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第1話 いつも通りの世界
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20xx年、宇宙から地球に黒い隕石が降り注いだ。その隕石はどこから現れたのか分からない。気が付けば地球のすぐ傍に来ていたという。
それだけならただの天体ショーで終わったかもしれない。ただ地球に黒い隕石が降ったというだけの話だ。
だが、その日から地球にはゴブリンやスライムのようなファンタジー世界のモンスター達が現れるようになった。
学者達はこの発生の原因は宇宙から飛来した隕石ではないか、あの隕石は異世界から地球に送られた侵略兵器ではないかなどと、様々な議論を交わしたが原因はまだ定かとなってはいない。
ともかく、地球人類に今だかつてない脅威が訪れていた。
未曽有の危機に対して、人々は戦車や戦闘機のような現代科学の兵器で応戦したが異世界のモンスター達には通用しなかった。
世界は混乱し、文明は崩壊へと追い込まれかけたが、希望は現れた。
モンスター達と戦える能力『スキル』に目覚める者達が現れたのだ。いかなる条件があるのか、彼らはみんな中学生だった。
スキルに目覚め、スキルを使いこなせるに至った者達はスキルマスターと呼ばれ、彼らの活躍によってモンスター達は退けられ、地球は元の姿を取り戻していった。
これはそんな世界に生きる一人の少女の物語―――
「う~ん……」
「まやかちゃん、起きて。起きてってば」
「なに?」
教室で寝ていると友達の少女に起こされた。
私はごく普通の中学二年生の少女、天坂(あまさか)まやかである。
授業があまりにも退屈で寝てしまっていたようだ。目を開けると友達の日向菜々(ひなた なな)の顔があった。
「なに、菜々ちゃん? もうお昼休みになった?」
「違うよ。モンスター軍団が攻めてきたんだよ」
「え? モンスター軍団って? どこ?」
私は目をこすって立ち上がる。菜々ちゃんは指をさして教えてくれた。
「ほら、あそこだよ」
「ほう、いるねえ」
私は窓に歩み寄って外を見る。今まさに校門を越えようとしているモンスター軍団の姿が見えた。
スライムやゴブリンのようなザコ級のモンスター達だ。この辺りには強いモンスターは現れないが、酷い地域なんかだとミノタウロスやキマイラなんかが現れて大変らしい。たまにニュースで見る。
ここに現れたのは焦る必要のない低級のモンスター達だが、臆病者の菜々は慌てていた。
「これはやばいよ。逃げないと」
「うん、そうだね」
大人達は応戦しているが、異世界のモンスターに銃は通用しない。あれを倒せるのはスキルをマスターした中学生だけだ。
それでも威嚇や時間稼ぎぐらいにはなるので応戦しないわけにはいかない。塀に張られた結界装置も上手くモンスターを防いでいる。
「まやかちゃん! まだ寝ぼけてるの?」
「ううん、寝ぼけてはいないけど。この学校には正也君がいるから大丈夫じゃないかな」
そう、数少ないモンスターを倒せる中学生のスキル持ち。それがこの学校にもいるのだ。いるというか転校してきたんだけど。
彼らはモンスターと戦える貴重な戦力なので、国の命令で各地の学校に配属されている。
この私、天坂まやかも実はスキルに目覚めているんだけど、ちょっと人には言いにくいスキルだったり、他人に頼られたくなかったり、勝手に転校させられたくなかったりといろいろ理由があってその事は黙っている。
国も強制的に調査したりはしないので、他人に自慢したり派手な事をしなければ意外と気づかれないものだ。
真面目に申告して働いている人達は物好きだなと私は思う。きっと彼らは目立ちたいのだろう。私は目立つよりも休む方が好きだった。
出来れば学校もさぼりたいのだけど、勉強は子供の義務だから仕方がない。
私はこの騒動はすぐに収まると思っていたのだけれど、菜々は真面目な生徒だった。
「もう、そんな呑気な事を言って。正也君は確かに強いし頼りになるけど避難はしなくちゃ駄目だよ。もうみんなは避難しちゃったよ」
「大丈夫だって。ほら、もう正也君が出た。この騒動はおしまいね」
「え? おお」
その言葉を聞いて菜々ちゃんも私の手を引っ張るのを止めてくれた。一緒に窓の外を見る。
うちの学校の頼れるスキルマスター相田正也(あいだ まさや)君のお出ましである。彼は何も動じることなく、校門に押し寄せてくるモンスター軍団に向かっていく。
「さあ、スキルマスターのお手並み拝見といこうじゃない」
「まやかちゃん、何で上から目線……」
スキルマスターとはスキルに目覚めた者のなかでもさらに熟練に達した者。自らのスキルを自在に使いこなせるまでに至った者の総称である。
そんな凄い人がこの学校にはいるんだからもう私の出る幕なんてないというもの。ここは黙って見守ることにする。
私と菜々ちゃんは正也君の戦いを見守った。モンスター軍団の前で足を止める彼。その手に宿るのは紅蓮の炎だ。
「こいよ、ザコども。俺の炎で焼き尽くしてやるぜ!」
ここまで彼の声は聞こえてこないが、大方そのような事を言っているのだろう。モンスターと戦おうなんて物好きな人なのだから、きっと戦うのが好きなのだ。
正也君の両手に炎が宿り、それを振るうと巨大な火柱が発生した。それを食らったゴブリンやスライムが燃え上がる。
「なかなかの威力だね」
「正也君のスキルは炎を操るんだよね」
「それだけなのかな?」
「え? それだけって?」
「いや、言葉通りの意味だけど。燃やすだけならライターでも出来るから」
「それはどうかなあ」
私にはこれぐらいのスキルはたいした物には映らない。みんなが凄いというぐらいだからもっと凄い物があるんじゃないかと上向きの期待をしてしまうだけだ。
まあ、相手がスライムやゴブリンのようなザコモンスターなら彼の本気を見る事もできないか。あっけなく戦闘というのもおこがましい掃除がされていくだけだ。
「これはもう終わったわねえ」
「終わったね」
モンスター達は次々と正也君の炎に焼かれていく。やがてモンスター軍団はそれが当然の予定調和のように消し炭となって全滅した。
「ふう、祭りの時間はこれで終わりか」
「すごい! やっぱり正也君は強かったね」
「当然の結果でしょうね。国に雇われたスキルマスターならこれぐらいの仕事はやってもらわないとね」
私はふふんっと鼻を鳴らして自分の席に着く。
「さて、もうすぐみんなも帰ってくるだろうし、教科書でも出して授業の準備をしようかな」
「まやかちゃん、凄く落ち着いてるね」
「だって、こんなの普通の事だし、いちいち騒ぐ方が疲れるって」
「そうだね。でも、授業が始まる前に……」
菜々ちゃんは何やらスマホを操作している。私は不思議に思って尋ねる。
「何をしているの?」
「SNSにさっきの戦闘の様子をアップしているんだよ」
「へえ、そういうのあるんだ」
「うん、結構全国のいろんな動画がアップされているよ。こうすればみんな安心すると思うし、それに何よりもかっこよくて面白いからね。正也君の再生数はあんまりだけど……」
「なるほどねえ。かっこよくて面白いか……」
私には見世物にされる楽しさなんて分からないが、まあいいんじゃないだろうか。能力者が目立ったからって別に誰かが困るわけではない。
私がひっそりと暮らせればいいのだ。
「まやかちゃんもやってみたら?」
「遠慮しておくよ」
「そう? 楽しいのに。もっと正也君のファンが増えて欲しいな」
「増えるといいね」
そう適当に話しているとやがてみんなが戻ってきた。影の薄い私はなぜ避難しなかったんだと責められることもなく、(そもそも避難しろと言われてない。菜々ちゃんにしか)、授業は何事もなく再開された。
そう、宇宙から隕石が降ってきて世界にモンスターが現れるようになったエックスデイを踏まえながらも、世界はいつも通りで平和だったのだ。
それだけならただの天体ショーで終わったかもしれない。ただ地球に黒い隕石が降ったというだけの話だ。
だが、その日から地球にはゴブリンやスライムのようなファンタジー世界のモンスター達が現れるようになった。
学者達はこの発生の原因は宇宙から飛来した隕石ではないか、あの隕石は異世界から地球に送られた侵略兵器ではないかなどと、様々な議論を交わしたが原因はまだ定かとなってはいない。
ともかく、地球人類に今だかつてない脅威が訪れていた。
未曽有の危機に対して、人々は戦車や戦闘機のような現代科学の兵器で応戦したが異世界のモンスター達には通用しなかった。
世界は混乱し、文明は崩壊へと追い込まれかけたが、希望は現れた。
モンスター達と戦える能力『スキル』に目覚める者達が現れたのだ。いかなる条件があるのか、彼らはみんな中学生だった。
スキルに目覚め、スキルを使いこなせるに至った者達はスキルマスターと呼ばれ、彼らの活躍によってモンスター達は退けられ、地球は元の姿を取り戻していった。
これはそんな世界に生きる一人の少女の物語―――
「う~ん……」
「まやかちゃん、起きて。起きてってば」
「なに?」
教室で寝ていると友達の少女に起こされた。
私はごく普通の中学二年生の少女、天坂(あまさか)まやかである。
授業があまりにも退屈で寝てしまっていたようだ。目を開けると友達の日向菜々(ひなた なな)の顔があった。
「なに、菜々ちゃん? もうお昼休みになった?」
「違うよ。モンスター軍団が攻めてきたんだよ」
「え? モンスター軍団って? どこ?」
私は目をこすって立ち上がる。菜々ちゃんは指をさして教えてくれた。
「ほら、あそこだよ」
「ほう、いるねえ」
私は窓に歩み寄って外を見る。今まさに校門を越えようとしているモンスター軍団の姿が見えた。
スライムやゴブリンのようなザコ級のモンスター達だ。この辺りには強いモンスターは現れないが、酷い地域なんかだとミノタウロスやキマイラなんかが現れて大変らしい。たまにニュースで見る。
ここに現れたのは焦る必要のない低級のモンスター達だが、臆病者の菜々は慌てていた。
「これはやばいよ。逃げないと」
「うん、そうだね」
大人達は応戦しているが、異世界のモンスターに銃は通用しない。あれを倒せるのはスキルをマスターした中学生だけだ。
それでも威嚇や時間稼ぎぐらいにはなるので応戦しないわけにはいかない。塀に張られた結界装置も上手くモンスターを防いでいる。
「まやかちゃん! まだ寝ぼけてるの?」
「ううん、寝ぼけてはいないけど。この学校には正也君がいるから大丈夫じゃないかな」
そう、数少ないモンスターを倒せる中学生のスキル持ち。それがこの学校にもいるのだ。いるというか転校してきたんだけど。
彼らはモンスターと戦える貴重な戦力なので、国の命令で各地の学校に配属されている。
この私、天坂まやかも実はスキルに目覚めているんだけど、ちょっと人には言いにくいスキルだったり、他人に頼られたくなかったり、勝手に転校させられたくなかったりといろいろ理由があってその事は黙っている。
国も強制的に調査したりはしないので、他人に自慢したり派手な事をしなければ意外と気づかれないものだ。
真面目に申告して働いている人達は物好きだなと私は思う。きっと彼らは目立ちたいのだろう。私は目立つよりも休む方が好きだった。
出来れば学校もさぼりたいのだけど、勉強は子供の義務だから仕方がない。
私はこの騒動はすぐに収まると思っていたのだけれど、菜々は真面目な生徒だった。
「もう、そんな呑気な事を言って。正也君は確かに強いし頼りになるけど避難はしなくちゃ駄目だよ。もうみんなは避難しちゃったよ」
「大丈夫だって。ほら、もう正也君が出た。この騒動はおしまいね」
「え? おお」
その言葉を聞いて菜々ちゃんも私の手を引っ張るのを止めてくれた。一緒に窓の外を見る。
うちの学校の頼れるスキルマスター相田正也(あいだ まさや)君のお出ましである。彼は何も動じることなく、校門に押し寄せてくるモンスター軍団に向かっていく。
「さあ、スキルマスターのお手並み拝見といこうじゃない」
「まやかちゃん、何で上から目線……」
スキルマスターとはスキルに目覚めた者のなかでもさらに熟練に達した者。自らのスキルを自在に使いこなせるまでに至った者の総称である。
そんな凄い人がこの学校にはいるんだからもう私の出る幕なんてないというもの。ここは黙って見守ることにする。
私と菜々ちゃんは正也君の戦いを見守った。モンスター軍団の前で足を止める彼。その手に宿るのは紅蓮の炎だ。
「こいよ、ザコども。俺の炎で焼き尽くしてやるぜ!」
ここまで彼の声は聞こえてこないが、大方そのような事を言っているのだろう。モンスターと戦おうなんて物好きな人なのだから、きっと戦うのが好きなのだ。
正也君の両手に炎が宿り、それを振るうと巨大な火柱が発生した。それを食らったゴブリンやスライムが燃え上がる。
「なかなかの威力だね」
「正也君のスキルは炎を操るんだよね」
「それだけなのかな?」
「え? それだけって?」
「いや、言葉通りの意味だけど。燃やすだけならライターでも出来るから」
「それはどうかなあ」
私にはこれぐらいのスキルはたいした物には映らない。みんなが凄いというぐらいだからもっと凄い物があるんじゃないかと上向きの期待をしてしまうだけだ。
まあ、相手がスライムやゴブリンのようなザコモンスターなら彼の本気を見る事もできないか。あっけなく戦闘というのもおこがましい掃除がされていくだけだ。
「これはもう終わったわねえ」
「終わったね」
モンスター達は次々と正也君の炎に焼かれていく。やがてモンスター軍団はそれが当然の予定調和のように消し炭となって全滅した。
「ふう、祭りの時間はこれで終わりか」
「すごい! やっぱり正也君は強かったね」
「当然の結果でしょうね。国に雇われたスキルマスターならこれぐらいの仕事はやってもらわないとね」
私はふふんっと鼻を鳴らして自分の席に着く。
「さて、もうすぐみんなも帰ってくるだろうし、教科書でも出して授業の準備をしようかな」
「まやかちゃん、凄く落ち着いてるね」
「だって、こんなの普通の事だし、いちいち騒ぐ方が疲れるって」
「そうだね。でも、授業が始まる前に……」
菜々ちゃんは何やらスマホを操作している。私は不思議に思って尋ねる。
「何をしているの?」
「SNSにさっきの戦闘の様子をアップしているんだよ」
「へえ、そういうのあるんだ」
「うん、結構全国のいろんな動画がアップされているよ。こうすればみんな安心すると思うし、それに何よりもかっこよくて面白いからね。正也君の再生数はあんまりだけど……」
「なるほどねえ。かっこよくて面白いか……」
私には見世物にされる楽しさなんて分からないが、まあいいんじゃないだろうか。能力者が目立ったからって別に誰かが困るわけではない。
私がひっそりと暮らせればいいのだ。
「まやかちゃんもやってみたら?」
「遠慮しておくよ」
「そう? 楽しいのに。もっと正也君のファンが増えて欲しいな」
「増えるといいね」
そう適当に話しているとやがてみんなが戻ってきた。影の薄い私はなぜ避難しなかったんだと責められることもなく、(そもそも避難しろと言われてない。菜々ちゃんにしか)、授業は何事もなく再開された。
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