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王都へ
旅の目的
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『美味いのか!? サビラがか?』
「そんなの食べられるんですか?」
二人は不審がっていたが、これはたまらない美味さである。
サビラは前世では肉料理にも使われていた。
うどんや蕎麦などの薬味としても使われていたはずだ。
この世界の麺といえばパスタ麺しかお目にかかったことはないのだが、今度うどんでも作ってみようか?
うどんの作り方も前世の本で知っているから、何とかなりそうだし。
『わ、我にもちと食わせてみい!』
俺があまりにも美味いと連呼していたからか、シャンテがそう言ってきたため、一切れだけやってみた。
『んっ……んんっ……くーっ……』
サビラの辛さに最初は悶絶していた。悶絶すると卵がピクピク揺れて面白い。
『ん? 辛さが消えると美味いぞ! 何じゃこれは! アース、そなた、天才か!? このような食し方、初めて聞いたぞ!』
褒められた。
「僕も、少し気になります」
ギースにもやってみたがギースにはまだ早かったようで、目からポロポロと涙を流していた。
「辛いっ! 辛いですっ! 鼻がツーンとします! 僕には無理です!」
幼体だけあってまだまだ子供なのだろう。
俺も前世ではまだ子供だったからワサビの美味さなんて分からなかったもんだ。
その後シャンテはサビラを気に入り、シャッケをほぼ一人で一匹刺身で食ってしまった。
「さすがに食いすぎだ」
『美味いのが悪いのじゃ! 我は悪うない!』
「僕、お腹空いてます……」
ということでもう一匹シャッケを捌き、切り身にして焼くことにした。
そう「ムニエル」である。
塩をふり、臭みの元となる汁気を軽く抜き、そこにスパイスをふりかける。
軽く粉をふるって油を敷いたフライパンで皮目がパリッとなるまで焼き、ひっくり返して裏面も焼き上げれば完成だ。
食堂などではこれに独自のソースがかけてあったりするのだが、そういうのがなくても普通に美味い。
でも今回はショーグもあるしバターもあるためバター醤油風のソースを作ってそれを少しムニエルにかけてみた。
「シャッケのムニエル、バター醤油風味だ」
バター醤油の香ばしい香りが食欲をくすぐる。
「なぁ? シャンテは物知りだろ? この世界に『米』なんてもんはないか?」
『「コメ」とな? それはどのようなものじゃ?』
「穀物の一種だな。殻を剥いて白くなったのを炊いて食べる。パンの代わりのようなもんといえばいいか」
『うーん……東の島の方に穀物を主食として食しておるものたちはおったが、そやつらが食していたのは白くはなかったのぉ。茶色や黒い穀物が混ざっておったわ』
雑穀米だろうか? 米なのかは分からないが、それに近い食文化の人間はいるようだ。
「米、食いたいなぁ」
『王都へ行っても目的が見つからなんだら、コメを探す旅に出れば良いのではないか?』
正直、王都に行ったからといって職にありつけるかは分からない。
「旅もいいよな」
『一所に長居されると我も困るでな。考えてみてくれ』
「魔法なしで落ちこぼれでろくな稼ぎもなくて追い出された俺が、王都に行ったからって一旗揚げられるはずもないよな……旅か……いいかもなー」
『今のアースならばネコになり簡単に稼ぐことは可能じゃろ? 王都で職に就くより自由気ままに生きられるのではないかの? 人間は短命じゃ、呆気なくすぐ死ぬ。その短い命を削るようにせせこましく生きておって何が楽しいのじゃ? せっかくの命じゃ、好きなように生きて何が悪い』
「そうだよなぁ……」
『どうしてもやりたい職があるのならば頑張れば良い。じゃが、そういったものもないのじゃろ?』
「ないなぁ、何も考えてなかったしな」
『そうであれば、生きる目的を見つけるために旅をすれば良いのではないかの?』
「……それもいいな」
『どうするかはアースが決めれば良い。我はこんな身じゃ、どのみちアースなしじゃさほど動けん。アースの決断に身を委ねるのみじゃ』
いつかはと思ってはいたといえ、急に追い出され、何の目的もなく漠然と王都を目指してみようと思ってここまで来た。
まだ追い出されて数日だが、猫になり、随分強くなった気もするし、実際人間の時よりは確実に強い。
シャンテとギースという旅の仲間も出来た。
ギースとは王都付近で別れることになるだろうが、その後もシャンテとは一緒にいることになる。
ガクがシャンテを諦めない限り、やはり一ヶ所に長く滞在し続けるのは悪手だと思うし、何より旅が楽しいと思い始めている。
ソロのハンターとして稼ぎながら旅をする。そんな選択も出来るのだと改めて分かった。
そして俺は米が食べたい! やはり前世の記憶が戻った今、パン食は少々味気ないし、米が異様に恋しく感じるのだ。
米を探して世界を回ってみるのも悪くない。
「そうだな、米食いたいしな。米探しの旅、いいな……うん、いいな!」
米だけじゃなく世界中の美味いものを食ってみたいとも思う。
食欲は人間の三大欲求の一つであり、結構大きい。
その欲を満たすために生きてみるなんてのも一興だ。
「旅を続けてくだされば、僕の故郷にも遊びに来てくださる日もありますよね?」
「そうだな、ギースが住んでるところにもいつか行くかもしれないな」
「じゃあ、僕、楽しみにしていますね!」
ギースの眩しい笑顔に決心がついた。
「俺、旅するわ! ガクから逃げなきゃいけないのもあるが、何より美味しいものが食いたいし、米が欲しいからな! 旅してりゃもっと強くなれそうだし」
『うむ、良きじゃ!』
こんな決断でいいのかとも思うが、人生に決断は必要である。
目的がなければしっかりと生きられないように、何かを行うには決断が必要で、今がその時な気がしたのだ。
旅の目的も定まったことで俺の気分も少し晴れやかになった。
とりあえず王都には向かうが、その後はそこからどこに行くのかをシャンテと一緒に決めればいい。
そう思うとワクワクしてきた。
「そんなの食べられるんですか?」
二人は不審がっていたが、これはたまらない美味さである。
サビラは前世では肉料理にも使われていた。
うどんや蕎麦などの薬味としても使われていたはずだ。
この世界の麺といえばパスタ麺しかお目にかかったことはないのだが、今度うどんでも作ってみようか?
うどんの作り方も前世の本で知っているから、何とかなりそうだし。
『わ、我にもちと食わせてみい!』
俺があまりにも美味いと連呼していたからか、シャンテがそう言ってきたため、一切れだけやってみた。
『んっ……んんっ……くーっ……』
サビラの辛さに最初は悶絶していた。悶絶すると卵がピクピク揺れて面白い。
『ん? 辛さが消えると美味いぞ! 何じゃこれは! アース、そなた、天才か!? このような食し方、初めて聞いたぞ!』
褒められた。
「僕も、少し気になります」
ギースにもやってみたがギースにはまだ早かったようで、目からポロポロと涙を流していた。
「辛いっ! 辛いですっ! 鼻がツーンとします! 僕には無理です!」
幼体だけあってまだまだ子供なのだろう。
俺も前世ではまだ子供だったからワサビの美味さなんて分からなかったもんだ。
その後シャンテはサビラを気に入り、シャッケをほぼ一人で一匹刺身で食ってしまった。
「さすがに食いすぎだ」
『美味いのが悪いのじゃ! 我は悪うない!』
「僕、お腹空いてます……」
ということでもう一匹シャッケを捌き、切り身にして焼くことにした。
そう「ムニエル」である。
塩をふり、臭みの元となる汁気を軽く抜き、そこにスパイスをふりかける。
軽く粉をふるって油を敷いたフライパンで皮目がパリッとなるまで焼き、ひっくり返して裏面も焼き上げれば完成だ。
食堂などではこれに独自のソースがかけてあったりするのだが、そういうのがなくても普通に美味い。
でも今回はショーグもあるしバターもあるためバター醤油風のソースを作ってそれを少しムニエルにかけてみた。
「シャッケのムニエル、バター醤油風味だ」
バター醤油の香ばしい香りが食欲をくすぐる。
「なぁ? シャンテは物知りだろ? この世界に『米』なんてもんはないか?」
『「コメ」とな? それはどのようなものじゃ?』
「穀物の一種だな。殻を剥いて白くなったのを炊いて食べる。パンの代わりのようなもんといえばいいか」
『うーん……東の島の方に穀物を主食として食しておるものたちはおったが、そやつらが食していたのは白くはなかったのぉ。茶色や黒い穀物が混ざっておったわ』
雑穀米だろうか? 米なのかは分からないが、それに近い食文化の人間はいるようだ。
「米、食いたいなぁ」
『王都へ行っても目的が見つからなんだら、コメを探す旅に出れば良いのではないか?』
正直、王都に行ったからといって職にありつけるかは分からない。
「旅もいいよな」
『一所に長居されると我も困るでな。考えてみてくれ』
「魔法なしで落ちこぼれでろくな稼ぎもなくて追い出された俺が、王都に行ったからって一旗揚げられるはずもないよな……旅か……いいかもなー」
『今のアースならばネコになり簡単に稼ぐことは可能じゃろ? 王都で職に就くより自由気ままに生きられるのではないかの? 人間は短命じゃ、呆気なくすぐ死ぬ。その短い命を削るようにせせこましく生きておって何が楽しいのじゃ? せっかくの命じゃ、好きなように生きて何が悪い』
「そうだよなぁ……」
『どうしてもやりたい職があるのならば頑張れば良い。じゃが、そういったものもないのじゃろ?』
「ないなぁ、何も考えてなかったしな」
『そうであれば、生きる目的を見つけるために旅をすれば良いのではないかの?』
「……それもいいな」
『どうするかはアースが決めれば良い。我はこんな身じゃ、どのみちアースなしじゃさほど動けん。アースの決断に身を委ねるのみじゃ』
いつかはと思ってはいたといえ、急に追い出され、何の目的もなく漠然と王都を目指してみようと思ってここまで来た。
まだ追い出されて数日だが、猫になり、随分強くなった気もするし、実際人間の時よりは確実に強い。
シャンテとギースという旅の仲間も出来た。
ギースとは王都付近で別れることになるだろうが、その後もシャンテとは一緒にいることになる。
ガクがシャンテを諦めない限り、やはり一ヶ所に長く滞在し続けるのは悪手だと思うし、何より旅が楽しいと思い始めている。
ソロのハンターとして稼ぎながら旅をする。そんな選択も出来るのだと改めて分かった。
そして俺は米が食べたい! やはり前世の記憶が戻った今、パン食は少々味気ないし、米が異様に恋しく感じるのだ。
米を探して世界を回ってみるのも悪くない。
「そうだな、米食いたいしな。米探しの旅、いいな……うん、いいな!」
米だけじゃなく世界中の美味いものを食ってみたいとも思う。
食欲は人間の三大欲求の一つであり、結構大きい。
その欲を満たすために生きてみるなんてのも一興だ。
「旅を続けてくだされば、僕の故郷にも遊びに来てくださる日もありますよね?」
「そうだな、ギースが住んでるところにもいつか行くかもしれないな」
「じゃあ、僕、楽しみにしていますね!」
ギースの眩しい笑顔に決心がついた。
「俺、旅するわ! ガクから逃げなきゃいけないのもあるが、何より美味しいものが食いたいし、米が欲しいからな! 旅してりゃもっと強くなれそうだし」
『うむ、良きじゃ!』
こんな決断でいいのかとも思うが、人生に決断は必要である。
目的がなければしっかりと生きられないように、何かを行うには決断が必要で、今がその時な気がしたのだ。
旅の目的も定まったことで俺の気分も少し晴れやかになった。
とりあえず王都には向かうが、その後はそこからどこに行くのかをシャンテと一緒に決めればいい。
そう思うとワクワクしてきた。
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