異世界改革〜女神さまに頼まれたので味方を作って国を改革しちゃいます!!〜

ゆずこしょう

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聖獣王をさがします

鑑定スキルを使ってみます

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みんながスキルを貰えてから1ヶ月がたった。
あっという間に私も3歳になりました!!この1ヶ月貰ったスキルを使って色々練習しているみたいだ。

特に大きな戦争があるとかではないけれど、お兄様たちは剣術の稽古をしている。

ちなみお祖父様はこの国の元騎士団長だったんだって。
お祖母様は隣の国の元皇女で、小競り合いに巻き込まれていたところをお祖父様が助けて恋に落ちたんだと話していた。

素敵な出会いだなと思いつつも、まだまだ小競り合いは多くあるみたいで、少しでも国が豊かになってくれればいいのにと思ってる。

そしてそんなお祖父様に稽古をつけてもらっているのがお兄様とライル様とケビー様だ。

遠い領地に住んでいる人達は貴族院の寮に入るのが通常らしいのだが、最近は休みの度にうちに泊まって稽古に励んでいる。

教会については私の領地にあるのよりは小さいけど、少しずつ拡大をして言っている。

スキルについても、実はそれぞれバラバラで何が貰えるのか分からないものの、同じ名前のスキルを貰うことはあるということが分かった。もちろん、威力などはそれぞれ違うみたい。

だからナーティス様と同じ誓約系のスキルを持った人を集めて、神官をやって貰えるようにお願いしているみたいだ。

ちなみに1番上に経つのはナーティス様にお願いしている。


私もやっと鑑定を使えるようになったので、鑑定を使ってみることにした。


『かんてい』と言うと、前と同じようにピロンと音がなった。

この鑑定を使ってわかったことは幾つかある。
まずはネット検索よりもスキルが使えるということ。
ネット検索は1日1回が限度だった。

でも鑑定は何度も使えるみたいだ。

あとは、物はすべて鑑定できるけど、人は全ての情報が見えるというわけではなさそうということ。

今の私だと名前くらいしか見ることは出来なかった。
これから見える量が増えていくかはまだ分からない。

でも草や花、石も見えるということはわかった。

石にはただの石とか、鉄の元とか、精霊石になるかも…とか書いてある。

分かりやすくていい。
これでもしかしたらまた精霊に会えるかもと少し期待している。

あとはこの世界に鉄とかあるのもびっくりした。
これ加工できる人がいれば色んなものに変わるよね。

あとは草や花。これは食べられる食べられないと含め分かるようだ。これから香草焼きとか、ケーキの種類も増えたりしそうで楽しみ!!

色々鑑定を使って楽しんでいると、お兄様たちの稽古が終わったのか迎えに来てくれた。

「エヴァ、そろそろ寒くなってきたし中に入ろう。」

『わかりまちた。おにーしゃまたちもおつかれさまでしゅ。』
手を繋いで歩き始めた。

ーーーーーーーーーーー
【アイザイア視点】
スキルを貰った一日目ははどうやって使ったらいいんだろうって思ってたけど、2日目になると頭の中に使い方が記憶されていた。

新しい感覚だ。

そして色々練習して行くうちに、元を強くしなくてはならないのではと思ったんだ。
そしてお祖父様に稽古をお願いしたら、
「いいぞい。折角ならケビンとカーライルも連れてこい」そう言われたので三人で見てもらうことになった。

これが、本当の地獄だった。
トレーニング、素振り、ランニング。そして模擬戦だ。

毎日クタクタだ。

でも、みんな分かっているから、何も言わずに頑張っているんだと思う。

そう、これからエヴァはきっと色々なことに巻き込まれていくと…
 だからこそ守れるように強くなりたいんだ。

僕も、兄として可愛い妹を守れるように強くなろうと誓ったんだ。
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