本当に心の闇は消えますか?

星河しょう

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GW中編〜唯の告白2〜

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「私、仲間はずれにされてたの。ずっと一人だった。」
唯にいつもの笑顔は無く真剣だった。
「なぜなのか分からなかったの、中学の1年生の半ばからそうだった。分からないまま2年生になり、私はある女の子に言われたの。あなたは私の好きな人を奪っていくって。」
俺はたまらず言った。
「それは、相手の都合だろ。何を勝手に。」
「そう、向こうの都合。でも、私になぜか男子は寄ってくる。だから、男子にかなり人気だった。」
俺は、自慢か?と思ってしまったが、飲み込んだ。

唯は続けた。
「でも、たったそれだけ、それだけでみんなから嫌われるの。それだけが分かった。逆恨み、中学の3年間はひどかった。でもね、優くんとひとつ違うことがあったの。」
「何が違ったの?」
「私は、人間に興味があったの。なぜ、女子は仲間はずれとか、集団で群れるのが好きなのかとか。男子は、女子の何を見てるのかどうか。」
俺は、気になったことを聞いた。
「じゃあ、キスとかしたりしたの?」
「ううん、全然しなかったの。なぜかって、中学にいた男子は全員、私と付き合うことをステータスにしようとしてただけなのが分かったの。恋愛感情じゃない、むしろ悪意を持った告白だって分かったから。キスなんかすると、舞い上がるし、知識ないまま体に触られるとか絶対嫌だったから。」
「結局は、自分の自己満で付き合えたらいいわ、みたいな男子ばっかだったんだ。」
「うん、だから、私は勉強したの、本を好きになったのも、これが理由。恋愛ってなんなのか、男女ってなんなのか、好きってなんなのかって。答えは出なかった、最近までは。」
「それが、俺ってか?」
「うん、実はね、白川くんも私を好きだったんだよ?向こうは、私が気付いてないって思ってるだろうけど。」
「え、そうなの?」
「同じクラスだったの。あと、授業中、目が合うタイミングが多くて、気になってるんだなって。察したの。」

俺は、色々と考えを整理した。
「それじゃ、もしかして、机とかの事件の犯人って、、、。」
「だと、私は思ってる。」
「じゃあ、なんで俺に公開告白みたいなことしたの?」
「ん?それは、さっきも言ったよね?本気で優くんを好きになったから。」
「まぁ、別にクラスにいることは好きじゃないからいいけどね。」
「優くんらしい。」

唯は言いながら抱きしめてきた。
そして、こう言った。
「でも、優くんは他の男子と違ってた。絶対に欲に負けてない。理性がある人だって。」
「じゃあ、それを聞いて、俺が今、ここで唯を襲ったらどうするの。」
「しないでしょ、それなら、まず場所を考えてくれるはずだから。」
「冷静に当てられるのが、なんか腹立つな。」
唯は、笑った。
そして、二人は、沈黙のまま、日向ぼっこを満喫していた。

お昼頃、唯がお弁当を持ってきてくれていた。
「美味しいか分からないけど、手作りのお弁当、食べてみて。」
一口食べてみる。
「美味しい!!すごく美味しいよ、料理上手なんだね。」
「ありがとう。初めてお弁当って作ったんだけど、案外難しい。改めて、親に感謝したよ。」
「確かに、ありがたいよな。」

二人はご飯を食べ終わり、二人は眠気に誘われていた。
「唯、眠たくないか?ここで寝たら色々危ないよ。」
「優くんこそ、眠たそう。ねぇ、私の家に行く?今日誰もいないんだ。そこでなら寝れるよ?」
「いや、それこそ、ヤバくないか?」
「ん?家でなら、襲われてもいいよ。」
「しない。寝る。」
「もう、状況を考えて。」

二人は、ブルーシートを片付けて、歩きだした。
歩きながら、俺は、理性を保てるのか心配だった。
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