黄ばんだ石で出来た街並みを見たら古代文明っぽいなって思うじゃん?
まあそんなことは正直どうでもいい。驚くべきはその広さだ。ドラゴンの背中に乗って来たから、上空からどれくらいの広さか見ておこうと思っていたのだが、端まで見えなかった。上空からなら大阪くらいは全体像が見えるほど視力いいのにだぜ?
「何ぼーっとしてるんだ、早く行くぞ」
「お、おう。悪いな」
俺はブリザードドラゴンに乗って村長のようなドラゴンの元へ向かっているらしい。いるかどうかはわからないらしいがな。結構飛んだと思うが、俺が確認出来たドラゴンは二体だけだった。ブリザードドラゴンよりも小さいドラゴンだった。そしてまたドラゴンを発見した。ちょっと試してみるか。
「なあブリザードドラゴン、ちょっとだけ待っててくれないか?」
「ん? ああいいぞ。何をするんだ?」
「ちょっとね」
俺はすれ違ったドラゴンに走って追いつき、肩に相当する部分を叩いた。
「ちょっといいかな?」
そのドラゴンはブリザードドラゴンよりも大きい巨体を動かして、こちらに振り向いた。
「どうしましたか?」
「あっ、えーっと、ちょっと鑑定させて貰えないかなーと」
鑑定を勝手にしてしまったらブチギレられるらしいから、ダメ元で聞いてみた。ちょっとドラゴンの能力がどれくらいか見ておきたくてな。すると、予想外の返答が帰ってきた。
「いいですよ。どうぞどうぞ」
このドラゴン、凄く礼儀正しいな、ブリザードドラゴンとは大違いだぜ。
「ありがとうございます。それじゃあいきます」
名前 ロックドラゴン
Lv237
種族 ドラゴン
職業 アタッカー
HP7432
攻撃力8423
特殊能力 飛行
えっ……まさかアルテミスの初期値より余裕で高いとは……初期値とはいえグランドレアより能力高いってやばいな。まあシャルティアたんとかと比べたらあれだし、特殊能力系もそんなに無いみたいだ。
「ありがとうございます。それでは」
「ええ、ですが鑑定スキルをあまり信用してはいけませんよ。それでは戦術や、意志の強さまでは見ることが出来ないですから」
そう言ってロックドラゴンは去っていた。たしかに鑑定スキルはめんどくさい。何がめんどくさいかと言うと、使ってはいけない人やモンスターなどに使ってしまうとそれだけで逆鱗に触れてやばい事になりかねないし、鑑定には地味に時間がかかる。慣れたら早くなるのかもしれないけど、今のところその見込みはない。
それでも使える時は使えるだろうし、悪くないスキルとして温存しておくのもいいだろう。うん、結局それいつ使うんだっていう突っ込みはなしの方向でお願いします。
「悪いなブリザードドラゴン、行こうか」
「ああ、任せておけ」
引き続きブリザードドラゴンに乗って先程と同じくらい、つまり結構長い間飛んでいると、少し前の方にでかい家が見えてきた。もちろん、これまであった家もドラゴンサイズでめちゃくちゃでかかったが、この家はそれをも凌駕した広さだった。よく大きな施設を東京ドーム何個分とかで表すが、その表し方をしないと数字だけ聞いたら見当もつかないような広さだった。
「着いたぞ、ここが村長の家だ。ちょっと確認してくるから待ってろ」
そう言ってブリザードドラゴンは家の中を飛んでいった。家と言ってもドアは無く、誰でも簡単に入れるようになっていた。泥棒に入られることなんてないんだろう。まあ当たり前と言えば当たり前だろうけどな。だからこそちょっと好奇心が湧くというかなんというか……いや、流石にやらないけどね!? 死にたくないし。
「やっぱり留守みたいだな。何処にいるかもわからん」
「どうするんだ?」
「まあ別に俺は待ってもいいが、お前は時間あるのか?」
「まあ多少は、どれくらいだ?」
「そんなもん分からん」
そうか……まあ、どうせ何かあったらテレポートとかで呼びに来るだろ。ちゃんとテレポートのやつソール君から貰っておいたからな。一つでも手に入れられたアイテムはどれだけでも増やせるなんてチートもいいとこだぜ。ただ、経験値を獲得出来るアイテムとか、お金を獲得出来るアイテム、それに、課金アイテムは複製出来ないらしい。今まで使ってきたやつは一応ガチャ限定のアイテムでは無かったようだ。まあその中には本来ならば一つしか使えないようなアイテムも沢山あったがな。
「それでどうするんだ?」
「ああ、ごめんごめん、待ってみるよ。付き合ってくれるか?」
「わかった。丁度いい、お腹も空いた頃だろう? いい食事場があるんだ。連れて行ってやる」
「たしかにお腹空いたな。よろしく頼むよ」
ブリザードドラゴンに連れられてやってきたそこは、明らかに古代文明のものだった。おそらく、丁度いいところに住みやすい場所があったから住み着いたとかそんな感じなんだろう。というかまさかこの世界に古代文明があったとはな。まあ、これが古代文明と断言出来る証拠なんて持ってないけどさ。黄ばんだ石で出来た街並みを見たら古代文明っぽいなって思うじゃん?
まあそんなことは正直どうでもいい。驚くべきはその広さだ。ドラゴンの背中に乗って来たから、上空からどれくらいの広さか見ておこうと思っていたのだが、端まで見えなかった。上空からなら大阪くらいは全体像が見えるほど視力いいのにだぜ?
「何ぼーっとしてるんだ、早く行くぞ」
「お、おう。悪いな」
俺はブリザードドラゴンに乗って村長のようなドラゴンの元へ向かっているらしい。いるかどうかはわからないらしいがな。結構飛んだと思うが、俺が確認出来たドラゴンは二体だけだった。ブリザードドラゴンよりも小さいドラゴンだった。そしてまたドラゴンを発見した。ちょっと試してみるか。
「なあブリザードドラゴン、ちょっとだけ待っててくれないか?」
「ん? ああいいぞ。何をするんだ?」
「ちょっとね」
俺はすれ違ったドラゴンに走って追いつき、肩に相当する部分を叩いた。
「ちょっといいかな?」
そのドラゴンはブリザードドラゴンよりも大きい巨体を動かして、こちらに振り向いた。
「どうしましたか?」
「あっ、えーっと、ちょっと鑑定させて貰えないかなーと」
鑑定を勝手にしてしまったらブチギレられるらしいから、ダメ元で聞いてみた。ちょっとドラゴンの能力がどれくらいか見ておきたくてな。すると、予想外の返答が帰ってきた。
「いいですよ。どうぞどうぞ」
このドラゴン、凄く礼儀正しいな、ブリザードドラゴンとは大違いだぜ。
「ありがとうございます。それじゃあいきます」
名前 ロックドラゴン
Lv237
種族 ドラゴン
職業 アタッカー
HP7432
攻撃力8423
特殊能力 飛行
えっ……まさかアルテミスの初期値より余裕で高いとは……初期値とはいえグランドレアより能力高いってやばいな。まあシャルティアたんとかと比べたらあれだし、特殊能力系もそんなに無いみたいだ。
「ありがとうございます。それでは」
「ええ、ですが鑑定スキルをあまり信用してはいけませんよ。それでは戦術や、意志の強さまでは見ることが出来ないですから」
そう言ってロックドラゴンは去っていた。たしかに鑑定スキルはめんどくさい。何がめんどくさいかと言うと、使ってはいけない人やモンスターなどに使ってしまうとそれだけで逆鱗に触れてやばい事になりかねないし、鑑定には地味に時間がかかる。慣れたら早くなるのかもしれないけど、今のところその見込みはない。
それでも使える時は使えるだろうし、悪くないスキルとして温存しておくのもいいだろう。うん、結局それいつ使うんだっていう突っ込みはなしの方向でお願いします。
「悪いなブリザードドラゴン、行こうか」
「ああ、任せておけ」
引き続きブリザードドラゴンに乗って先程と同じくらい、つまり結構長い間飛んでいると、少し前の方にでかい家が見えてきた。もちろん、これまであった家もドラゴンサイズでめちゃくちゃでかかったが、この家はそれをも凌駕した広さだった。よく大きな施設を東京ドーム何個分とかで表すが、その表し方をしないと数字だけ聞いたら見当もつかないような広さだった。
「着いたぞ、ここが村長の家だ。ちょっと確認してくるから待ってろ」
そう言ってブリザードドラゴンは家の中を飛んでいった。家と言ってもドアは無く、誰でも簡単に入れるようになっていた。泥棒に入られることなんてないんだろう。まあ当たり前と言えば当たり前だろうけどな。だからこそちょっと好奇心が湧くというかなんというか……いや、流石にやらないけどね!? 死にたくないし。
「やっぱり留守みたいだな。何処にいるかもわからん」
「どうするんだ?」
「まあ別に俺は待ってもいいが、お前は時間あるのか?」
「まあ多少は、どれくらいだ?」
「そんなもん分からん」
そうか……まあ、どうせ何かあったらテレポートとかで呼びに来るだろ。ちゃんとテレポートのやつソール君から貰っておいたからな。一つでも手に入れられたアイテムはどれだけでも増やせるなんてチートもいいとこだぜ。ただ、経験値を獲得出来るアイテムとか、お金を獲得出来るアイテム、それに、課金アイテムは複製出来ないらしい。今まで使ってきたやつは一応ガチャ限定のアイテムでは無かったようだ。まあその中には本来ならば一つしか使えないようなアイテムも沢山あったがな。
「それでどうするんだ?」
「ああ、ごめんごめん、待ってみるよ。付き合ってくれるか?」
「わかった。丁度いい、お腹も空いた頃だろう? いい食事場があるんだ。連れて行ってやる」
「たしかにお腹空いたな。よろしく頼むよ」
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