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園遊会
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色とりどりのドレスを身に纏う、まだまだあどけないぷくぷくほっぺの少女達やお洒落を楽しむお年頃になりちょっぴり背伸びした少女達などなどたくさんの令嬢達が集まった王宮の庭園。
(コンスタンティナの眼中には無いがもちろんその年代のご令息も御家族もいる。)
今日行われる園遊会ではそんな少女達の目を楽しませる為様々な催しが準備されていた。
有名な隣国の楽団、メーダ楽団や子供達に、いや、大人にも人気のあるウィザード曲芸師一座を呼び少女達を饗する。キラキラ輝く少女達の目は見たことも無い芸に釘付けだ。
ちょうど今始まった芸をコンスタンティナもワクワクとした少年の様な眼差しで見ていた。
様々な猛獣を召喚して猛獣を愛玩動物、愛玩動物から植物、植物からクッキーに変化して最後には召喚士がクッキーを食べてしまった。
「あぁ!せっかくの希少種がぁぁ!!」
白狼の召喚獣をじっと見つめていたコンスタンティナ。
その白狼は小さな子犬になり、花に変わり、ついにクッキーとなって召喚士の口の中に。
悲愴なコンスタンティナの言葉に隣りにいた少女がギョッとした顔をしてコンスタンティナを見て、あからさまに蔑んだ眼差しを向けてきた。
「あなた、いったいどこの田舎貴族の娘か知りませんが。いきなりわたくしの側で叫ぶなんて!無礼です!余りにも下品ですわ!」
プンスカ怒る少女を見たコンスタンティナはなんて愛くるしい生き物かしらと目を輝かせた。
「あら、まぁ。なんて可愛らしいのでしょう!あっ、ごめんなさいね?大きな声を出してしまったから怖がらせてしまったかしら?」
そう言ってコンスタンティナが少女に近づくとその子は目を尖らせてコンスタンティナを睨みつけてくる。
けれどコンスタンティナは首を傾げて、次いでキョロキョロと辺りを見回す。
「もしかして、親御さんとはぐれてしまったから心細いのかしら?私で良ければ親御さんのところに連れて行って差し上げましょうか?」
そう言ってコンスタンティナが少女を伺うように覗き込めば少女はコンスタンティナの今、まさに、差し出そうとしていた手を叩き落とし叫んだ。
「田舎娘の癖に!ふざけないで!」
おぅふ、激おこである。なぜに?
コンスタンティナの方は事態が飲み込めず首を傾げるしかない。
自分もその少女同様、愛くるしい生き物だと言う事はすっかり忘れている。
ちなみに、慶吾の趣味と夢を詰め込んだコンスタンティナの容姿(オプション)は慶吾だけで無くある種の男達の夢を体現する形になっている。
そんな訳でサラサラな銀髪に零れそうなほど大きな薄い紫色の瞳、ピンク色のふくふくほっぺ、プルンプルンのピンク色の唇をした美少女がそこにはいた訳で。
少女はコンスタンティナの大きな声が気に食わなかったのでは無く、コンスタンティナの美貌が、コンスタンティナを恍惚の表情で振り返る男達が気に食わなかったのだ。
「まぁ!ラヴィーニア!大声を出していったいどうしたの?」
激おこ少女と同じ金髪に緑の瞳をした女性が現れて何やら慌てた様子で少女を抱きしめている。
良かった。迷子が親御さんと出会えたようだ。
少女は母親に出会えて嬉しいのだろう、鼻息荒く女性に何かを訴えている。
「ちょっと貴方!」
そんなコンスタンティナのほのぼのとした暖かな眼差しを遮るように女性がこちらを向いた。
「良かったですわ。やっぱり迷子になってましたのね。親御さんと離れていてはまだまだ心細い年頃ですものね。」
訳知り顔で微笑むコンスタンティナをなぜか少女の母親も激昂した様に睨みつけてくる。
Whyなぜに?
「わたくしの娘をよくも侮辱しましたわね!そこの衛兵!この田舎娘を叩き出しなさ─」
すると即座に、ちょっぴりかぶせ気味に衛兵が口を開いた。
「申し訳ございません。団長の愛娘殿を叩き出すなど、とても出来ません。この事は然るべき御方に直ちにご報告しましたので、もう間もなく対応できるかと」
壁際に佇んでいたはずの衛兵がまるで敵に遭遇したかのように厳しい面持ちで少女と女性を油断なく見ている。
まるでコンスタンティナを守る様な立ち位置だ。
その事に疑問に思うと同時に先程、この衛兵が口にした『団長の愛娘』という言葉を少女の母親は遅れて理解していた。
まさか、この国における最強のガード。
聖剣デュランダルガードに選ばれし男。
この国の王国騎士団の団長が、この少女の父親だと言うのか。
しかも彼は公爵だ。
つまりは─
女性の顔からサッと血の気が引いて行く。
女性は結婚するまで辺境に近い領地を賜る子爵家の令嬢だった。
都会に住む王宮で要職に就く伯爵家の次男坊と結婚して爵位は義母の持つ領地無しの子爵位を相続し、王都で優雅に生活していた。
もう田舎娘などと馬鹿にされることも無く、優秀な夫は事務次官補をしているのでゆくゆくは伯爵位を賜る事も夢では無い。
そんな女性は娘の教育に置いて些か傲慢な態度も容認していた。田舎貴族に侮られない程度に多少の傲慢な態度も致し方ないのだ。
けれど、まさかそれが…
女性は衛兵と何やら話をしだした少女、コンスタンティナを見た。
美しいドレスは仕立てが良いと分かる品だったが普通、公爵家の令嬢がそんな装飾の少ないドレスを着ているなんて誰も思わない。
侯爵家以上の貴族の令嬢は傲慢でド派手だと言うのがこの国の貴族達の認識だった。
まさかこんなシンプルな衣装を身に纏う少女が公爵家の令嬢だとは思うはずも無かった。
チラリと隣りのブースに目をやればテーブル席に腰掛けた令嬢達がたくさん侍らせた見目の良い男の使用人達に世話を焼かれている。
頭には小さなティアラの様なアクセサリーや宝石がたくさん付いたピンやリボンで豪華に飾り立て。
精緻な刺繍を施した絹のレースをふんだんに使い宝石を縫い込んだずっしりとしたドレス。その赤や黄色のドレスを着たビスクドール(の様に見えるように、化粧を幾重にも重ねて塗ることで作り上げられた)美貌をひけらかす少女達。
そう、あれこそが高位貴族の令嬢だ。
(コンスタンティナの眼中には無いがもちろんその年代のご令息も御家族もいる。)
今日行われる園遊会ではそんな少女達の目を楽しませる為様々な催しが準備されていた。
有名な隣国の楽団、メーダ楽団や子供達に、いや、大人にも人気のあるウィザード曲芸師一座を呼び少女達を饗する。キラキラ輝く少女達の目は見たことも無い芸に釘付けだ。
ちょうど今始まった芸をコンスタンティナもワクワクとした少年の様な眼差しで見ていた。
様々な猛獣を召喚して猛獣を愛玩動物、愛玩動物から植物、植物からクッキーに変化して最後には召喚士がクッキーを食べてしまった。
「あぁ!せっかくの希少種がぁぁ!!」
白狼の召喚獣をじっと見つめていたコンスタンティナ。
その白狼は小さな子犬になり、花に変わり、ついにクッキーとなって召喚士の口の中に。
悲愴なコンスタンティナの言葉に隣りにいた少女がギョッとした顔をしてコンスタンティナを見て、あからさまに蔑んだ眼差しを向けてきた。
「あなた、いったいどこの田舎貴族の娘か知りませんが。いきなりわたくしの側で叫ぶなんて!無礼です!余りにも下品ですわ!」
プンスカ怒る少女を見たコンスタンティナはなんて愛くるしい生き物かしらと目を輝かせた。
「あら、まぁ。なんて可愛らしいのでしょう!あっ、ごめんなさいね?大きな声を出してしまったから怖がらせてしまったかしら?」
そう言ってコンスタンティナが少女に近づくとその子は目を尖らせてコンスタンティナを睨みつけてくる。
けれどコンスタンティナは首を傾げて、次いでキョロキョロと辺りを見回す。
「もしかして、親御さんとはぐれてしまったから心細いのかしら?私で良ければ親御さんのところに連れて行って差し上げましょうか?」
そう言ってコンスタンティナが少女を伺うように覗き込めば少女はコンスタンティナの今、まさに、差し出そうとしていた手を叩き落とし叫んだ。
「田舎娘の癖に!ふざけないで!」
おぅふ、激おこである。なぜに?
コンスタンティナの方は事態が飲み込めず首を傾げるしかない。
自分もその少女同様、愛くるしい生き物だと言う事はすっかり忘れている。
ちなみに、慶吾の趣味と夢を詰め込んだコンスタンティナの容姿(オプション)は慶吾だけで無くある種の男達の夢を体現する形になっている。
そんな訳でサラサラな銀髪に零れそうなほど大きな薄い紫色の瞳、ピンク色のふくふくほっぺ、プルンプルンのピンク色の唇をした美少女がそこにはいた訳で。
少女はコンスタンティナの大きな声が気に食わなかったのでは無く、コンスタンティナの美貌が、コンスタンティナを恍惚の表情で振り返る男達が気に食わなかったのだ。
「まぁ!ラヴィーニア!大声を出していったいどうしたの?」
激おこ少女と同じ金髪に緑の瞳をした女性が現れて何やら慌てた様子で少女を抱きしめている。
良かった。迷子が親御さんと出会えたようだ。
少女は母親に出会えて嬉しいのだろう、鼻息荒く女性に何かを訴えている。
「ちょっと貴方!」
そんなコンスタンティナのほのぼのとした暖かな眼差しを遮るように女性がこちらを向いた。
「良かったですわ。やっぱり迷子になってましたのね。親御さんと離れていてはまだまだ心細い年頃ですものね。」
訳知り顔で微笑むコンスタンティナをなぜか少女の母親も激昂した様に睨みつけてくる。
Whyなぜに?
「わたくしの娘をよくも侮辱しましたわね!そこの衛兵!この田舎娘を叩き出しなさ─」
すると即座に、ちょっぴりかぶせ気味に衛兵が口を開いた。
「申し訳ございません。団長の愛娘殿を叩き出すなど、とても出来ません。この事は然るべき御方に直ちにご報告しましたので、もう間もなく対応できるかと」
壁際に佇んでいたはずの衛兵がまるで敵に遭遇したかのように厳しい面持ちで少女と女性を油断なく見ている。
まるでコンスタンティナを守る様な立ち位置だ。
その事に疑問に思うと同時に先程、この衛兵が口にした『団長の愛娘』という言葉を少女の母親は遅れて理解していた。
まさか、この国における最強のガード。
聖剣デュランダルガードに選ばれし男。
この国の王国騎士団の団長が、この少女の父親だと言うのか。
しかも彼は公爵だ。
つまりは─
女性の顔からサッと血の気が引いて行く。
女性は結婚するまで辺境に近い領地を賜る子爵家の令嬢だった。
都会に住む王宮で要職に就く伯爵家の次男坊と結婚して爵位は義母の持つ領地無しの子爵位を相続し、王都で優雅に生活していた。
もう田舎娘などと馬鹿にされることも無く、優秀な夫は事務次官補をしているのでゆくゆくは伯爵位を賜る事も夢では無い。
そんな女性は娘の教育に置いて些か傲慢な態度も容認していた。田舎貴族に侮られない程度に多少の傲慢な態度も致し方ないのだ。
けれど、まさかそれが…
女性は衛兵と何やら話をしだした少女、コンスタンティナを見た。
美しいドレスは仕立てが良いと分かる品だったが普通、公爵家の令嬢がそんな装飾の少ないドレスを着ているなんて誰も思わない。
侯爵家以上の貴族の令嬢は傲慢でド派手だと言うのがこの国の貴族達の認識だった。
まさかこんなシンプルな衣装を身に纏う少女が公爵家の令嬢だとは思うはずも無かった。
チラリと隣りのブースに目をやればテーブル席に腰掛けた令嬢達がたくさん侍らせた見目の良い男の使用人達に世話を焼かれている。
頭には小さなティアラの様なアクセサリーや宝石がたくさん付いたピンやリボンで豪華に飾り立て。
精緻な刺繍を施した絹のレースをふんだんに使い宝石を縫い込んだずっしりとしたドレス。その赤や黄色のドレスを着たビスクドール(の様に見えるように、化粧を幾重にも重ねて塗ることで作り上げられた)美貌をひけらかす少女達。
そう、あれこそが高位貴族の令嬢だ。
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