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白川との話し合い〜前編〜
しおりを挟む特別教室、ここは普通は空いていない。
学校やクラスに馴染めない人が使う教室である。
たまに開放してる時があるので、許可を取って使わせてもらえると聞いたので、奥野先生に許可をもらい使わせてもらったのである。
白川から話しかけてきた。
「何の用だ?」
白々しく聞いてくる白川に俺は無表情で言った。
「白川、お前、田辺のこと好きだったんだろ?」
白川の目つきが変わった。
そのまま、俺は続けた。
「自分は、田辺に見てもらいたくて頑張って、でも、話せる勇気がなくて、でも部活も頑張って、アピールして、自分だけを見てもらいたかった、そうじゃないのか。」
白川は大声で言った。
「そうだよ!!俺は1年のときも同じクラスになって、そのときに一目惚れしたんだ。でも話せなくて辛かった。だから、少しでも見てもらいたくて努力したんだよ。それでも見てもらえないし、田辺さんはあまり誰とも話さない。結局そのまま1年過ぎて、また同じクラスになれた。そこにお前がいて、田辺と話してて、そこの輪に入ればチャンスがあると思った。でもなぜか、田辺さんはお前のことを好きになってた、分かるか、この俺の気持ち!!」
白川は感情を表に出し、言ってきた。
俺ははっきり言った。
「分かるわけないだろ、お前の気持ちなんて。」
白川はかなり怒った表情を露わにしていたが、続けた。
「俺は、人に興味がない人間だったんだ。白川のことも、無論、田辺のことも。だから、お前が田辺のことを好きだったなんて、知るわけがない。」
「だったら、何故!?」
白川の声。
「重いんだよ、お前が。田辺だって分かってたよ、お前が自分のこと好きなんだろうなぁってことくらい。だけど、お前は田辺のこと知ろうとしなかった。自分を見て欲しいばっかりに。それは、田辺にとっては怖いことだし、お前に何されるかとかで悩んでたんだよ。」
「はぁ!?だったら、何故、お前は田辺と付き合えたんだよ。一日もなかったぞ。お前に一目惚れしたって言うのか!?」
「そうだってさ。田辺には、俺は同じ人間に見えたんだとよ。」
俺は、ほんとのことを言った。
「同じ人間?」
白川が聞く。
「俺のこと、田辺は同じ闇を持った人間だって。人を信じることが出来ない、人を信用出来ない人間だって。」
「だから、何だってんだよ、俺も信用しない人間だったら、良かったってことなのかよ。」
「そんなの知らないよ。ただ、お前のことが怖かったんだって。」
「そんなの、理由にならない、納得出来ない。闇があるから好きになる?だから信用出来る?そんなのただの言い訳にしかすぎない。」
「じゃあ、自分からもっとなんでアピールしなかったんだよ、俺の机、隠すくらいの行動力があるんだったらさ。」
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