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第21話 エピローグ
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変わらない日々が続いた。今日も私は学校で退屈な授業を受けている。
私の名前は天坂まやか。ごく普通の中学二年生である。
手強いモンスターが現れることもなければ私のやる事は特にない。学生の義務をこなしていくだけだ。
「じゃあ、次のページを~……セツナ、読んでくれるか?」
「はい」
先生に当てられてセツナちゃんが読んでいく。彼女もすっかりこちらの生活に慣れたようだ。
最近では一年からこの学校に通っている私よりもこのクラスに馴染んでいる気がする。
まあ、どうでもいいか。上手くやっているならそれでいい。
彼女が教科書を読む声を聞きながら、私は窓の外を見る。青い空に白い雲が浮かんでいる。
雲はどこへ流れていくのだろう。そんな事を考える。
しばらくぼんやりしていると読み終わったセツナちゃんが着席して、再び先生の話が始まった。
近くの席の菜々ちゃんがこっそり私に話しかけてくる。
「最近モンスター現れなくなったね」
「それはフリなの?」
「?」
菜々ちゃんにその自覚は無いようだったが、その発言はやはりフリだったようだ。
久しぶりの警報が鳴って教室はにわかに騒がしくなった。私は面倒さに頭を抱え、先生が指示を出す。
「皆落ち着いて避難するんだ! 慌てる事はない。この学校にはスキルマスターが二人もいるからな!」
「ああ、なんでまた来るの。授業時間が伸びちゃうじゃん」
「大丈夫だよ。セツナちゃんと正也君がパパッと片付けてくれるよ」
「それはそうなんだけど」
モンスターが現れても授業時間は減ったりしない。後ろに伸びるだけである。
数分でも時間は貴重なのだ。迷惑な存在だった。
「やっぱり絶滅か支配しちゃう? いやいや駄目だ」
始めるときっと世界規模で面倒を見る破目になる。そんな疲れそうなのは御免だった。
正也君が立ちあがる。
「セツナ、行くぞ」
「はい」
「まやかは余計な事するなよ。日向と一緒に避難しとけ」
「うん」
私はなぜ問題児のように言われているのだろう。面倒な事なんてする気はないのに。
ただ、ちょっとスキルの練習したいかなぐらいには思い始めてるけれど。
私はまだ多くの自分の能力を知っていない。マスターっていうのに憧れてないかというと嘘になる。
ただやはり魔王というのが面倒になりそうな予感しかしないのだ。それに何よりもみんなに頼られて仕事をしたくなかった。私には日陰者が似合っている。
黙っている私に明るい菜々ちゃんが話しかけてくる。
「避難しないの?」
「するけど、落ち着いて慌てずにって言われたからね」
先生にそう指示されたから私はそれに従うだけだ。楽して生きたい。その気持ちに変わりはない。
異世界の入口が閉じられても、モンスターは現れ続けている。
セツナちゃんの話では、地面に落ちた種から草が生えるように、もうこの星に根付いているのではないかという事だった。たくましい奴らだった。
空を見上げて私は呟く。
「私に統治しろなんて言わないでよ」
戦いならスキルマスター達がやってくれているし、私のする事なんて何もない。私は一般人として菜々ちゃんと一緒に歩いていく。
この学校に魔王が現れたなんて話も、もう誰もしなくなっていた。
これからする事もきっと無いはずだ。雲は静かに流れていく。
私の名前は天坂まやか。ごく普通の中学二年生である。
手強いモンスターが現れることもなければ私のやる事は特にない。学生の義務をこなしていくだけだ。
「じゃあ、次のページを~……セツナ、読んでくれるか?」
「はい」
先生に当てられてセツナちゃんが読んでいく。彼女もすっかりこちらの生活に慣れたようだ。
最近では一年からこの学校に通っている私よりもこのクラスに馴染んでいる気がする。
まあ、どうでもいいか。上手くやっているならそれでいい。
彼女が教科書を読む声を聞きながら、私は窓の外を見る。青い空に白い雲が浮かんでいる。
雲はどこへ流れていくのだろう。そんな事を考える。
しばらくぼんやりしていると読み終わったセツナちゃんが着席して、再び先生の話が始まった。
近くの席の菜々ちゃんがこっそり私に話しかけてくる。
「最近モンスター現れなくなったね」
「それはフリなの?」
「?」
菜々ちゃんにその自覚は無いようだったが、その発言はやはりフリだったようだ。
久しぶりの警報が鳴って教室はにわかに騒がしくなった。私は面倒さに頭を抱え、先生が指示を出す。
「皆落ち着いて避難するんだ! 慌てる事はない。この学校にはスキルマスターが二人もいるからな!」
「ああ、なんでまた来るの。授業時間が伸びちゃうじゃん」
「大丈夫だよ。セツナちゃんと正也君がパパッと片付けてくれるよ」
「それはそうなんだけど」
モンスターが現れても授業時間は減ったりしない。後ろに伸びるだけである。
数分でも時間は貴重なのだ。迷惑な存在だった。
「やっぱり絶滅か支配しちゃう? いやいや駄目だ」
始めるときっと世界規模で面倒を見る破目になる。そんな疲れそうなのは御免だった。
正也君が立ちあがる。
「セツナ、行くぞ」
「はい」
「まやかは余計な事するなよ。日向と一緒に避難しとけ」
「うん」
私はなぜ問題児のように言われているのだろう。面倒な事なんてする気はないのに。
ただ、ちょっとスキルの練習したいかなぐらいには思い始めてるけれど。
私はまだ多くの自分の能力を知っていない。マスターっていうのに憧れてないかというと嘘になる。
ただやはり魔王というのが面倒になりそうな予感しかしないのだ。それに何よりもみんなに頼られて仕事をしたくなかった。私には日陰者が似合っている。
黙っている私に明るい菜々ちゃんが話しかけてくる。
「避難しないの?」
「するけど、落ち着いて慌てずにって言われたからね」
先生にそう指示されたから私はそれに従うだけだ。楽して生きたい。その気持ちに変わりはない。
異世界の入口が閉じられても、モンスターは現れ続けている。
セツナちゃんの話では、地面に落ちた種から草が生えるように、もうこの星に根付いているのではないかという事だった。たくましい奴らだった。
空を見上げて私は呟く。
「私に統治しろなんて言わないでよ」
戦いならスキルマスター達がやってくれているし、私のする事なんて何もない。私は一般人として菜々ちゃんと一緒に歩いていく。
この学校に魔王が現れたなんて話も、もう誰もしなくなっていた。
これからする事もきっと無いはずだ。雲は静かに流れていく。
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