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第6話
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翌日、出勤してきた志村くんは珍しく真っ直ぐ俺の方に向かってきた。何かと思ったら、おずおずと近所のパティスリーの紙袋を差し出された。
「あの、昨日はありがとうございました」
いつだったか、この店のシュークリームやプリンは甘過ぎなくて好きだと話したことはある。普段はほとんどテシのことしか眼中にない志村くんがそれを覚えてくれてたなんて驚いた。
「気持ちだけで十分だよ」
「受け取ってもらえるまで動きません」
大したことはしてないのにお礼なんか貰うわけにはいかないと思ったけど、志村くんの意思は固そうだ。
「なんか……志村くん、テシに似てきた?」
「元々わりと頑固な子なんですよ。諦めてください」
テシがそう言うからには志村くんも案外意固地なところがあるらしい。ここはもう観念して受け取ることにした。
「わざわざありがとね」
「こちらこそありがとうございました」
改めてお礼を言ってくれた志村くんの表情は今までよりも格段に柔らかかった。俺にも少しは心を開いてくれるようになったのかもしれないと思えて嬉しかった。
今日はいい気分で一日を終えられそうだと思ってたら、最後の最後にテシから声を掛けられた。
「この後ってお時間ありますか」
ファミレスに誘われる時はこんな前振りはないし、テシはいつになくかしこまってるから俺も身構えてしまった。
「あるけど、何?」
今日こそは何か相談でもあるんじゃないかと思ったけど、俺が質問を返すとテシの表情は一転して笑顔になった。
「俺も一宿一飯のご恩をお返ししたいので何かご馳走させてください」
「そういうのいいから」
「健太郎くんの贈り物は受け取ってたじゃないですか。不公平ですよ」
テシの申し出を即座に断ったら拗ねた様子で抗議された。また面倒な展開になりそうだ。
「マジでなんにもいらないって」
「じゃあ、何かしてほしいことありません?」
「早く帰ってほしい」
「それは却下します」
「なんでだよ」
これはもうしつこくごねられるパターンだと確信して、自然と溜め息が出た。できればうまい棒辺りで手打ちにしたいところだけど、テシは納得しそうにない気がする。
「俺、マッサージ得意ですよ」
考えあぐねてたらテシはそんな提案をしてきた。首も肩も腰もバキバキではあるものの、パーソナルスペースを侵されても平気なほど気を許してるわけじゃない。
「テシにベタベタ触られたくないからいい」
「触りたかったです」
今度はこっちから却下してやったらテシはわざとらしく肩を落としてた。完全にツッコミ待ちされてるから逆に何も言わないことにした。
「本当になんでもするんで遠慮なく言ってください」
「なんでもって、頭踏んでもいいの?」
「もちろんです」
どれくらいのレベルまで対応するつもりなのか気になって聞いてみたら、笑顔で即答されて呆れてしまった。
「もうちょっと人間としての尊厳持って生きろよ」
「他の人だったらお断りしますけど、夏彦さんだけは特別です」
「全然嬉しくない特典だな」
「踏みたいんじゃないんですか」
「例えばって話で、踏みたいとは言ってねぇよ」
「真剣に考えてくださいよ」
テシに頼みたいことなんて何もないけど、改めて考えてみたら一つだけ思い浮かんだ。
「頭踏むよりは一緒にファミレス行く方がいいかな」
「えー、そんなのいつも通りじゃないですか」
「なんでもするって言ったんだから付き合えよ」
「わかりました」
やっと捻り出した答えにもぶーたれられて、強めに言い返したらなぜか嬉しそうに笑われた。テシのリアクションの意味がわからない時はよくある。
結局いつものファミレスに行ったけど、テシはいつもと違ってパンケーキを頼んでた。
「今日はパフェじゃないんだな」
「パンケーキは実家です」
「なんだそれ」
パンケーキが運ばれてくるとテシは手早くバターを塗った後シロップまみれにしてた。そんなに掛けたらシロップの味しかしないんじゃないかと思う。
若干引きながらその様子を眺めてたら、テシはいそいそと一口大に切ったそれを差し出してきた。
「食べます?」
「いらない」
「すごく見られてるから食べたいのかと思いました」
俺が食い気味で断ったらテシは残念そうに笑いながらフォークを口に運んだ。
「シロップ掛け過ぎだろって思ってただけ」
「しみしみで美味しいですよ」
「ふーん」
繊細な味のカクテルを作れるくらいだから味覚は鈍くないはずだけど、食べ物に関しては極端な味の方が好きらしい。
「夏彦さんはポテトばっかり食べてますよね」
「普段あんま食わないけどここのは好きなんだよ」
「なんか、毎回出てくるの遅くないですか」
「確かにいっつも手持ち無沙汰でパフェ食うとこ見てるな」
フルーツを切って盛り付けるだけのパフェの方が早く提供されるのは当然だけど、注文が入ってなかった時のこともあって待たされてる印象は強い。
「スマホいじったりしないんですか」
「それやると一緒にいる意味ないだろ」
俺がなんの気なしに答えたら、テシは黙ってにこにこ笑ってた。「なんだよ」と聞こうかと思ったところでポテトが運ばれてきたからやっぱりスルーした。
「そろそろファミレス以外も一緒に行きませんか」
テシからそんな誘いを受けて意外と悪い気はしなかったけど、また妙なことを言い出しそうな気もして承諾はできなかった。
「例えば?」
「箱根彫刻の森美術館ってどう思います?」
「明け方とかにCMやってるあれ?」
「気になりません?」
話の流れ的に飲食店かと思ってたのに、テシの答えは予想の斜め上をいってた。まさか旅行に誘われるとは思ってなかった。
「いきなり箱根ってどうかしてんだろ」
「いいじゃないですか。一泊して温泉入りましょうよ」
「やだよ。百歩譲って志村くんも呼んで慰安旅行ってことならいいけど」
「慰安旅行も楽しそうですけど、俺は夏彦さんとプライベートでお出掛けしたいんです」
ここで断ったらまたごねられるとしか思えない。かといって箱根まで付き合うのはあまりにも面倒だ。
「都内だったらいいよ」
「都内ですか……あ、上野動物園行きたいです」
俺が譲歩案を出すとテシは少し考えてそう言った。上野はいいとして、俺の中では美術館よりも動物園の方がハードルが高い。
「男二人で動物園ってキツくない?」
「夏彦さんはそういう人達見てキツいと思うんですか」
難色を示したら不思議そうな顔をされた。他人なら全く気にならないのに、自分のこととなるとなんとなく抵抗感がある。
「俺は別になんとも思わないけどさ、なんかジロジロ見られそうじゃん」
「存在するかもわからないような相手に怯えたってしょうがないですよ。それに、たまたまその場に居合わせただけの人達にどう思われたっていいじゃないですか」
「んー……それもそうだな」
テシのその言葉で自分がそれなりに世間体を気にしてることに気付いた。男二人でデートスポットめいたところに出掛けるなんて周りから変に思われそうだから無意識に避けてたのかもしれない。
「再来週の定休日って空いてますか」
「空いてる」
「何時なら起きれます?」
「どうだろ。十二時かな」
「モーニングコールした方がいいですよね?」
「マジでいらねぇ」
テシが矢継ぎ早に質問してきて、あっという間に具体的な予定が決まってしまった。動物園なんて小学校の頃に行った以来だ。
「だったら、準備できたタイミングで連絡ください」
「わかった」
「初デート、楽しみにしてますね」
嬉しそうな笑顔でそんな単語を出されるとむず痒い気持ちになった。テシが本当に俺に気があるとしたら、一緒に出掛けるのもよくないかもしれない。ただ、ストレートに「俺のこと好きなの?」なんてクソダサいことは言えなかった。
「デートって言われるとやなんだけど」
「じゃあ逢い引きですか」
「言い回しじゃなくて、テシがどういう心持ちなのかって話だよ」
またふざけたノリで話が進みそうになったけど、今日は少し踏み込んでみたらテシはあっけらかんとこう言った。
「俺は夏彦さんと一緒に過ごせたら嬉しいってだけですよ」
その答えは聞きたかったこととはズレてたから俺の聞き方が悪かったかもしれない。ただ、特に何も見返りを求められてないなら別にいいかと思えた。
「まあ、デートじゃなくて友達として出掛ける分にはいいよ」
ひとまず断じてデートではないということだけは強調しておいた。テシは目をパチクリさせてたけど、数秒後にやっと口を開いた。
「今、友達って言ってくれました?」
「休みの日に会うってなったらさすがにな」
「嬉し過ぎてこの感情をどう処理したらいいかわからないです」
「どんだけだよ」
テシが大袈裟なくらい喜んでるのは伝わってくるけど、こういう時はにこにこしないんだなと気付いてちょっと笑えてきた。
「絶対すっぽかさないでくださいね」
「わかったよ」
差し出された小指を無視してたらテシはきょとんとした顔でこっちを見てた。手を下ろすつもりは微塵もなさそうだ。
「これって指切りしないと終わらない感じ?」
「はい。嫌なら誓約書でもいいですよ」
「口頭で十分だろ」
書面を交わすよりはマシだから仕方なく指切りに応じる。テシは満足そうに笑いながら繋いだ手を上下に揺らした。
「もっと仲良くなったら箱根も行きましょうね」
「それはやだ」
二人旅の誘いは改めて断って指を離したけど、なんだかんだでいつかは一緒に行くことになりそうな予感がした。
「あの、昨日はありがとうございました」
いつだったか、この店のシュークリームやプリンは甘過ぎなくて好きだと話したことはある。普段はほとんどテシのことしか眼中にない志村くんがそれを覚えてくれてたなんて驚いた。
「気持ちだけで十分だよ」
「受け取ってもらえるまで動きません」
大したことはしてないのにお礼なんか貰うわけにはいかないと思ったけど、志村くんの意思は固そうだ。
「なんか……志村くん、テシに似てきた?」
「元々わりと頑固な子なんですよ。諦めてください」
テシがそう言うからには志村くんも案外意固地なところがあるらしい。ここはもう観念して受け取ることにした。
「わざわざありがとね」
「こちらこそありがとうございました」
改めてお礼を言ってくれた志村くんの表情は今までよりも格段に柔らかかった。俺にも少しは心を開いてくれるようになったのかもしれないと思えて嬉しかった。
今日はいい気分で一日を終えられそうだと思ってたら、最後の最後にテシから声を掛けられた。
「この後ってお時間ありますか」
ファミレスに誘われる時はこんな前振りはないし、テシはいつになくかしこまってるから俺も身構えてしまった。
「あるけど、何?」
今日こそは何か相談でもあるんじゃないかと思ったけど、俺が質問を返すとテシの表情は一転して笑顔になった。
「俺も一宿一飯のご恩をお返ししたいので何かご馳走させてください」
「そういうのいいから」
「健太郎くんの贈り物は受け取ってたじゃないですか。不公平ですよ」
テシの申し出を即座に断ったら拗ねた様子で抗議された。また面倒な展開になりそうだ。
「マジでなんにもいらないって」
「じゃあ、何かしてほしいことありません?」
「早く帰ってほしい」
「それは却下します」
「なんでだよ」
これはもうしつこくごねられるパターンだと確信して、自然と溜め息が出た。できればうまい棒辺りで手打ちにしたいところだけど、テシは納得しそうにない気がする。
「俺、マッサージ得意ですよ」
考えあぐねてたらテシはそんな提案をしてきた。首も肩も腰もバキバキではあるものの、パーソナルスペースを侵されても平気なほど気を許してるわけじゃない。
「テシにベタベタ触られたくないからいい」
「触りたかったです」
今度はこっちから却下してやったらテシはわざとらしく肩を落としてた。完全にツッコミ待ちされてるから逆に何も言わないことにした。
「本当になんでもするんで遠慮なく言ってください」
「なんでもって、頭踏んでもいいの?」
「もちろんです」
どれくらいのレベルまで対応するつもりなのか気になって聞いてみたら、笑顔で即答されて呆れてしまった。
「もうちょっと人間としての尊厳持って生きろよ」
「他の人だったらお断りしますけど、夏彦さんだけは特別です」
「全然嬉しくない特典だな」
「踏みたいんじゃないんですか」
「例えばって話で、踏みたいとは言ってねぇよ」
「真剣に考えてくださいよ」
テシに頼みたいことなんて何もないけど、改めて考えてみたら一つだけ思い浮かんだ。
「頭踏むよりは一緒にファミレス行く方がいいかな」
「えー、そんなのいつも通りじゃないですか」
「なんでもするって言ったんだから付き合えよ」
「わかりました」
やっと捻り出した答えにもぶーたれられて、強めに言い返したらなぜか嬉しそうに笑われた。テシのリアクションの意味がわからない時はよくある。
結局いつものファミレスに行ったけど、テシはいつもと違ってパンケーキを頼んでた。
「今日はパフェじゃないんだな」
「パンケーキは実家です」
「なんだそれ」
パンケーキが運ばれてくるとテシは手早くバターを塗った後シロップまみれにしてた。そんなに掛けたらシロップの味しかしないんじゃないかと思う。
若干引きながらその様子を眺めてたら、テシはいそいそと一口大に切ったそれを差し出してきた。
「食べます?」
「いらない」
「すごく見られてるから食べたいのかと思いました」
俺が食い気味で断ったらテシは残念そうに笑いながらフォークを口に運んだ。
「シロップ掛け過ぎだろって思ってただけ」
「しみしみで美味しいですよ」
「ふーん」
繊細な味のカクテルを作れるくらいだから味覚は鈍くないはずだけど、食べ物に関しては極端な味の方が好きらしい。
「夏彦さんはポテトばっかり食べてますよね」
「普段あんま食わないけどここのは好きなんだよ」
「なんか、毎回出てくるの遅くないですか」
「確かにいっつも手持ち無沙汰でパフェ食うとこ見てるな」
フルーツを切って盛り付けるだけのパフェの方が早く提供されるのは当然だけど、注文が入ってなかった時のこともあって待たされてる印象は強い。
「スマホいじったりしないんですか」
「それやると一緒にいる意味ないだろ」
俺がなんの気なしに答えたら、テシは黙ってにこにこ笑ってた。「なんだよ」と聞こうかと思ったところでポテトが運ばれてきたからやっぱりスルーした。
「そろそろファミレス以外も一緒に行きませんか」
テシからそんな誘いを受けて意外と悪い気はしなかったけど、また妙なことを言い出しそうな気もして承諾はできなかった。
「例えば?」
「箱根彫刻の森美術館ってどう思います?」
「明け方とかにCMやってるあれ?」
「気になりません?」
話の流れ的に飲食店かと思ってたのに、テシの答えは予想の斜め上をいってた。まさか旅行に誘われるとは思ってなかった。
「いきなり箱根ってどうかしてんだろ」
「いいじゃないですか。一泊して温泉入りましょうよ」
「やだよ。百歩譲って志村くんも呼んで慰安旅行ってことならいいけど」
「慰安旅行も楽しそうですけど、俺は夏彦さんとプライベートでお出掛けしたいんです」
ここで断ったらまたごねられるとしか思えない。かといって箱根まで付き合うのはあまりにも面倒だ。
「都内だったらいいよ」
「都内ですか……あ、上野動物園行きたいです」
俺が譲歩案を出すとテシは少し考えてそう言った。上野はいいとして、俺の中では美術館よりも動物園の方がハードルが高い。
「男二人で動物園ってキツくない?」
「夏彦さんはそういう人達見てキツいと思うんですか」
難色を示したら不思議そうな顔をされた。他人なら全く気にならないのに、自分のこととなるとなんとなく抵抗感がある。
「俺は別になんとも思わないけどさ、なんかジロジロ見られそうじゃん」
「存在するかもわからないような相手に怯えたってしょうがないですよ。それに、たまたまその場に居合わせただけの人達にどう思われたっていいじゃないですか」
「んー……それもそうだな」
テシのその言葉で自分がそれなりに世間体を気にしてることに気付いた。男二人でデートスポットめいたところに出掛けるなんて周りから変に思われそうだから無意識に避けてたのかもしれない。
「再来週の定休日って空いてますか」
「空いてる」
「何時なら起きれます?」
「どうだろ。十二時かな」
「モーニングコールした方がいいですよね?」
「マジでいらねぇ」
テシが矢継ぎ早に質問してきて、あっという間に具体的な予定が決まってしまった。動物園なんて小学校の頃に行った以来だ。
「だったら、準備できたタイミングで連絡ください」
「わかった」
「初デート、楽しみにしてますね」
嬉しそうな笑顔でそんな単語を出されるとむず痒い気持ちになった。テシが本当に俺に気があるとしたら、一緒に出掛けるのもよくないかもしれない。ただ、ストレートに「俺のこと好きなの?」なんてクソダサいことは言えなかった。
「デートって言われるとやなんだけど」
「じゃあ逢い引きですか」
「言い回しじゃなくて、テシがどういう心持ちなのかって話だよ」
またふざけたノリで話が進みそうになったけど、今日は少し踏み込んでみたらテシはあっけらかんとこう言った。
「俺は夏彦さんと一緒に過ごせたら嬉しいってだけですよ」
その答えは聞きたかったこととはズレてたから俺の聞き方が悪かったかもしれない。ただ、特に何も見返りを求められてないなら別にいいかと思えた。
「まあ、デートじゃなくて友達として出掛ける分にはいいよ」
ひとまず断じてデートではないということだけは強調しておいた。テシは目をパチクリさせてたけど、数秒後にやっと口を開いた。
「今、友達って言ってくれました?」
「休みの日に会うってなったらさすがにな」
「嬉し過ぎてこの感情をどう処理したらいいかわからないです」
「どんだけだよ」
テシが大袈裟なくらい喜んでるのは伝わってくるけど、こういう時はにこにこしないんだなと気付いてちょっと笑えてきた。
「絶対すっぽかさないでくださいね」
「わかったよ」
差し出された小指を無視してたらテシはきょとんとした顔でこっちを見てた。手を下ろすつもりは微塵もなさそうだ。
「これって指切りしないと終わらない感じ?」
「はい。嫌なら誓約書でもいいですよ」
「口頭で十分だろ」
書面を交わすよりはマシだから仕方なく指切りに応じる。テシは満足そうに笑いながら繋いだ手を上下に揺らした。
「もっと仲良くなったら箱根も行きましょうね」
「それはやだ」
二人旅の誘いは改めて断って指を離したけど、なんだかんだでいつかは一緒に行くことになりそうな予感がした。
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