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第49話 異世界の巨大ロボ対決
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次々と周りを巻き込んだ土の勇者が落ち着いたとき、俺の目に入ったものは。
「巨大ロボ!?」
全男子憧れの巨大ロボ。岩やレンガ、木などの建材で出来た巨大ロボは不格好ながらも、八階建ての建物ほどあるその巨大さは、敵ながら俺の心を揺さぶった。
「かっこいい~」
『マモル、のんきなことを言ってる状況じゃないですよ』
巨大ロボとなった土の勇者のせいで、王国の象徴である王城は半壊し、王を含めた貴族たちは我先にと逃げ出していた。俺は、ノアール達を探した。
「クリス! 三人は無事か?」
「大丈夫」
「マモル、お母様が!」
クリスの後ろにはアイレとノアールが抱きしめ合って城の崩壊に怯えながら、ノアールはメイの姿を見失ってしまったようだ。しかし、この混乱のなか、下手に動き回るのは二重遭難を起こしかねない。
「クリス! 二人を安全なところに移動させた後、メイさんの捜索をお願いしていいか?」
「それって、難しくて、大事だよね」
「そうだ。三人を無事に守り通してくれれば、一日デート券クラスだな」
「おっけー」
クリスは二人の王女を脇に抱えると、姿を消した。
これで一安心だろう。
王は後回しにして、あの巨大ロボをどうにかしなければ、下手すると国境付近の魔王軍にまで被害を及ぼすかもしれない。
「ははは、偽勇者よ。これが本物だ」
ロボになった土の勇者が高笑いをしながら、俺を踏み潰そうとする。
圧倒的な質量で潰そうとする。
俺は、横っ飛びで転がるように避けると、土の勇者ロボから距離を取る。
「てめえが本物だと! 本物のロボって奴を見せてやるぜ! ナビちゃん、出し惜しみはなしだ! マモルロボ召喚!」
この日のために貯めに貯めたエネルギーを消費して、こちらもロボを召喚する。
土の勇者のようなもっさりとして、土塊で出来ているロボなんかとは違い、なんだかよく分からない金属で出来た巨大ロボ。相手よりも一回りほど小さいが、そんなものは装甲の強さとスピードとパワーで押し勝ってやる。
「行くぞ! ナビちゃん。行くぞ! マモルロボ」
マモルロボの胸辺りにある操縦席で俺は叫んだ。
キタ! キタ! やっぱり、最後は巨大ロボ戦だろう。テンション上がる!!
俺はレーザーブレードを抜いて、土の勇者に斬りかかる。一合、二合、三合と打ち合うと同時に、建物は壊れ、レンガや瓦が飛び、住民の悲鳴が響く。
その声を聞いて、巨大ゴレームとしか思えない巨大ロボの中から、土の勇者が叫んだ。
「貴様! なんと非道な!」
「なにが非道だ! そもそも、この辺の建物を取り込んだ上に、破壊をしてるのはお前だろうが! このハゲ」
「ハゲではない! 断じてハゲではない。スキンヘッドだ! だいたい貴様が、大人しく首を切られれば、全ては丸く収まるんだ。そもそも、あの時、抵抗しなければ良かったのだ」
そう言えば、こいつが一番最初に俺を殺そうとしたのだったな。じゃあ、ロボ戦を楽しんでなんて、いられないな。一気に決着を付ける。
「ナビちゃん、マモルバズーカー!」
マモルロボはレーザーブレードをしまうと、バズーカーを構える。
バズーカーの威力に負けないように片膝立ちで構えると、バズーカーを発射した。
敵は目の前、的は巨大ロボ。外すはずがない。
しかし、バズーカー砲は、土の勇者ロボの手に触れると、Uターンして、俺の方に戻ってきた。
「やばい! ナビちゃん、緊急回避!」
フルブーストで飛び上がると、バズーカー砲は俺の足下を通過して、五階建ての建物にぶつかって爆発した。
間一髪、無傷だが、今のは何だったんだ? 何でバズーカー砲が俺に向かって戻って来たんだ? その理由が分からないと、下手に飛び道具は使えない。
俺はバズーカーをしまおうとした時、土の勇者が声高々とネタバレをしてくれた。
「巨大ロボ!?」
全男子憧れの巨大ロボ。岩やレンガ、木などの建材で出来た巨大ロボは不格好ながらも、八階建ての建物ほどあるその巨大さは、敵ながら俺の心を揺さぶった。
「かっこいい~」
『マモル、のんきなことを言ってる状況じゃないですよ』
巨大ロボとなった土の勇者のせいで、王国の象徴である王城は半壊し、王を含めた貴族たちは我先にと逃げ出していた。俺は、ノアール達を探した。
「クリス! 三人は無事か?」
「大丈夫」
「マモル、お母様が!」
クリスの後ろにはアイレとノアールが抱きしめ合って城の崩壊に怯えながら、ノアールはメイの姿を見失ってしまったようだ。しかし、この混乱のなか、下手に動き回るのは二重遭難を起こしかねない。
「クリス! 二人を安全なところに移動させた後、メイさんの捜索をお願いしていいか?」
「それって、難しくて、大事だよね」
「そうだ。三人を無事に守り通してくれれば、一日デート券クラスだな」
「おっけー」
クリスは二人の王女を脇に抱えると、姿を消した。
これで一安心だろう。
王は後回しにして、あの巨大ロボをどうにかしなければ、下手すると国境付近の魔王軍にまで被害を及ぼすかもしれない。
「ははは、偽勇者よ。これが本物だ」
ロボになった土の勇者が高笑いをしながら、俺を踏み潰そうとする。
圧倒的な質量で潰そうとする。
俺は、横っ飛びで転がるように避けると、土の勇者ロボから距離を取る。
「てめえが本物だと! 本物のロボって奴を見せてやるぜ! ナビちゃん、出し惜しみはなしだ! マモルロボ召喚!」
この日のために貯めに貯めたエネルギーを消費して、こちらもロボを召喚する。
土の勇者のようなもっさりとして、土塊で出来ているロボなんかとは違い、なんだかよく分からない金属で出来た巨大ロボ。相手よりも一回りほど小さいが、そんなものは装甲の強さとスピードとパワーで押し勝ってやる。
「行くぞ! ナビちゃん。行くぞ! マモルロボ」
マモルロボの胸辺りにある操縦席で俺は叫んだ。
キタ! キタ! やっぱり、最後は巨大ロボ戦だろう。テンション上がる!!
俺はレーザーブレードを抜いて、土の勇者に斬りかかる。一合、二合、三合と打ち合うと同時に、建物は壊れ、レンガや瓦が飛び、住民の悲鳴が響く。
その声を聞いて、巨大ゴレームとしか思えない巨大ロボの中から、土の勇者が叫んだ。
「貴様! なんと非道な!」
「なにが非道だ! そもそも、この辺の建物を取り込んだ上に、破壊をしてるのはお前だろうが! このハゲ」
「ハゲではない! 断じてハゲではない。スキンヘッドだ! だいたい貴様が、大人しく首を切られれば、全ては丸く収まるんだ。そもそも、あの時、抵抗しなければ良かったのだ」
そう言えば、こいつが一番最初に俺を殺そうとしたのだったな。じゃあ、ロボ戦を楽しんでなんて、いられないな。一気に決着を付ける。
「ナビちゃん、マモルバズーカー!」
マモルロボはレーザーブレードをしまうと、バズーカーを構える。
バズーカーの威力に負けないように片膝立ちで構えると、バズーカーを発射した。
敵は目の前、的は巨大ロボ。外すはずがない。
しかし、バズーカー砲は、土の勇者ロボの手に触れると、Uターンして、俺の方に戻ってきた。
「やばい! ナビちゃん、緊急回避!」
フルブーストで飛び上がると、バズーカー砲は俺の足下を通過して、五階建ての建物にぶつかって爆発した。
間一髪、無傷だが、今のは何だったんだ? 何でバズーカー砲が俺に向かって戻って来たんだ? その理由が分からないと、下手に飛び道具は使えない。
俺はバズーカーをしまおうとした時、土の勇者が声高々とネタバレをしてくれた。
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