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03.会っちゃったよ、無理だよ。
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「おお……神内神社……」
私はスチルと背景で何回も見た鳥居を実際に目の前にし、泣きそうになりながら拝んでいた。
「彩衣……ちゃん?」
一凛ちゃんがまたもやドン引き……というかもう、心配そうな顔で私を見ている。
でも!私は拝まずにはいられない!!だって!最近!このゲームにハマってたんだもん!!!
頑張って仕事早く終わらせて!ご飯もお風呂も最短にして、なんならご飯食べないでもくもくとプレイしてたんだもん!!!
ストーリー超楽しいし!あとなんと言っても……キャラ!!!キャラデザがね!!!イラストレーター、ユキ。先生のキャラがいいのよ!!!好みだったの!!!
性格も個性あって……またこの神薙くんルートがさーーー最後にさーーーー……私は、うっ……と、泣きそうになる。
「彩衣ちゃん!早く行こう!!神薙くんに見てもらおう!!!」
「え!?神薙くんに会うの!?え!!!ちょ、待って!!!無理無理無理!!!!!」
私は急にあの神薙くんに会うのかと思うと……あの神薙くんにリアルに会って喋るということをリアルに受け止め始めて、パニックになった。
(あんなイケメンに会ったら無理でしょーーー!!!!死ぬよ!!!マジで!!!!!)
私は心の中で叫ぶ。
(あ。)
でも、私はあることを思い出した。
(あ~……いやでも……)
一凛ちゃんにズルズルと背中を押されながら階段を上り、私は宮司さんが住む境内の普通の家の玄関に立っていた。一凛ちゃんが呼び鈴を鳴らす。
(おいおいおい……マジで、神薙くんに会っちゃうのか?会っちゃうのか?まぁ、このゲームでは二番目の推しキャラだからまだ耐えられるけどさ……)
と、思いながら私が立っていると、ガラガラと引き戸が開いた。
「無理です!!!!!!」
私は叫んで、賽銭箱の影に隠れた。
一瞬だけ見た。
一瞬だけ見た、その人は……
間違いなく、このゲームのメイン攻略キャラ、神薙七斗くんだった。
私はスチルと背景で何回も見た鳥居を実際に目の前にし、泣きそうになりながら拝んでいた。
「彩衣……ちゃん?」
一凛ちゃんがまたもやドン引き……というかもう、心配そうな顔で私を見ている。
でも!私は拝まずにはいられない!!だって!最近!このゲームにハマってたんだもん!!!
頑張って仕事早く終わらせて!ご飯もお風呂も最短にして、なんならご飯食べないでもくもくとプレイしてたんだもん!!!
ストーリー超楽しいし!あとなんと言っても……キャラ!!!キャラデザがね!!!イラストレーター、ユキ。先生のキャラがいいのよ!!!好みだったの!!!
性格も個性あって……またこの神薙くんルートがさーーー最後にさーーーー……私は、うっ……と、泣きそうになる。
「彩衣ちゃん!早く行こう!!神薙くんに見てもらおう!!!」
「え!?神薙くんに会うの!?え!!!ちょ、待って!!!無理無理無理!!!!!」
私は急にあの神薙くんに会うのかと思うと……あの神薙くんにリアルに会って喋るということをリアルに受け止め始めて、パニックになった。
(あんなイケメンに会ったら無理でしょーーー!!!!死ぬよ!!!マジで!!!!!)
私は心の中で叫ぶ。
(あ。)
でも、私はあることを思い出した。
(あ~……いやでも……)
一凛ちゃんにズルズルと背中を押されながら階段を上り、私は宮司さんが住む境内の普通の家の玄関に立っていた。一凛ちゃんが呼び鈴を鳴らす。
(おいおいおい……マジで、神薙くんに会っちゃうのか?会っちゃうのか?まぁ、このゲームでは二番目の推しキャラだからまだ耐えられるけどさ……)
と、思いながら私が立っていると、ガラガラと引き戸が開いた。
「無理です!!!!!!」
私は叫んで、賽銭箱の影に隠れた。
一瞬だけ見た。
一瞬だけ見た、その人は……
間違いなく、このゲームのメイン攻略キャラ、神薙七斗くんだった。
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