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学院生活。
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学院生活が始まって数日が経った。
ここまでは今のところとても良い感じに学院生活を送れている。
ニーナは私のことを探しているようだけれど、まだ気づいていないようで安心した。
そのためにおさげに眼鏡。さらには黒基調の制服にしているのだ。
「本当に格好一つで気づかないものなのね…」
わたしは1人静かに廊下を歩く。いつもニーナが後ろからくっついてきていたので1人で歩くのがこんなに快適だなんて思わなかった。
「これなら友人も作れそうだし快適な学院生活を送れそうね!」
いつもより軽い足取りで外を歩けることに心なしか気分も踊る。
学院に通うためにさまざまな画策を前もって施したのだ。簡単に見つかっては困るというもの。1年で良いから見つからずに済ませたいと思っている。名前までは変えられないからそのままだけれど、いつも一緒にいるメイドではないメイドに一緒に来てもらうようにして、元々仲良かった友人たちには前もって手紙で知らせておいた。仲良かった友人たちと表立って会えないのは悲しいけれど、皆ニーナのことをよく知っているからすぐに理解してくれた。この学院ではクラス替えが1年に一度あるけれど幸にして1年目はニーナとクラスが違ったのがありがたい。
今日も授業を無事終えて空いている教室へ向かう。最近のお気に入りはちょうど教室の反対側にある美術室だ。
美術室からみる中庭の風景が好きだったりする。そして、真ん中には大きな木があるため反対側の教室から見えないのがとても良い。
入学初日にチラチラとこちらのクラスの教室に来ては誰かを探しているニーナの姿を見てなるべく教室にいない方がいいと思ったこともあり絶好スポットを探すことができて本当に良かった。
「さて今日は何をしようかしら。」
まだお昼休みが終わるまでは少し時間があるし、本を読んだり手芸したり色々行うことができる。
今日は天気もいいし中庭を見ながらお昼寝もありかもしれない。
お昼寝すると言ったら「貴族令嬢なのに!」とか言われそうだけれど、いつも辺境の地で馬に乗って走り回っていたわたしには全くもって褒め言葉だ。恐らくお兄様たちの影響もあるだろうけれど…
机に顔を預けるにはメガネが邪魔そうだったので眼鏡を外してから机に体を預けて
目を閉じた。
教室から少し離れている分、静かですぐにでも夢の中に落ちてしまいそうだ。
⟡.·*.··············································⟡.·*.
???視点。
この学院に留学してきてから1年が経った。正直この一年何の面白みもなく毎日が過ぎていてが、最近少し面白い物を目にするようになった。
この学院は中庭を囲むように教室があり、学年ごとに階層が分かれている。
1番上は生徒会室や、音楽室などの特別室が入っていて2階から4階までは1年から3年までの教室がある。
特別室などがある中でなぜか美術室だけ一階にあるのがいつも不思議だったが、恐らく中庭が見えやすいようになっているんだろう。教室が窓際なこともあり机に肘をつけながら窓の外を見ていると、最近同じ時間に美術室に現れる令嬢がいる。見た目はメガネにおさげと何とも言えない格好だが、なぜだかそんな格好をしている彼女が目から離れなかった。
「デューク。また外を見てたのかい。」
そう声をかけてきたのはこの国の第二王子でもあるレナードだった。
「あぁ…あそこの美術室を出入りしている人がいてね。見た目は目立たないんだけど、何だか気になるんだ…」
レナードも俺が見ている方向を見ながら、「デュークが気にするなんで珍しいじゃないか。雪でも降るんじゃないか。」くすくす笑いながら自分の席に戻っていく。
見た目もやたらと地味で優等生な感じを意識しているのか、逆に他の令嬢とは違うと思うと退屈しなさそうな気がする。一度でいいからどんな話をするのか声をかけてみてもいいかもしれないなと思った。
「それにしてももう30分くらいか。一度も起きずずっと眠っていたな。」くすくすと笑いながらメイドに必死に起こされる彼女をそっと見守った。メイドに起こされてもまだ眠気から覚めていないようで半分寝た状態の彼女をみているのが一段と面白かった。
それにしても…あの顔どこかで見たような気がするな。
貴族だからきっとどこかのお茶会などで会ったことはあるんだろうが、普段からあのような格好をしていたら覚えていてもおかしくなさそうだし…
まだまだデュークが出会ったことがあることに気づくのは先になりそうだ。
ここまでは今のところとても良い感じに学院生活を送れている。
ニーナは私のことを探しているようだけれど、まだ気づいていないようで安心した。
そのためにおさげに眼鏡。さらには黒基調の制服にしているのだ。
「本当に格好一つで気づかないものなのね…」
わたしは1人静かに廊下を歩く。いつもニーナが後ろからくっついてきていたので1人で歩くのがこんなに快適だなんて思わなかった。
「これなら友人も作れそうだし快適な学院生活を送れそうね!」
いつもより軽い足取りで外を歩けることに心なしか気分も踊る。
学院に通うためにさまざまな画策を前もって施したのだ。簡単に見つかっては困るというもの。1年で良いから見つからずに済ませたいと思っている。名前までは変えられないからそのままだけれど、いつも一緒にいるメイドではないメイドに一緒に来てもらうようにして、元々仲良かった友人たちには前もって手紙で知らせておいた。仲良かった友人たちと表立って会えないのは悲しいけれど、皆ニーナのことをよく知っているからすぐに理解してくれた。この学院ではクラス替えが1年に一度あるけれど幸にして1年目はニーナとクラスが違ったのがありがたい。
今日も授業を無事終えて空いている教室へ向かう。最近のお気に入りはちょうど教室の反対側にある美術室だ。
美術室からみる中庭の風景が好きだったりする。そして、真ん中には大きな木があるため反対側の教室から見えないのがとても良い。
入学初日にチラチラとこちらのクラスの教室に来ては誰かを探しているニーナの姿を見てなるべく教室にいない方がいいと思ったこともあり絶好スポットを探すことができて本当に良かった。
「さて今日は何をしようかしら。」
まだお昼休みが終わるまでは少し時間があるし、本を読んだり手芸したり色々行うことができる。
今日は天気もいいし中庭を見ながらお昼寝もありかもしれない。
お昼寝すると言ったら「貴族令嬢なのに!」とか言われそうだけれど、いつも辺境の地で馬に乗って走り回っていたわたしには全くもって褒め言葉だ。恐らくお兄様たちの影響もあるだろうけれど…
机に顔を預けるにはメガネが邪魔そうだったので眼鏡を外してから机に体を預けて
目を閉じた。
教室から少し離れている分、静かですぐにでも夢の中に落ちてしまいそうだ。
⟡.·*.··············································⟡.·*.
???視点。
この学院に留学してきてから1年が経った。正直この一年何の面白みもなく毎日が過ぎていてが、最近少し面白い物を目にするようになった。
この学院は中庭を囲むように教室があり、学年ごとに階層が分かれている。
1番上は生徒会室や、音楽室などの特別室が入っていて2階から4階までは1年から3年までの教室がある。
特別室などがある中でなぜか美術室だけ一階にあるのがいつも不思議だったが、恐らく中庭が見えやすいようになっているんだろう。教室が窓際なこともあり机に肘をつけながら窓の外を見ていると、最近同じ時間に美術室に現れる令嬢がいる。見た目はメガネにおさげと何とも言えない格好だが、なぜだかそんな格好をしている彼女が目から離れなかった。
「デューク。また外を見てたのかい。」
そう声をかけてきたのはこの国の第二王子でもあるレナードだった。
「あぁ…あそこの美術室を出入りしている人がいてね。見た目は目立たないんだけど、何だか気になるんだ…」
レナードも俺が見ている方向を見ながら、「デュークが気にするなんで珍しいじゃないか。雪でも降るんじゃないか。」くすくす笑いながら自分の席に戻っていく。
見た目もやたらと地味で優等生な感じを意識しているのか、逆に他の令嬢とは違うと思うと退屈しなさそうな気がする。一度でいいからどんな話をするのか声をかけてみてもいいかもしれないなと思った。
「それにしてももう30分くらいか。一度も起きずずっと眠っていたな。」くすくすと笑いながらメイドに必死に起こされる彼女をそっと見守った。メイドに起こされてもまだ眠気から覚めていないようで半分寝た状態の彼女をみているのが一段と面白かった。
それにしても…あの顔どこかで見たような気がするな。
貴族だからきっとどこかのお茶会などで会ったことはあるんだろうが、普段からあのような格好をしていたら覚えていてもおかしくなさそうだし…
まだまだデュークが出会ったことがあることに気づくのは先になりそうだ。
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