9 / 21
第9話 異世界の研究者
しおりを挟む
そして、町を走ること数十分。やっと到着したようで正也君は自転車を止めて声を掛けてきた。
「着いたぞ、まやか」
「はあー、やっとか」
私は呼吸を整えて自転車を降りる。いろいろと振り回されたが体は平気だ。ふらついたりはしない。これも魔王のスキルのおかげなのだろうか。
「お前って頑丈だよな」
「どういう意味?」
「支えがいの無い女」
「ほっといて!」
さて、彼のお宅を見てみよう。そこは普通の一軒家であった。少し古い感じだが、それでも庭付きで広い。わりと和風だ。
「ここが正也君の家?」
「そうだ。意外か?」
「う~ん、もっと新しい場所に住んでいると思ってた」
「転校はしたが引っ越しはしていないからな。おかげで通うのが少し遠いんだ」
「だから自転車なんだ」
私もスキルマスターとして戦力の足りない学校に行かされるようになれば、自宅から自転車やバスを使う事になるのだろうか。
やっぱり嫌だった。今の徒歩でも通いやすい学校を手放したくはなかった。
正也君は玄関の鍵を開けると中に入っていく。私もそれについて行った。
案内されるままに部屋に入る。調度品の立派な書斎といった雰囲気。正也君の家ってもしかして由緒正しい家柄なんだろうか。
私は肩身が狭くなってしまう。そこでは正也君よりも背の高い男の人が待っていた。
「帰ったか、正也」
「ただいま、親父」
この男性が彼のお父さんなのか。思ったより若く見える。二十代の前半ぐらい。兄だといっても信じてしまえそうだ。
「この子が例の……」
「ああ、そうだ」
二人の話を聞いて私は自分の失態を悟った。私が魔王だとバレている!? 他に人のいないここで服を脱がされて印を確認されるのではないかと。
私は自分の体を抱いて顔を赤くして叫んだ。
「服を脱がしたりしたら警察を呼びますからね!」
「お前は何を言っているんだ!」
「あはは、面白いお嬢さんだ。ドラゴンやミノタウロスを見ても物怖じしないと聞いていたのだけどね」
どうやら私の勘違いだったようだ。びびらない女と思われてるのもどうなんだという気はするが、弁解する言葉は見つからない。
私は勧められた席に座って落ち着いてお茶を飲む。そこでようやく人心地ついたのである。
「まやか、親父を紹介するよ。俺の父の相田照市だ」
「初めまして、相田照市です」
「初めまして、天坂まやかです」
お互いに自己紹介を交わし合う。何か緊張する。何で私は知らない他人と会っているんだろう人付き合いは苦手なのにとも思うが、自分の目的を忘れたわけではない。
彼の方からその話を切りだしてきた。
「まやかさんはこの本に興味があるんだったね」
「はい、魔王とは本当にその本に書いてあるような酷い獄悪人なんでしょうか」
「それは僕にも分からない」
「分からないんですか? こんな好き勝手な事が書いてあるのに!?」
著者に文句を付けたいと思っていた私は憤慨してしまう。彼は落ち着いて笑って言った。
「僕は訳しただけだからね。この本の著者はマム・レイハートという人物なんだ」
「いったい何者なんですか?」
「異世界の人間だと僕は思っている。この本はあの黒い隕石が降り注いだエックスデイから間もなくして見つかったんだ。おそらくモンスター達と一緒に来たんだと思われる」
「隕石と一緒に? よく燃え尽きたりしませんでしたね」
「これもスキルの力なんだろうね。本は異世界の言葉で書かれていたが、不思議と僕には読む事ができた。これは僕の力ではなく、この本にあらかじめある特定の人間だけ読めるように術が掛けられていたと考えるのが適切だろうね」
「その条件って……?」
「僕が世界一頭の良い人間だからかな」
「なるほど、ごもっとも」
彼は学者だそうだし、頭もとても良さそうに見える大人だ。私は信じかけたが彼は苦笑した。
「いや、それは冗談なんだけど。とにかく異世界とこの事件にはまだまだ謎が多い。僕は解明する為にもこの本を訳して広く出版する事にしたんだ」
「この本に書いてあるのは全て事実なんでしょうか」
「それは確認しようがないが知らせたい内容があるから送ってきたと見るべきだろうね。事実この本のおかげで僕達はモンスター達の事を知れたし、スキルについても知れたんだ。魔王がこの本に書かれたような恐ろしい存在である可能性も十分にあると僕は思っている」
「はあ」
この本について知りたいと思ってここへ来たが、結局のところは著者本人に聞かないと分からないようだ。
で、その人は異世界の人物で、今のところは書いてある事は正しくて役に立っている。
魔王については保留。いろいろ話してもらったが、肝心なところは無駄足だったようだ。
「まやかさんは魔王に随分と肩入れしてるみたいだね」
「いや、まあ、ドラゴンやミノタウロスを倒して学校を守ってくれたし? スーパーヒーローだったら良いなあなんて、あはは……」
「それなら魔王はもっと積極的に人間を守ってくれるだろうね。世界に困っている人は大勢いるんだ」
「そうですね」
ごめんなさい。世界どころか日本どころか町どころかクラスメイトにも気を使えない奴が魔王なんです。私に守れるのはせいぜい菜々ちゃんぐらいだ。
後の人達は正也君達スキルマスターが守ってくれる。
照市さんは話すのが楽しいようで言葉を続けた。私はもういいかなと思いかけてきたが、腰を上げるタイミングが見つけられずにいた。
私には難しい話だったが、とにかくマム・レイハートという異世界の人物のせいで私が肩身の狭い思いをしているのは理解できた。
そいつさえ、魔王は良い奴だみんなで尊敬するべきとか書いてくれていれば私はもっと気楽に生きられたのだ。
会ったら文句を言わなければなるまいと私は決意するのだった。
「着いたぞ、まやか」
「はあー、やっとか」
私は呼吸を整えて自転車を降りる。いろいろと振り回されたが体は平気だ。ふらついたりはしない。これも魔王のスキルのおかげなのだろうか。
「お前って頑丈だよな」
「どういう意味?」
「支えがいの無い女」
「ほっといて!」
さて、彼のお宅を見てみよう。そこは普通の一軒家であった。少し古い感じだが、それでも庭付きで広い。わりと和風だ。
「ここが正也君の家?」
「そうだ。意外か?」
「う~ん、もっと新しい場所に住んでいると思ってた」
「転校はしたが引っ越しはしていないからな。おかげで通うのが少し遠いんだ」
「だから自転車なんだ」
私もスキルマスターとして戦力の足りない学校に行かされるようになれば、自宅から自転車やバスを使う事になるのだろうか。
やっぱり嫌だった。今の徒歩でも通いやすい学校を手放したくはなかった。
正也君は玄関の鍵を開けると中に入っていく。私もそれについて行った。
案内されるままに部屋に入る。調度品の立派な書斎といった雰囲気。正也君の家ってもしかして由緒正しい家柄なんだろうか。
私は肩身が狭くなってしまう。そこでは正也君よりも背の高い男の人が待っていた。
「帰ったか、正也」
「ただいま、親父」
この男性が彼のお父さんなのか。思ったより若く見える。二十代の前半ぐらい。兄だといっても信じてしまえそうだ。
「この子が例の……」
「ああ、そうだ」
二人の話を聞いて私は自分の失態を悟った。私が魔王だとバレている!? 他に人のいないここで服を脱がされて印を確認されるのではないかと。
私は自分の体を抱いて顔を赤くして叫んだ。
「服を脱がしたりしたら警察を呼びますからね!」
「お前は何を言っているんだ!」
「あはは、面白いお嬢さんだ。ドラゴンやミノタウロスを見ても物怖じしないと聞いていたのだけどね」
どうやら私の勘違いだったようだ。びびらない女と思われてるのもどうなんだという気はするが、弁解する言葉は見つからない。
私は勧められた席に座って落ち着いてお茶を飲む。そこでようやく人心地ついたのである。
「まやか、親父を紹介するよ。俺の父の相田照市だ」
「初めまして、相田照市です」
「初めまして、天坂まやかです」
お互いに自己紹介を交わし合う。何か緊張する。何で私は知らない他人と会っているんだろう人付き合いは苦手なのにとも思うが、自分の目的を忘れたわけではない。
彼の方からその話を切りだしてきた。
「まやかさんはこの本に興味があるんだったね」
「はい、魔王とは本当にその本に書いてあるような酷い獄悪人なんでしょうか」
「それは僕にも分からない」
「分からないんですか? こんな好き勝手な事が書いてあるのに!?」
著者に文句を付けたいと思っていた私は憤慨してしまう。彼は落ち着いて笑って言った。
「僕は訳しただけだからね。この本の著者はマム・レイハートという人物なんだ」
「いったい何者なんですか?」
「異世界の人間だと僕は思っている。この本はあの黒い隕石が降り注いだエックスデイから間もなくして見つかったんだ。おそらくモンスター達と一緒に来たんだと思われる」
「隕石と一緒に? よく燃え尽きたりしませんでしたね」
「これもスキルの力なんだろうね。本は異世界の言葉で書かれていたが、不思議と僕には読む事ができた。これは僕の力ではなく、この本にあらかじめある特定の人間だけ読めるように術が掛けられていたと考えるのが適切だろうね」
「その条件って……?」
「僕が世界一頭の良い人間だからかな」
「なるほど、ごもっとも」
彼は学者だそうだし、頭もとても良さそうに見える大人だ。私は信じかけたが彼は苦笑した。
「いや、それは冗談なんだけど。とにかく異世界とこの事件にはまだまだ謎が多い。僕は解明する為にもこの本を訳して広く出版する事にしたんだ」
「この本に書いてあるのは全て事実なんでしょうか」
「それは確認しようがないが知らせたい内容があるから送ってきたと見るべきだろうね。事実この本のおかげで僕達はモンスター達の事を知れたし、スキルについても知れたんだ。魔王がこの本に書かれたような恐ろしい存在である可能性も十分にあると僕は思っている」
「はあ」
この本について知りたいと思ってここへ来たが、結局のところは著者本人に聞かないと分からないようだ。
で、その人は異世界の人物で、今のところは書いてある事は正しくて役に立っている。
魔王については保留。いろいろ話してもらったが、肝心なところは無駄足だったようだ。
「まやかさんは魔王に随分と肩入れしてるみたいだね」
「いや、まあ、ドラゴンやミノタウロスを倒して学校を守ってくれたし? スーパーヒーローだったら良いなあなんて、あはは……」
「それなら魔王はもっと積極的に人間を守ってくれるだろうね。世界に困っている人は大勢いるんだ」
「そうですね」
ごめんなさい。世界どころか日本どころか町どころかクラスメイトにも気を使えない奴が魔王なんです。私に守れるのはせいぜい菜々ちゃんぐらいだ。
後の人達は正也君達スキルマスターが守ってくれる。
照市さんは話すのが楽しいようで言葉を続けた。私はもういいかなと思いかけてきたが、腰を上げるタイミングが見つけられずにいた。
私には難しい話だったが、とにかくマム・レイハートという異世界の人物のせいで私が肩身の狭い思いをしているのは理解できた。
そいつさえ、魔王は良い奴だみんなで尊敬するべきとか書いてくれていれば私はもっと気楽に生きられたのだ。
会ったら文句を言わなければなるまいと私は決意するのだった。
0
あなたにおすすめの小説
悪魔さまの言うとおり~わたし、執事になります⁉︎~
橘花やよい
児童書・童話
女子中学生・リリイが、入学することになったのは、お嬢さま学校。でもそこは「悪魔」の学校で、「執事として入学してちょうだい」……って、どういうことなの⁉待ち構えるのは、きれいでいじわるな悪魔たち!
友情と魔法と、胸キュンもありの学園ファンタジー。
第2回きずな児童書大賞参加作です。
【もふもふ手芸部】あみぐるみ作ってみる、だけのはずが勇者ってなんなの!?
釈 余白(しやく)
児童書・童話
網浜ナオは勉強もスポーツも中の下で無難にこなす平凡な少年だ。今年はいよいよ最高学年になったのだが過去5年間で100点を取ったことも運動会で1等を取ったこともない。もちろん習字や美術で賞をもらったこともなかった。
しかしそんなナオでも一つだけ特技を持っていた。それは編み物、それもあみぐるみを作らせたらおそらく学校で一番、もちろん家庭科の先生よりもうまく作れることだった。友達がいないわけではないが、人に合わせるのが苦手なナオにとっては一人でできる趣味としてもいい気晴らしになっていた。
そんなナオがあみぐるみのメイキング動画を動画サイトへ投稿したり動画配信を始めたりしているうちに奇妙な場所へ迷い込んだ夢を見る。それは現実とは思えないが夢と言うには不思議な感覚で、沢山のぬいぐるみが暮らす『もふもふの国』という場所だった。
そのもふもふの国で、元同級生の丸川亜矢と出会いもふもふの国が滅亡の危機にあると聞かされる。実はその国の王女だと言う亜美の願いにより、もふもふの国を救うべく、ナオは立ち上がった。
勇者と聖女の息子 アレン ランダムスキルを手に入れて愉快に冒険します!
月神世一
児童書・童話
伝説のS級冒険者である父と、聖女と謳われた母。
英雄の血を引く少年アレンは、誰もがその輝かしい未来を期待するサラブレッドだった。
しかし、13歳の彼が神から授かったユニークスキルは――【ランダムボックス】。
期待に胸を膨らませ、初めてスキルを発動した彼の手の中に現れたのは…プラスチック製のアヒルの玩具? くしゃくしゃの新聞紙? そして、切れたボタン電池…!?
「なんだこのスキルは…!?」
周りからは落胆と失笑、自身は絶望の淵に。
一見、ただのガラクタしか出さないハズレスキル。だが、そのガラクタに刻まれた「MADE IN CHINA」の文字に、英雄である父だけが気づき、一人冷や汗を流していた…。
最弱スキルと最強の血筋を持つ少年の、運命が揺らぐ波乱の冒険が、今、始まる!
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
児童書・童話
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
魔法使いアルル
かのん
児童書・童話
今年で10歳になるアルルは、月夜の晩、自分の誕生日に納屋の中でこっそりとパンを食べながら歌を歌っていた。
これまで自分以外に誰にも祝われる事のなかった日。
だが、偉大な大魔法使いに出会うことでアルルの世界は色を変えていく。
孤独な少女アルルが、魔法使いになって奮闘する物語。
ありがたいことに書籍化が進行中です!ありがとうございます。
【完結】夫に穢された純愛が兄に止めを刺されるまで
猫都299
児童書・童話
タイムリープしたかもしれない。中学生に戻っている? 夫に愛されなかった惨めな人生をやり直せそうだ。彼を振り向かせたい。しかしタイムリープ前の夫には多くの愛人がいた。純愛信者で奥手で恋愛経験もほぼない喪女にはハードルが高過ぎる。まずは同じ土俵で向き合えるように修行しよう。この際、己の理想もかなぐり捨てる。逆ハーレムを作ってメンバーが集まったら告白する! 兄(血は繋がっていない)にも色々教えてもらおう。…………メンバーが夫しか集まらなかった。
※小説家になろう、カクヨム、アルファポリス、Nolaノベル、Tales、ツギクルの6サイトに投稿しています。
※ノベルアップ+にて不定期に進捗状況を報告しています。
※文字数を調整した【応募版】は2026年1月3日より、Nolaノベル、ツギクル、ベリーズカフェ、野いちごに投稿中です。
※2026.1.5に完結しました! 修正中です。
#アタシってば魔王の娘なんだけどぶっちゃけ勇者と仲良くなりたいから城を抜け出して仲間になってみようと思う
釈 余白(しやく)
児童書・童話
ハアーイハロハロー。アタシの名前はヴーゲンクリャナ・オオカマって言ぅの。てゆうか長すぎでみんなからはヴーケって呼ばれてる『普通』の女の子だょ。
最近の悩みはパパが自分の跡継ぎにするって言って修行とか勉強とかを押し付けて厳しいことカナ。てゆうかマジウザすぎてぶっちゃけやってらンない。
てゆうかそんな毎日に飽きてるンだけどタイミングよく勇者のハルトウって子に会ったのょ。思わずアタシってば囚われの身なのってウソついたら信じちゃったわけ。とりまそんなン秒でついてくよね。
てゆうか勇者一行の旅ってばビックリばっか。外の世界ってスッゴク華やかでなんでもあるしアタシってば大興奮のウキウキ気分で舞い上がっちゃった。ぶっちゃけハルトウもかわいくて優しぃし初めての旅が人生の終着点へ向かってるカモ? てゆうかアタシってばなに言っちゃってンだろね。
デモ絶対に知られちゃいけないヒミツがあるの。てゆうかアタシのパパって魔王ってヤツだし人間とは戦争バッカしてるし? てゆうか当然アタシも魔人だからバレたら秒でヤラレちゃうかもしンないみたいな?
てゆうか騙してンのは悪いと思ってるょ? でも簡単にバラすわけにもいかなくて新たな悩みが増えちゃった。これってぶっちゃけ葛藤? てゆうかどしたらいンだろね☆ミ
黒地蔵
紫音みけ🐾書籍発売中
児童書・童話
友人と肝試しにやってきた中学一年生の少女・ましろは、誤って転倒した際に頭を打ち、人知れず幽体離脱してしまう。元に戻る方法もわからず孤独に怯える彼女のもとへ、たったひとり救いの手を差し伸べたのは、自らを『黒地蔵』と名乗る不思議な少年だった。黒地蔵というのは地元で有名な『呪いの地蔵』なのだが、果たしてこの少年を信じても良いのだろうか……。目には見えない真実をめぐる現代ファンタジー。
※表紙イラスト=ミカスケ様
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる