1 / 29
第一章 天使が来た
プロローグ 1
しおりを挟む
この世に天使は本当に実在する。
あまり現代では信じている人はいないが、古くから天よりやってきた者達の伝承が世界には様々にあるように、天使は本当にいるのだ。
ただ気づかない人々が多いだけで。この地上より遥かなる高みにある空、青い天空に浮かぶ雲の上に天使達の暮らしている世界がある。
背に白い翼を生やした天使達がそこから地上の人々を見守っている。
天使はあまり人間との関わりを大っぴらに喧伝したりはしない。大騒ぎになっては地上にとっても天界にとってもお互いに困るからだ。
では、その天使達の仕事とは何だろうか。天使は何も用もなく地上に来るわけではない。
それは人間に愛を伝えることだ。
古来より天使達は地上に舞い降りては様々に人間と関わってきた。
その活動が広く世間に知られることはなかったが、その伝承は各地の文献や遺跡に様々に残っている。
そんな天使達のいる天界では今、近年地上の人々に広がりつつあると噂されているある問題が話し合われていた。
再び天界が地上に関与する。その事態の必要性が天界の偉い神々の間で議論されていた。
天界が話し合っているその頃、地上では。
平和でまったりとした町の世界だった。空は朝から青く澄み渡り、そこに天界の危惧するような問題など何も起こっていないように思えた。
ある一般家庭の朝食の席。ある少年にとっても特に問題ではないよくある事を両親が話しだしていた。
「正樹、父さん達はまたしばらく旅に出ることになった」
「天空世界にまつわる珍しい遺跡が発見されたの。その調査団に同行できることになったのよ」
「そうなんだ。良かったね」
相沢正樹の両親は考古学者をやっている。その縁で結婚した二人が遺跡を調査するために揃って遠くまで出かけて家を留守にするのはよくあることなので、正樹にとってはもう慣れたどうでもいいことだった。
それでも丁寧に話してくれるのは両親の人の良さだろうか。その血を引く正樹も丁寧に受け取っていた。
遺跡にまつわるのが天空世界だろうが宇宙人だろうが古代文明だろうが、それもまたどうでも良かった。両親が趣味を仕事にして楽しそうにしているなら何よりだ。
正樹自身は両親の仕事にはたいして関心が無かった。学生にとっては学校や勉強の方が大切だと思う少年だった。
それを大人びていると評価する事も出来るだろうが、ドライすぎるのではと見る面もある。正樹にとっては物心が付いた頃からこうなのだからこうだとしか思えなかった。
仕事に関心を持つ暇があったらテストに出ることを覚えた有意義だと思う。そんな少年だった。
「何か困ったことがあったら隣の森乃さんに言うんだぞ。話はしておくからな」
「うん」
「母さん達は必ず天空遺跡の謎を解き明かしてくるからね」
「うん、いってらっしゃい。頑張ってね」
そして、両親は出かけていった。いつものように。
またしばらくは会えなくなるだろうが寂しくはない。また隣の家から賑やかな幼馴染が来るだろうから。
幼い頃から同じ生活をしているとこれが普通なんだと思える。
正樹は玄関で両親の姿が見えなくなるまで見送り、青い空を見上げた。
「天空の世界か。そんなものが本当にあるのかな」
どうでもいいことだった。空はいつものように平凡に広がっている。正樹は両親ほど未知の文化や研究が好きなわけじゃない。
両親のことは両親が上手くやるだろう。
自分にとっては自分の生活の方が大事だ。これからどうするか。
「また優の世話になるか。俺も頑張らないとな」
いつまでも誰かの世話になるのもあれだが、いつまでも同じ暮らしを続けるのも悪くない。変化とは疲れることだ。
そして、正樹はこれから訪れる変わらないいつもと同じ生活に思いを馳せるのだった。
多くの人間達は信じていなかった。
空には天使達のいる天空世界があることを。
だが、火の無いところに噂話や伝承や煙は立つこともなく。
天使は実在していた。世界で様々に語られているように。
天空の世界は人間には見えない。それは昔の神々の特殊な力で守られているからだと一説には語られているが、多くの天使達はそんなことは気にせずに日々の暮らしを送っている。
「みっちゃん、遅いよー」
「ごめん、かっちゃん。行こう」
ある天使の少女達が待ち合わせをして、雲の上に築かれた町の道を、背に白い翼を揺らして飛ぶように進んでいく。
その目指す先には、四角くて立派な神々しい建物がある。
天界の議事堂だ。
その中では今、天界の偉い神々が集まって、熱く議論を戦わせているらしい。
その手前の広場ではすでに多くの天使達が集まっていて、二人はその最後尾で動きを止めた。
「混んでるねー」
「だね」
「どこかから入れないかなー」
「駄目駄目。時間が来るまでは関係者以外は立ち入り禁止です」
空色の髪の少女が背伸びをしながら呟くと、話を聞かれた警備員に注意されてしまった。
その少女ミンティシアが学校では暴れん坊だと思われているからここでも警戒されている……とは思いたくない友達の赤髪の少女カオンだった。
ここに委員長のように威張っているキトラがいればお小言も言われたかもしれないが、ここにはいないし、みんな前の方に夢中だった。
天使達は純粋だ。
神様に仕える天使達は外から議事堂の建物を傍観しながら、神々の議論に決着が付くのを待っていた。
話し合われている問題を天使達は風の噂で知っていた。
「人間が人間を愛さなくなりつつあるなんて本当かねえ」
「さあ、地上のことなんてよく分からないけど、問題だって言うから問題なんだろうねえ」
周りの天使達が話題にしている通り、その問題とは、人が人を愛さなくなりつつあるということだ。この問題を放置していては地上は滅んでしまうかもしれない。
そんな噂話がまことしやかに囁かれていた。
「どうなるんだろうねえ」
「滅びなければいいけど、地上。あたし地上は好きだよ、景色が綺麗だから」
「救うために今神々が話し合っている」
「良い結果が出るのを待とう」
天使達は神々のおわす天空の議事堂を前に、結論が出るのを待った。会議は結構長い時間行われた。
やがて結論が出たようだ。空中にホログラムとなって現れた天使長から呼出しを受けて、天使達は議事堂の傍にある神の神殿の方に呼び出された。
呼ばれたということは、これから仕事があるということだ。
大広間に集められて、天使達は期待や不安を胸に、偉い神様が現れて神託を下すのを待った。
あまり現代では信じている人はいないが、古くから天よりやってきた者達の伝承が世界には様々にあるように、天使は本当にいるのだ。
ただ気づかない人々が多いだけで。この地上より遥かなる高みにある空、青い天空に浮かぶ雲の上に天使達の暮らしている世界がある。
背に白い翼を生やした天使達がそこから地上の人々を見守っている。
天使はあまり人間との関わりを大っぴらに喧伝したりはしない。大騒ぎになっては地上にとっても天界にとってもお互いに困るからだ。
では、その天使達の仕事とは何だろうか。天使は何も用もなく地上に来るわけではない。
それは人間に愛を伝えることだ。
古来より天使達は地上に舞い降りては様々に人間と関わってきた。
その活動が広く世間に知られることはなかったが、その伝承は各地の文献や遺跡に様々に残っている。
そんな天使達のいる天界では今、近年地上の人々に広がりつつあると噂されているある問題が話し合われていた。
再び天界が地上に関与する。その事態の必要性が天界の偉い神々の間で議論されていた。
天界が話し合っているその頃、地上では。
平和でまったりとした町の世界だった。空は朝から青く澄み渡り、そこに天界の危惧するような問題など何も起こっていないように思えた。
ある一般家庭の朝食の席。ある少年にとっても特に問題ではないよくある事を両親が話しだしていた。
「正樹、父さん達はまたしばらく旅に出ることになった」
「天空世界にまつわる珍しい遺跡が発見されたの。その調査団に同行できることになったのよ」
「そうなんだ。良かったね」
相沢正樹の両親は考古学者をやっている。その縁で結婚した二人が遺跡を調査するために揃って遠くまで出かけて家を留守にするのはよくあることなので、正樹にとってはもう慣れたどうでもいいことだった。
それでも丁寧に話してくれるのは両親の人の良さだろうか。その血を引く正樹も丁寧に受け取っていた。
遺跡にまつわるのが天空世界だろうが宇宙人だろうが古代文明だろうが、それもまたどうでも良かった。両親が趣味を仕事にして楽しそうにしているなら何よりだ。
正樹自身は両親の仕事にはたいして関心が無かった。学生にとっては学校や勉強の方が大切だと思う少年だった。
それを大人びていると評価する事も出来るだろうが、ドライすぎるのではと見る面もある。正樹にとっては物心が付いた頃からこうなのだからこうだとしか思えなかった。
仕事に関心を持つ暇があったらテストに出ることを覚えた有意義だと思う。そんな少年だった。
「何か困ったことがあったら隣の森乃さんに言うんだぞ。話はしておくからな」
「うん」
「母さん達は必ず天空遺跡の謎を解き明かしてくるからね」
「うん、いってらっしゃい。頑張ってね」
そして、両親は出かけていった。いつものように。
またしばらくは会えなくなるだろうが寂しくはない。また隣の家から賑やかな幼馴染が来るだろうから。
幼い頃から同じ生活をしているとこれが普通なんだと思える。
正樹は玄関で両親の姿が見えなくなるまで見送り、青い空を見上げた。
「天空の世界か。そんなものが本当にあるのかな」
どうでもいいことだった。空はいつものように平凡に広がっている。正樹は両親ほど未知の文化や研究が好きなわけじゃない。
両親のことは両親が上手くやるだろう。
自分にとっては自分の生活の方が大事だ。これからどうするか。
「また優の世話になるか。俺も頑張らないとな」
いつまでも誰かの世話になるのもあれだが、いつまでも同じ暮らしを続けるのも悪くない。変化とは疲れることだ。
そして、正樹はこれから訪れる変わらないいつもと同じ生活に思いを馳せるのだった。
多くの人間達は信じていなかった。
空には天使達のいる天空世界があることを。
だが、火の無いところに噂話や伝承や煙は立つこともなく。
天使は実在していた。世界で様々に語られているように。
天空の世界は人間には見えない。それは昔の神々の特殊な力で守られているからだと一説には語られているが、多くの天使達はそんなことは気にせずに日々の暮らしを送っている。
「みっちゃん、遅いよー」
「ごめん、かっちゃん。行こう」
ある天使の少女達が待ち合わせをして、雲の上に築かれた町の道を、背に白い翼を揺らして飛ぶように進んでいく。
その目指す先には、四角くて立派な神々しい建物がある。
天界の議事堂だ。
その中では今、天界の偉い神々が集まって、熱く議論を戦わせているらしい。
その手前の広場ではすでに多くの天使達が集まっていて、二人はその最後尾で動きを止めた。
「混んでるねー」
「だね」
「どこかから入れないかなー」
「駄目駄目。時間が来るまでは関係者以外は立ち入り禁止です」
空色の髪の少女が背伸びをしながら呟くと、話を聞かれた警備員に注意されてしまった。
その少女ミンティシアが学校では暴れん坊だと思われているからここでも警戒されている……とは思いたくない友達の赤髪の少女カオンだった。
ここに委員長のように威張っているキトラがいればお小言も言われたかもしれないが、ここにはいないし、みんな前の方に夢中だった。
天使達は純粋だ。
神様に仕える天使達は外から議事堂の建物を傍観しながら、神々の議論に決着が付くのを待っていた。
話し合われている問題を天使達は風の噂で知っていた。
「人間が人間を愛さなくなりつつあるなんて本当かねえ」
「さあ、地上のことなんてよく分からないけど、問題だって言うから問題なんだろうねえ」
周りの天使達が話題にしている通り、その問題とは、人が人を愛さなくなりつつあるということだ。この問題を放置していては地上は滅んでしまうかもしれない。
そんな噂話がまことしやかに囁かれていた。
「どうなるんだろうねえ」
「滅びなければいいけど、地上。あたし地上は好きだよ、景色が綺麗だから」
「救うために今神々が話し合っている」
「良い結果が出るのを待とう」
天使達は神々のおわす天空の議事堂を前に、結論が出るのを待った。会議は結構長い時間行われた。
やがて結論が出たようだ。空中にホログラムとなって現れた天使長から呼出しを受けて、天使達は議事堂の傍にある神の神殿の方に呼び出された。
呼ばれたということは、これから仕事があるということだ。
大広間に集められて、天使達は期待や不安を胸に、偉い神様が現れて神託を下すのを待った。
0
あなたにおすすめの小説
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~
Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」
病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。
気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた!
これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。
だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。
皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。
その結果、
うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。
慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。
「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。
僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに!
行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。
そんな僕が、ついに魔法学園へ入学!
当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート!
しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。
魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。
この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――!
勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる!
腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
少しの間、家から追い出されたら芸能界デビューしてハーレム作ってました。コスプレのせいで。
昼寝部
キャラ文芸
俺、日向真白は義妹と幼馴染の策略により、10月31日のハロウィンの日にコスプレをすることとなった。
その日、コスプレの格好をしたまま少しの間、家を追い出された俺は、仕方なく街を歩いていると読者モデルの出版社で働く人に声をかけられる。
とても困っているようだったので、俺の写真を一枚だけ『読者モデル』に掲載することを了承する。
まさか、その写真がキッカケで芸能界デビューすることになるとは思いもせず……。
これは真白が芸能活動をしながら、義妹や幼馴染、アイドル、女優etcからモテモテとなり、全国の女性たちを魅了するだけのお話し。
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる