37 / 38
韓国1回目 前編(番外編)
しおりを挟む
韓国
言わずと知れたお隣の国。
みぱぱが黒帯を持っているテコンドーの国
~*~*~
「びままさん、ご相談が」
「何でしょうが、みぱぱさん」
結婚生活も落ち着いた頃、みぱぱはびままさんに相談を持ちかけました。
「じつはうちの両親って海外行ったことが無いんだよね。それで、両家の両親含めて六人で海外旅行に行かないか?」
「良いですね」
元々旅行好きのびままさんは二つ返事で賛成してくれました。
そうすると、びままさんの質問はひとつです。
「それで、どこに行きますか?」
「初海外だし、六人もいるから近場で、韓国なんてどうだろうか?」
「良いですね。じゃあ、実家に連絡して、観光雑誌を買って、さあ、準備しなきゃ!」
みぱぱ、びまま両家の韓国旅行が決定しました。
日程を決めて、準備をします。
さあ、ここでびままさんのターンです!
びままさん、旅行の時はきっちりスケジュールをたてて、まるで行くまでの一回旅行は終わってしまっているかのようです。
「みんなで、これを見ましょうよ」
びままさんが指した先は、『民族舞踊』。オプショナルツアーに入っていないので、自分で予約しなければなりません。
仕方がなので、みぱぱは自分で電話をします。
「あいむ こーりん ふろむ じゃぱん。ぷりーず りざぺーしょん しっくす ぴーぽー。え、ああ、はい」
電話を切ったみぱぱにびままさんが尋ねます。
「どうでした?」
「なんか、予約無しで当日チケットを買えば良いみたい」
頑張って電話したのに無駄骨でした。
さて、びまま家が九州と言うこともあり、福岡空港集合します。それは初海外旅行のみぱぱ家両親の為でもあります。
福岡空港を出発した飛行機はあっという間にソウルに到着しました。
所要時間約一時間半。羽田~福岡よりも短い飛行時間です。
韓国に着いたみぱぱたちを迎えてくれたのは、若い女性ジウさんでした。
黒いリムジンに乗って、ソウル近くの河、漢江を横目に見ながらホテルに向か言う途中に、ジウさんが尋ねます。
「お客さんたちはどういった関係ですか?」
「私たちは夫婦で、その両親です。家族旅行なんですよ」
みぱぱがそう答えると、ジウさんはにっこり笑いました。
「そうなんですね。韓国では、家族とても大事にします。楽しい旅行になると良いですね」
「はい。そういえば韓国と言えば焼き肉ですよね。良いお店を教えてください」
「分かりました。こちらで予約と送迎の車も用意しておきましょうか?」
とりあえず、初日の晩ご飯の予約をして、ホテルにチェックインしたみぱぱ達は、ジウさんの手配してくれた車が来るまでのあいだ、自由にすることにしました。
みぱぱ両親とびまま両親は慣れない海外で少し疲れたと言うことで、ホテルで休むようです。
その間、みぱぱとびままはちょっとソウルの街を散策することにしました。
ソウルは都会なのですが、高層ビルと同時に昔からあるような古い建物が混在し、ちょっと裏道をみるとゴミが散乱しています。経済的に急成長して、街が追いついていない感じがします。それはおそらく、高度成長期の東京に似ているのではないかと、みぱぱは街を歩きながら、考えていました。
ホテル周りの街の様子を見て回ったみぱぱは、ホテルのすぐそばにあるコンビニに入りました。
日本と基本的に変わらないコンビニ。
お菓子もつまみもソフトドリンクも、もちろんお酒も置いています。
値段を確認すると物価は日本よりも安いです。大体、半分から三分の二程度でしょうか。
日本で見かけるお菓子も置いてあり、輸入品になるためか、他のお菓子よりも若干高めの価格でした。
さて、迎えの車に乗って行く焼き肉店。
「ん!?」
「どうかしましたか? みぱぱさん」
「お客が日本人ばっかりですね」
広い店内に長テーブルが多くあり、そのテーブルのほとんどはお客で埋まっていました。そのお客は日本人らしき人々でした。
「旅行雑誌に載っている店なんですかね?」
ジウさんにお願いして店を予約していたので、詳しく調べていませんでしたが、地元のうジウさんのチョイスなので、地元の人がよく行くお店だと勝手に想像していました。
みぱぱ両親は慣れない外国なので、周りに日本人がいることにすごく安心した様子でした。
メニューを見ても、写真に日本語で書かれており、頼みやすいメニュー表でした。
韓国の焼き肉と言えば、骨付きカルビ。
骨がついたままの長細いカルビをびろーんと焼きます。
カルビについたタレの焦げるおいしそうな匂い。これだけでビールが進みます。
良い感じで焼けた頃、おばちゃんがやってきて、はさみでチョキチョキと切ってくれます。
それをサンチュに巻いていただきます。
しっかり、味がつているのでそのままでもおいしく、カルビのうまみ脂をビールで流し込みます。
韓国のビールは東南アジアのビールと同じように軽めでグビグビ飲めちゃいます。
さて、お腹がいっぱいになったみぱぱ一行は会計をしようと、みぱぱが財布を取り出そうとします。
「みぱぱ、ここは私が払うから」
なんとみぱぱママがここを払う言うのです。旅行の費用はみぱぱ夫婦が出したので、食事は出すというのです。
「いいよ。めったにできない親孝行のつもりだから」
「いやいや、旅行代を出してくれたんだから、ここは私が払う」
「いいや、大丈夫だから」
どっちが払うか押し問答して前に進みません。そこにびままママが口を開きました。
「ここはわたしが払います」
びままママがそう言った瞬間でした。
「どうぞ、どうぞ」
みぱぱとみぱぱママが頭を下げて手を出したまま、同時に言いました。
「なんでやねん!」
びままの冷静な突っ込みで、みぱぱママが払うことになりました。
言わずと知れたお隣の国。
みぱぱが黒帯を持っているテコンドーの国
~*~*~
「びままさん、ご相談が」
「何でしょうが、みぱぱさん」
結婚生活も落ち着いた頃、みぱぱはびままさんに相談を持ちかけました。
「じつはうちの両親って海外行ったことが無いんだよね。それで、両家の両親含めて六人で海外旅行に行かないか?」
「良いですね」
元々旅行好きのびままさんは二つ返事で賛成してくれました。
そうすると、びままさんの質問はひとつです。
「それで、どこに行きますか?」
「初海外だし、六人もいるから近場で、韓国なんてどうだろうか?」
「良いですね。じゃあ、実家に連絡して、観光雑誌を買って、さあ、準備しなきゃ!」
みぱぱ、びまま両家の韓国旅行が決定しました。
日程を決めて、準備をします。
さあ、ここでびままさんのターンです!
びままさん、旅行の時はきっちりスケジュールをたてて、まるで行くまでの一回旅行は終わってしまっているかのようです。
「みんなで、これを見ましょうよ」
びままさんが指した先は、『民族舞踊』。オプショナルツアーに入っていないので、自分で予約しなければなりません。
仕方がなので、みぱぱは自分で電話をします。
「あいむ こーりん ふろむ じゃぱん。ぷりーず りざぺーしょん しっくす ぴーぽー。え、ああ、はい」
電話を切ったみぱぱにびままさんが尋ねます。
「どうでした?」
「なんか、予約無しで当日チケットを買えば良いみたい」
頑張って電話したのに無駄骨でした。
さて、びまま家が九州と言うこともあり、福岡空港集合します。それは初海外旅行のみぱぱ家両親の為でもあります。
福岡空港を出発した飛行機はあっという間にソウルに到着しました。
所要時間約一時間半。羽田~福岡よりも短い飛行時間です。
韓国に着いたみぱぱたちを迎えてくれたのは、若い女性ジウさんでした。
黒いリムジンに乗って、ソウル近くの河、漢江を横目に見ながらホテルに向か言う途中に、ジウさんが尋ねます。
「お客さんたちはどういった関係ですか?」
「私たちは夫婦で、その両親です。家族旅行なんですよ」
みぱぱがそう答えると、ジウさんはにっこり笑いました。
「そうなんですね。韓国では、家族とても大事にします。楽しい旅行になると良いですね」
「はい。そういえば韓国と言えば焼き肉ですよね。良いお店を教えてください」
「分かりました。こちらで予約と送迎の車も用意しておきましょうか?」
とりあえず、初日の晩ご飯の予約をして、ホテルにチェックインしたみぱぱ達は、ジウさんの手配してくれた車が来るまでのあいだ、自由にすることにしました。
みぱぱ両親とびまま両親は慣れない海外で少し疲れたと言うことで、ホテルで休むようです。
その間、みぱぱとびままはちょっとソウルの街を散策することにしました。
ソウルは都会なのですが、高層ビルと同時に昔からあるような古い建物が混在し、ちょっと裏道をみるとゴミが散乱しています。経済的に急成長して、街が追いついていない感じがします。それはおそらく、高度成長期の東京に似ているのではないかと、みぱぱは街を歩きながら、考えていました。
ホテル周りの街の様子を見て回ったみぱぱは、ホテルのすぐそばにあるコンビニに入りました。
日本と基本的に変わらないコンビニ。
お菓子もつまみもソフトドリンクも、もちろんお酒も置いています。
値段を確認すると物価は日本よりも安いです。大体、半分から三分の二程度でしょうか。
日本で見かけるお菓子も置いてあり、輸入品になるためか、他のお菓子よりも若干高めの価格でした。
さて、迎えの車に乗って行く焼き肉店。
「ん!?」
「どうかしましたか? みぱぱさん」
「お客が日本人ばっかりですね」
広い店内に長テーブルが多くあり、そのテーブルのほとんどはお客で埋まっていました。そのお客は日本人らしき人々でした。
「旅行雑誌に載っている店なんですかね?」
ジウさんにお願いして店を予約していたので、詳しく調べていませんでしたが、地元のうジウさんのチョイスなので、地元の人がよく行くお店だと勝手に想像していました。
みぱぱ両親は慣れない外国なので、周りに日本人がいることにすごく安心した様子でした。
メニューを見ても、写真に日本語で書かれており、頼みやすいメニュー表でした。
韓国の焼き肉と言えば、骨付きカルビ。
骨がついたままの長細いカルビをびろーんと焼きます。
カルビについたタレの焦げるおいしそうな匂い。これだけでビールが進みます。
良い感じで焼けた頃、おばちゃんがやってきて、はさみでチョキチョキと切ってくれます。
それをサンチュに巻いていただきます。
しっかり、味がつているのでそのままでもおいしく、カルビのうまみ脂をビールで流し込みます。
韓国のビールは東南アジアのビールと同じように軽めでグビグビ飲めちゃいます。
さて、お腹がいっぱいになったみぱぱ一行は会計をしようと、みぱぱが財布を取り出そうとします。
「みぱぱ、ここは私が払うから」
なんとみぱぱママがここを払う言うのです。旅行の費用はみぱぱ夫婦が出したので、食事は出すというのです。
「いいよ。めったにできない親孝行のつもりだから」
「いやいや、旅行代を出してくれたんだから、ここは私が払う」
「いいや、大丈夫だから」
どっちが払うか押し問答して前に進みません。そこにびままママが口を開きました。
「ここはわたしが払います」
びままママがそう言った瞬間でした。
「どうぞ、どうぞ」
みぱぱとみぱぱママが頭を下げて手を出したまま、同時に言いました。
「なんでやねん!」
びままの冷静な突っ込みで、みぱぱママが払うことになりました。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
美味しいコーヒーの愉しみ方 Acidity and Bitterness
碧井夢夏
ライト文芸
<第五回ライト文芸大賞 最終選考・奨励賞>
住宅街とオフィスビルが共存するとある下町にある定食屋「まなべ」。
看板娘の利津(りつ)は毎日忙しくお店を手伝っている。
最近隣にできたコーヒーショップ「The Coffee Stand Natsu」。
どうやら、店長は有名なクリエイティブ・ディレクターで、脱サラして始めたお店らしく……?
神の舌を持つ定食屋の娘×クリエイティブ界の神と呼ばれた男 2人の出会いはやがて下町を変えていく――?
定食屋とコーヒーショップ、時々美容室、を中心に繰り広げられる出会いと挫折の物語。
過激表現はありませんが、重めの過去が出ることがあります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる