170 / 267
第二部 第二章
19 勇気を出して。
しおりを挟む
(よし! 行くぞ! 話せば分かる! きっと!! 勇気を出せ!!)
アーマ宿舎の入口で、佐知子はぎゅっと両脇で拳を握り腹部に力を入れ、立っていた。
セロのアドバイスを受け、一人考えた翌日、気持ちが萎えないうちに! と、佐知子はまたアーマ宿舎にやってきていた。
休日ではなかったので九時から三時までの農作業が休みの時間に自分も仕事を終え、相手も落ち着く十時頃にやってきた。
(ノーラさん……いるかな……)
不安が渦を巻く。
(話せば分かってくれるかな……)
あの女性の顔が浮かんだ。
(女は度胸!!)
考えてても仕方ない! と、佐知子はぐっと顔を上げ、階段の下に立った。
「すみませーん! こんにちはー!」
目を瞑って大声で叫んだ。
「また……あんたか」
するとこの間と同じ男性が顔を覗かせた。
「あ……こんにちは。また、上がってもいいですか?」
佐知子はぎこちなく微笑みながら挨拶する。
「ああ……今、休み時間だからいいけどよ……」
中年の、女性達と同じ黒と茶色の作業服を着た褐色肌に黒髪の細身の男性は、親指でくいっと手招きした。
「ありがとうございます!」
その少し好意的な態度に佐知子は少し嬉しくなる。階段を上り切ると男性階の全員が佐知子を見ていた。
「なぁ……ねぇちゃん、ちょっといいか?」
「え?」
階段を更に上ろうとして佐知子は呼び止められた。
「他の奴らとも少し話せるからちょっと話したんだけどよ……なんでねぇちゃん、うちらの故郷の言葉話せんだ? しかも、全員の。いや、全員のつーか何かおかしくてよ。この間来たときの最初の言葉から、全員の故郷の言葉で全員が聞こえててな……なんつーか……ちょっと意味がわからなくてなぁ。ちなみに今もねぇちゃんは俺の故郷の言葉で話してるし俺も故郷の言葉で話してる……俺の故郷なんざここからずっと遠いぞ? どこで習った?」
男は訝し気に問う。その瞳は疑問と奇異の目だった。佐知子は、あ……と思う。
(そうか……ここの男の人達にも私の言葉が故郷の言葉に聞こえてたんだ……)
今更ながらそのことに気づいた。そして少し顔を下げて戸惑う。
言うべきか……言わざるべきか……いや、話すと決めたじゃないか。
話さないと不思議に思われる。奇異の目で見られる。負の感情を、また向けられる……。
あの女性に話そうと思っていたが……予行演習だ! と、佐知子は顔を上げた。
「えっと……あの……信じてもらえないかもしれないんですが……私は私の母国語で話しています。多分、この世界の創造神から貰った力……で、私の言葉が皆さんには皆さんの故郷の言葉や聞きたい言葉で聞こえているようで……私には皆さんの言葉が私の母国語で聞こえてるん……です……」
恐る恐る佐知子が伝えると……
「なんだそりゃあ……」
怪訝な顔で男は声を発した。
(うっ……)
佐知子の心が折れそうになる。
「創造神からもらった力? あんた神の子かなんかかい!」
男はせせら笑う。
「いえ……神の子ではないのですが……」
(他の世界から来たとかは言わない方がいいよね……どうなんだろう……)
腕を腹部で握りながら、戸惑いながら佐知子は瞳を伏せる。
「頭いかれてんのかい?」
(う……)
案の定いわれた言葉に、佐知子は言葉に詰まる。しかしぐっと腹部で握った手をもう一度強く握った。
「頭は……いかれてません! じゃあ、どう説明しますか? 私の言葉、今おじさんの故郷の言葉で聞こえてるんですよね? そこのお兄さん! 私の言葉わかりますよね!?」
「え! お、俺?」
顔を上げ、少し怒ったような表情で佐知子は中年男性に言い返すと、そばで見ていた若い白人の男性に声をかけた。
「私の言葉分かりますよね? 故郷の言葉で聞こえてますよね?」
佐知子はその男性に問い詰めるように聞いた。
「あ、ああ! 俺の故郷の言葉で聞こえてる!」
気の弱そうなその男性は焦りながら答えた。
「ほら! 故郷の言葉で聞こえてるって言ってるじゃないですか! それでもまだ頭おかしいって言いますか!?」
佐知子は中年男性を睨みつける。
「いや……でも……神の力ってのは……」
男性は戸惑い、後頭部をかいた。
「神の力云々は信じて貰わなくても結構です! ただ、私がいろんな言葉で話せる……というか、皆さんと話せるっていう事実だけを分かって普通に接してください! 私はここにいる知り合いに会いに来るだけなので! では失礼します!!」
佐知子は足早に階段を上って行く。
「あ、ねえちゃん……!」
男性の言葉を無視して階段を上る佐知子。やはり簡単には受け入れられなかった。そのことが悲しい。辛い。
佐知子は昂った感情と悲しさで涙目になりながら女性階に駆け上がる。
はぁ。と息を吐き女性階を見ると、下での話が筒抜けだったのか佐知子がまた来たと思ったのか、全員がこちらを見ていた。
「っ……」
佐知子は泣きそうになる。
「サチコ!」
ノーラが駆け寄ってきてくれた。
「ノーラさん!」
佐知子はノーラの姿を見つけると、涙を零しながら抱きついた。
そして安堵してか、ノーラになら……という甘えでか、その場で声を上げて泣いた。
大声でわんわんと、子供のように泣いた。
アーマ宿舎の入口で、佐知子はぎゅっと両脇で拳を握り腹部に力を入れ、立っていた。
セロのアドバイスを受け、一人考えた翌日、気持ちが萎えないうちに! と、佐知子はまたアーマ宿舎にやってきていた。
休日ではなかったので九時から三時までの農作業が休みの時間に自分も仕事を終え、相手も落ち着く十時頃にやってきた。
(ノーラさん……いるかな……)
不安が渦を巻く。
(話せば分かってくれるかな……)
あの女性の顔が浮かんだ。
(女は度胸!!)
考えてても仕方ない! と、佐知子はぐっと顔を上げ、階段の下に立った。
「すみませーん! こんにちはー!」
目を瞑って大声で叫んだ。
「また……あんたか」
するとこの間と同じ男性が顔を覗かせた。
「あ……こんにちは。また、上がってもいいですか?」
佐知子はぎこちなく微笑みながら挨拶する。
「ああ……今、休み時間だからいいけどよ……」
中年の、女性達と同じ黒と茶色の作業服を着た褐色肌に黒髪の細身の男性は、親指でくいっと手招きした。
「ありがとうございます!」
その少し好意的な態度に佐知子は少し嬉しくなる。階段を上り切ると男性階の全員が佐知子を見ていた。
「なぁ……ねぇちゃん、ちょっといいか?」
「え?」
階段を更に上ろうとして佐知子は呼び止められた。
「他の奴らとも少し話せるからちょっと話したんだけどよ……なんでねぇちゃん、うちらの故郷の言葉話せんだ? しかも、全員の。いや、全員のつーか何かおかしくてよ。この間来たときの最初の言葉から、全員の故郷の言葉で全員が聞こえててな……なんつーか……ちょっと意味がわからなくてなぁ。ちなみに今もねぇちゃんは俺の故郷の言葉で話してるし俺も故郷の言葉で話してる……俺の故郷なんざここからずっと遠いぞ? どこで習った?」
男は訝し気に問う。その瞳は疑問と奇異の目だった。佐知子は、あ……と思う。
(そうか……ここの男の人達にも私の言葉が故郷の言葉に聞こえてたんだ……)
今更ながらそのことに気づいた。そして少し顔を下げて戸惑う。
言うべきか……言わざるべきか……いや、話すと決めたじゃないか。
話さないと不思議に思われる。奇異の目で見られる。負の感情を、また向けられる……。
あの女性に話そうと思っていたが……予行演習だ! と、佐知子は顔を上げた。
「えっと……あの……信じてもらえないかもしれないんですが……私は私の母国語で話しています。多分、この世界の創造神から貰った力……で、私の言葉が皆さんには皆さんの故郷の言葉や聞きたい言葉で聞こえているようで……私には皆さんの言葉が私の母国語で聞こえてるん……です……」
恐る恐る佐知子が伝えると……
「なんだそりゃあ……」
怪訝な顔で男は声を発した。
(うっ……)
佐知子の心が折れそうになる。
「創造神からもらった力? あんた神の子かなんかかい!」
男はせせら笑う。
「いえ……神の子ではないのですが……」
(他の世界から来たとかは言わない方がいいよね……どうなんだろう……)
腕を腹部で握りながら、戸惑いながら佐知子は瞳を伏せる。
「頭いかれてんのかい?」
(う……)
案の定いわれた言葉に、佐知子は言葉に詰まる。しかしぐっと腹部で握った手をもう一度強く握った。
「頭は……いかれてません! じゃあ、どう説明しますか? 私の言葉、今おじさんの故郷の言葉で聞こえてるんですよね? そこのお兄さん! 私の言葉わかりますよね!?」
「え! お、俺?」
顔を上げ、少し怒ったような表情で佐知子は中年男性に言い返すと、そばで見ていた若い白人の男性に声をかけた。
「私の言葉分かりますよね? 故郷の言葉で聞こえてますよね?」
佐知子はその男性に問い詰めるように聞いた。
「あ、ああ! 俺の故郷の言葉で聞こえてる!」
気の弱そうなその男性は焦りながら答えた。
「ほら! 故郷の言葉で聞こえてるって言ってるじゃないですか! それでもまだ頭おかしいって言いますか!?」
佐知子は中年男性を睨みつける。
「いや……でも……神の力ってのは……」
男性は戸惑い、後頭部をかいた。
「神の力云々は信じて貰わなくても結構です! ただ、私がいろんな言葉で話せる……というか、皆さんと話せるっていう事実だけを分かって普通に接してください! 私はここにいる知り合いに会いに来るだけなので! では失礼します!!」
佐知子は足早に階段を上って行く。
「あ、ねえちゃん……!」
男性の言葉を無視して階段を上る佐知子。やはり簡単には受け入れられなかった。そのことが悲しい。辛い。
佐知子は昂った感情と悲しさで涙目になりながら女性階に駆け上がる。
はぁ。と息を吐き女性階を見ると、下での話が筒抜けだったのか佐知子がまた来たと思ったのか、全員がこちらを見ていた。
「っ……」
佐知子は泣きそうになる。
「サチコ!」
ノーラが駆け寄ってきてくれた。
「ノーラさん!」
佐知子はノーラの姿を見つけると、涙を零しながら抱きついた。
そして安堵してか、ノーラになら……という甘えでか、その場で声を上げて泣いた。
大声でわんわんと、子供のように泣いた。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました
iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
子供にしかモテない私が異世界転移したら、子連れイケメンに囲まれて逆ハーレム始まりました
もちもちのごはん
恋愛
地味で恋愛経験ゼロの29歳OL・春野こはるは、なぜか子供にだけ異常に懐かれる特異体質。ある日突然異世界に転移した彼女は、育児に手を焼くイケメンシングルファザーたちと出会う。泣き虫姫や暴れん坊、野生児たちに「おねえしゃん大好き!!」とモテモテなこはるに、彼らのパパたちも次第に惹かれはじめて……!? 逆ハーレム? ざまぁ? そんなの知らない!私はただ、子供たちと平和に暮らしたいだけなのに――!
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
甘い匂いの人間は、極上獰猛な獣たちに奪われる 〜居場所を求めた少女の転移譚〜
具なっしー
恋愛
「誰かを、全力で愛してみたい」
居場所のない、17歳の少女・鳴宮 桃(なるみや もも)。
幼い頃に両親を亡くし、叔父の家で家政婦のような日々を送る彼女は、誰にも言えない孤独を抱えていた。そんな桃が、願いをかけた神社の光に包まれ目覚めたのは、獣人たちが支配する異世界。
そこは、男女比50:1という極端な世界。女性は複数の夫に囲われて贅沢を享受するのが常識だった。
しかし、桃は異世界の女性が持つ傲慢さとは無縁で、控えめなまま。
そして彼女の身体から放たれる**"甘いフェロモン"は、野生の獣人たちにとって極上の獲物**でしかない。
盗賊に囚われかけたところを、美形で無口なホワイトタイガー獣人・ベンに救われた桃。孤独だった少女は、その純粋さゆえに、強く、一途で、そして獰猛な獣人たちに囲われていく――。
※表紙はAIです
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜
京
恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。
右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。
そんな乙女ゲームのようなお話。
黒騎士団の娼婦
星森
恋愛
夫を亡くし、義弟に家から追い出された元男爵夫人・ヨシノ。
異邦から迷い込んだ彼女に残されたのは、幼い息子への想いと、泥にまみれた誇りだけだった。
頼るあてもなく辿り着いたのは──「気味が悪い」と忌まれる黒騎士団の屯所。
煤けた鎧、無骨な団長、そして人との距離を忘れた男たち。
誰も寄りつかぬ彼らに、ヨシノは微笑み、こう言った。
「部屋が汚すぎて眠れませんでした。私を雇ってください」
※本作はAIとの共同制作作品です。
※史実・実在団体・宗教などとは一切関係ありません。戦闘シーンがあります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる