異世界配信サービス

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第10章 異世界配信サービス / Lock down symphony

第97話 ギャザリング

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陽の傾いた街は、穏やかな喧騒に包まれていた。

そんな中、クラヴァルは歩を止め、ゆっくりと振り返る。頬に触れた空気の流れが、いつもと少し違っていた。

胸の奥を、かすかな視線のようなものが通り抜ける。

「ん…? 視線を感じるわ。ハイシン始まってるのね」

おそらく、見えない配信レンズの向こう側では『EWS:クラヴァルチャンネル』がスタートしているのだろうと彼女は感じていた。

クラヴァルは包帯を巻いた腕を軽く持ち上げ、画面の向こうに笑みを向ける。

「今日は戦いはないわよ。怪我しちゃったからお仕事はお休み中。あ、でもそこにリゼはいるわよ」

隣を歩いていたリゼが、びくりと顔を上げた。

「ほらリゼ、ちょっとあそこらへんに顔むけなさい」

「ど、どうも、こんにち、わ?」

配信レンズという存在を分からないまま、ぎこちなく手を振るリゼ。クラヴァルは肩をすくめて微笑んだ。

「上出来よ。あ、今はユウはいないわよ?」

その一言で、コメント欄には一斉にざわめきが起きた。もっとも、こちらの世界にはそれが届かない。

「あとみんなのコメント?ってやつもこちらの世界では見えないのよ」

そう言ってから、軽く息を吐いた。
リゼはそんなクラヴァルを横目で見ながら、小さく囁く。

「ねえ、クラヴァル。これ、向こうでは今どうなってるの?」

クラヴァルは返事をせず、ただ視線を移し夕日を見つめていた。



窓一つない高層ビルの一室で、モニターの光だけが暗闇を照らしていた。その一つのモニターに、クラヴァルの姿が映っている。

微笑む彼女の声は無音だ。だが、下に並ぶコメント欄だけは滝のように流れ続けている。

そして、その流れの中に――ひときわ異質なスパチャ投稿が混じった。

《ワタシあなたの大ファンデース!ワタシ衛星用意シマース》

《あなたのセカイに衛星をまた送ってくだサーイ》

《星と宇宙を調べて公転データを作りマース》

《あのトレンチコート野郎の好きにはさせまセーン!》

コメント欄の一角が、真紅のフレームでハイライトされた。

とんでもない金額のスパチャのために、長時間表示されてしまう。拡散するという意味での費用対効果は抜群だった。

同時に、世界中の管制網で警報が鳴る。

「こ、こいつ機密情報を勝手にバラしやがった!」

「スパチャじゃねぇ、国家レベルのリークだ!」

各国の情報局が同時に通信を始め、SNSのタイムラインが光の速さで燃え広がっていく。

“クラヴァル”“衛星”“トレンチコート野郎”の三語が、世界のトレンドを瞬時に埋め尽くした。

──その投稿の主は、オイルマネーファンドのCEOだった。



場所は中東の湾岸都市。夜景の向こうに海が輝いている。

ガラス張りの執務室で、ひとりの男がゆったりと椅子を回した。金色のカフスが、手元のシャンパンを反射してきらめく。

「ユウという人物は気づきますかね」

隣でタブレットを操作していた側近が、低い声で尋ねた。CEOはわずかに口元を歪め、画面スマホを指先で撫でた。

クラヴァルの映像が静かに流れている。

「本当に存在していて、こちらの世界にいるのであれば知るだろうね」

「これだけ拡散されてるんだから。で、衛星は?」

側近は頷きながら応じた。

「すでに非公式に重装した衛星を手配済みです。衛星の周回ライブ配信を行い、リンク先をコメント欄に固定済みです」

「よろしい」

CEOは満足げに笑った。

「世界は今、ユウを敵とするか味方するかで真っ二つになっている。私は応援したい」

「それがクラヴァルたんを救うことに繋がるのだ」

その声には狂気ではなく、信仰に近い熱があった。男の背後のスクリーンには、SNSのグラフがリアルタイムで跳ね上がっていく。

“#ユウ救済派”“#異世界防衛論”“#人類干渉禁止”
世界は、見えない神々の戦争を始めていた。

側近が呆れたように肩を落とす。

「異世界の宇宙を探査して衝突のタイミングを計算するなんて、そんなハッタリ誰が信じます?」

CEOはシャンパンを口に含み、ゆっくりと笑った。

「武装してる衛星用意したから取りに来てね、なんて言えないでしょが」

モニターの向こうでクラヴァルが微笑む。
その姿を見上げながら、CEOは両手を組み、まるで祈るように囁いた。

「次は、君の番だ。見せてくれ――ユウ」



夜の住宅街。ユウの家の食卓には、あたたかな湯気が漂っていた。

ついさっきまで異世界の風を吸っていた少年の手には、湯呑みの温もりが心地よかった。

「ふぁ~、本当に異世界だったのねぇ」

母親が椅子に腰を下ろしながら、夢心地の声を出す。

「色々まとまってきたな。しかしユウ! 入れ墨入れたいだなんて…しかもタトゥーカルチャーに影響されてるわけでもないのにだ!」

突然の父親の声に、ユウは目を丸くした。

「え、そこ!?」と突っ込みかけて、結局笑ってしまう。

母が慌てて割って入る。

「もうお父さん! シャツや体にペンで描くだけでも一時的には大丈夫ってわかったじゃないの」

父親はため息をつき、箸を置いた。

「まったく! リゼちゃんやクラヴァルちゃんが知恵を貸してくれていなかったらどうなっていたか…」

その言葉に、ユウは少しうつむく。

「……ごめん」

食卓に一瞬だけ、沈黙が落ちた。
テレビの明かりが壁をちらつかせ、時計の針の音が部屋を満たす。

父親はその沈黙を破るように、湯呑みを手に取った。

「明日は学校どうするんだ?」

ユウは少し考えて、ゆっくりと口を開く。

「行くよ…さっき異世界あっちで聞いたんだ……“その時”は1週間後だって」

母親の手が止まる。

「聞いたって…誰に?」

ユウは目を伏せ、言葉を詰まらせる。

「それは…」

ユウは“マソちゃん”という名前が恥ずかしくて言えなかった。

母は小さく微笑み、息を吐く。

「ふふ…誰にせよ、あなたが信じられるならいいわ」

父は椅子に背を預け、腕を組む。

「まったく……異世界で聞いたスケジュール通りに動く高校生なんて、前代未聞だな」

ユウは笑いながら答えた。

「まあ……今の時代、誰が“常識”を決めてるのか分かんないし」

父母の笑い声が重なり、部屋にぬくもりが戻る。

だが、ユウの心の奥には――別の鼓動があった。

(……あと7日。世界がぶつかる日。)

湯気の向こうで、湯呑みの底に映った青い光が一瞬だけ脈打った。それを見たユウは、誰にも気づかれぬよう小さく息を吐く。

「“その時”が来たら、俺が止める」

誰にも聞こえない声で、ユウはそう呟いた。



雲ひとつない昼の空だった。

陽光が白く砂を照らし、風はほとんど吹かない。
海の向こうには、青く霞む水平線――
そのどこにも人の影はなかった。

ここは、ユウが選んだ“最後の舞台”。
異世界の全ての地形データを走査し、どの国や大陸にも影響を与えない――唯一の無人島だった。

異世界に転送した衛星は、2つ。
どちらも、あのオイルマネーファンドCEOが現実世界で用意したものだ。

バインドした瞬間に吐き気がするほどの武装衛星を低軌道に、互いの軌道を交差するよう配置した。

「…準備できた」

ユウは空を仰いだ。雲のない空は異様なまでに明るく、青というより黒に近い。

リゼとクラヴァルが並んで立っている。
クラヴァルが、わずかに眉を寄せた。

「ここが…最後の舞台になるのね」

ユウは頷き、目を見開き声を上げる。
TPタイムパトロール! 見てるんだろう!?」

風が裂ける音がした。昼の空が黒い亀裂を走らせ、そこから声が降りてくる。

「やあ、城野ユウ! リベンジマッチだ!」

トレンチコートの男――TPが現れた。
光を背に立つその姿は、昼なのに影のように黒く見えた。

「TP!」

ユウが叫ぶ。
TPは指先で髪を払うように軽く動き、笑った。

「…どうやら配信も始まったみたいだネ♪」

瞬間、空気がざわめいた。
現実世界ではEWSのシステムが悲鳴を上げていた。

クラヴァルのチャンネル、リゼのチャンネル、そしてTPのチャンネル。三つの映像が異なる角度で生成され、世界中に同時配信されていた。



現実世界――EWS本部・管制室。

昼夜の区別のない蛍光灯の下で、何十台ものモニターが異世界の一点を映していた。

「世界中の同時視聴者数、10億を超えました!」

「コメント速度が限界突破──!」

オペレーターが叫ぶ。モニターの一つのグラフが天井を指したまま戻ってこない。

「トラフィックが…!もう保たないっすよ!」

真宮が立ち上がり、声を張る。

「映像の品質を下げてもいい! なんなら画面をキャプチャして別の配信サービスにアップしても構いません!」

「「了解!」」

異世界の地に立つユウの姿が、数十億の視聴者の端末に映し出される。空の青さが、画面越しでも痛いほどに眩しい。

画面スマホに映るユウ達へのコメントも早すぎて目視することができないほどだった。



島の中央。

ユウ、リゼ、クラヴァルが並び立ち、その正面に、トレンチコートの男――TPが浮かんでいた。

TPが軽く腕を広げた。

「もう時間がないんだ、城野くん。あまり趣味ではないが、奥の手で君を倒させてもらう」

その声音は冗談めいていたが、空気は冷たく沈み込んだ。

ユウは眉をひそめ、一歩踏み出す。

「教えてくれTP! 他の道はないのか!?」

TPは少しだけ視線を下げ、口角を上げた。

「……魔素との意思疎通までできるようになった君の優位性を取り上げるには、これしかない」

黒い靄が、彼の掌の上に渦を巻く。
風が逆流し、砂が竜巻のように宙へ舞い上がる。

渦の中心から、何かが形を取り始めた。
腕。胸。やがて――一人の人間の輪郭が浮かび上がる。

ユウが目を細め呟いた。

「あれは…?」

靄が晴れ、姿が露わになる。

筋肉質な体。裸の上半身には、精緻な刻印が浮かび、紫色の光を脈打っていた。その瞳は光を失い、意思を感じさせない。

そのとき、リゼやクラヴァルの声でもない、別の女の声が響いた。

「おい……さすがにやっていいことと悪いことあるだろうが」

青く輝く魔素の粒子がユウの周囲に集まり、
渦を巻くように女のシルエットを形作っていく。どこかクラヴァルの面影を感じさせるような顔だった。

それは魔素マソちゃん――その存在が“具象化”していた。彼女の輪郭は光に包まれ、怒りの感情を表すように震えている。

TPタイムパトロールが笑う。

「ハハハ! やっぱり気づくよねえ! しかも全盛期の状態まで“戻して”あるのさ☆」

ユウの目が怪訝に染まる。まさかと気づいてはいたが、信じたくはなかったのだ。

TPが創り出したその肉体を見て魔素マソちゃんの顔が怒りに染まる。

「てめェ!」

TPは指先で空を弾いた。
軽い音とともに、トレンチコートの男の姿が霧のように消える。

代わりに、男の身体がゆっくりと顔を上げた。
その目が黒紫に光る。

「魂までは戻せなかった。だが、この器を私が使おう」

マソが叫んだ。

「人の帰還者ダンナの身体で何してるんだ!」

TPの声が、帰還者ホシミネの喉を通して響く。

「理を越えた存在には、理を越えた器が必要なんだよ?」

TPが厭しく笑う。

「それに君が倫理を唱えられる立場なのかい?」

それは若かりし頃の帰還者、クラヴァルの祖父、星嶺ホシミネの身体だった。

クラヴァルの顔も怒りを露わにする。

「なんてこと…おじいちゃんを…返して!」

TPと一体化した帰還者の身体中の文様は黒紫に輝き、身体を取り巻くオーラがはっきりと見えた。

ユウは両腕を引き絞り、
リゼとクラヴァルが同時に戦闘態勢を取る。

コメント欄は白い奔流と化す。

《#ユウ決戦》
《#異世界最終戦争》
《#タイムパトロール再臨》

視聴者数は15億を超え、
管制室ではサーバーが悲鳴を上げていた。

だが、誰も止めようとはしなかった。

この瞬間――誰もが、二つの世界の“結末”を見届けようとしていた。

TPタイムパトロールの声が轟く。

「さあ――始めようか、城野ユウ!」

青と黒紫、二つの光が衝突する。
大気が軋み、
二つの世界の境界が、昼の空の中で波打った。

――“最終決戦”の幕が、上がった。
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