44 / 77
婚約破棄に向けて
休日②
しおりを挟む
レンフォード視点
僕は2人の間に割って入る。
「皆さんが迷惑していますよ。みたところあなたが元凶のようですが…。またお会いしましたね?トーマス・ハマー殿。」
ニコリと笑いながら圧をかける。
「で、で、で…大変失礼いたしました!」
僕の顔を見たらトーマスはそそくさと逃げて行った。
「怪我はないですか?」
女性は目をうっとりとさせながら
「あ、あ、ありがとうございましたぁ。助かりましたぁ。」と言ってきた。
やっぱりこうなるんだな…と思いながら僕は
「あちらにいる女性があなたを助けたいと言ったので助けたまでです。では。」
いつもより少し低い声で伝える。関わってくるなよの意味をこめてだ。女性はそれに怯んだのかぺこりとお辞儀だけして戻って行った。
シアのところに戻ると、「何もなくてよかったです。ありがとうございます!」と近寄ってきた。その姿が小動物みたいで可愛かった。
シアはこれからドレスを見に行くということだったので、マーティンのもとに2人で戻りみんなで行かないか提案したところ、「人が多い方が早く決まりそうなので是非」というので、3人でまわることになった。マーティンのところに戻り、そのことを伝えると
「俺ちょっと用事できたからさー。せっかくだし2人で回ってきなよー。」
そういってマーティンがそそくさと帰って行った。
「レン様、どうされますか?」
首を傾げなら聞いてくるシア。なかなか2人になれるチャンスもないし、2人になると急激に早くなる鼓動の意味を僕は知りたかったので2人で回ることにした。
「シア、まだ婚約中だからね。念のため従者とメイドを連れて歩こう!そしたら何かあってもきちんと周りからも証言が取りやすい。」
今は色々あるから、念には念を入れておくことが大切だ。幸い2人ともそこまで貴族のような格好をしていないことに安心した。
「そうですね!そしたら、ディーダとファルディにお願いしましょう!」
そう言って2人を呼びに行くシア。まだ近くにいてくれて助かった。
「まずはドレスからだね!」
2人で話しながらドレス屋さんに向かう。ドレス屋さんではもちろんスーツなども作ることができるため僕も新しいものをすこし見ようかなと色々見て回ることにした。
「シアはどんなのにするのか決まっているのかい?」
「そうですね…。少し大人っぽい感じがいいかなと思っています。私ももう17になりますし。後は淡色系がいいかなと思っているんですが…どんなのがいいか迷っているんです。」ドレスを見るのが楽しいのか笑顔で色々答えてくれる。その言葉を聞いて淡色系なら少し青みがかった白など似合いそうだなと思ってそのことを伝えた。シアはいつも濃い青系が多いということだったのでいつもと違う感じになりそうと喜んでくれる。
店員さんが生地を持ちながら
「青みがかった白だとこちらの色だとどうでしょうか?形はベルラインなども可愛いと思うんですが今回は少し形を変えて胸下あたりからスカートに切り替わるエンパイアラインなども素敵かと思います。デコルテ部分をレースにすることでそこまで露出が多くなく、上品な仕上がりになるかと…」
色々と案を出してくれる。絵を描きながら説明してくれるのでとてもわかりやすい。
「シアならこのドレス着こなせそうだね!とてもいいと思う。アクセサリーは淡いピンクなんてどう?」
「たしかに水色と淡いピンクなら素敵な感じになりそうですね!こちらでお願いいたします!」
シアが店員さんに伝えるとアクセサリー屋さんには店員さんから教えてくれるとのことだった。この二店舗は兄妹で出しているお店なんだそうだ。今回はアクセサリーもデザインもしてくれるということ。出来上がったらシアの自宅に持ってきてくれるということで話がまとまった。
「レン様。お時間いただきありがとうございました。おかげで早く決まりました。もしこの後お暇でしたらお茶でもいかがですか?元々はお茶を飲みに町に出てきたんです」
「是非お供させてもらおうかな。」
まだ時間的にも早いし、何か予定があるわけではないのでシアと一緒に移動した。
⟡.·*.··············································⟡.·*.
ディーダ視点
急遽、レンフォード殿下も一緒にドレスを見ることになったため、ファルディを馬車から呼び寄せて4人で回ることになった。
レンフォード殿下はお嬢様を見る時とても優しい目をしている。ただご本人はそのことに気がついていない気がする。
お嬢様はお嬢様でそう言った出来事に鈍感なので全然気がついていなさそうだ。
ドレスを見ていると次々とどんなものにするか決まってくる。
お嬢様はたしかに寒色系がよく似合う。いつも青系が多いので青みがかった白はいつもと少し印象が変わってとてもいいと思った。アクセサリーは淡いピンク。しかもこの話は殿下が始めたことだ。
「レンフォード殿下は気づいているんでしょうか。自分の色を相手につけて欲しいという気持ちに…」
レンフォード殿下の目の色も淡いピンク色をしているため、側から見たらお嬢様を好きな気持ちが一目瞭然だ。
でも、みたところレンフォード殿下もそう言ったことに疎い気がする。
「恐らく、少しでも気持ちに気づいていただきたいからマーティン様はお帰りになったでしょう。」
私はため息をつきながら、この2人がお互いの気持ちに気づくにはまだ時間がかかりそうだなと思った。
僕は2人の間に割って入る。
「皆さんが迷惑していますよ。みたところあなたが元凶のようですが…。またお会いしましたね?トーマス・ハマー殿。」
ニコリと笑いながら圧をかける。
「で、で、で…大変失礼いたしました!」
僕の顔を見たらトーマスはそそくさと逃げて行った。
「怪我はないですか?」
女性は目をうっとりとさせながら
「あ、あ、ありがとうございましたぁ。助かりましたぁ。」と言ってきた。
やっぱりこうなるんだな…と思いながら僕は
「あちらにいる女性があなたを助けたいと言ったので助けたまでです。では。」
いつもより少し低い声で伝える。関わってくるなよの意味をこめてだ。女性はそれに怯んだのかぺこりとお辞儀だけして戻って行った。
シアのところに戻ると、「何もなくてよかったです。ありがとうございます!」と近寄ってきた。その姿が小動物みたいで可愛かった。
シアはこれからドレスを見に行くということだったので、マーティンのもとに2人で戻りみんなで行かないか提案したところ、「人が多い方が早く決まりそうなので是非」というので、3人でまわることになった。マーティンのところに戻り、そのことを伝えると
「俺ちょっと用事できたからさー。せっかくだし2人で回ってきなよー。」
そういってマーティンがそそくさと帰って行った。
「レン様、どうされますか?」
首を傾げなら聞いてくるシア。なかなか2人になれるチャンスもないし、2人になると急激に早くなる鼓動の意味を僕は知りたかったので2人で回ることにした。
「シア、まだ婚約中だからね。念のため従者とメイドを連れて歩こう!そしたら何かあってもきちんと周りからも証言が取りやすい。」
今は色々あるから、念には念を入れておくことが大切だ。幸い2人ともそこまで貴族のような格好をしていないことに安心した。
「そうですね!そしたら、ディーダとファルディにお願いしましょう!」
そう言って2人を呼びに行くシア。まだ近くにいてくれて助かった。
「まずはドレスからだね!」
2人で話しながらドレス屋さんに向かう。ドレス屋さんではもちろんスーツなども作ることができるため僕も新しいものをすこし見ようかなと色々見て回ることにした。
「シアはどんなのにするのか決まっているのかい?」
「そうですね…。少し大人っぽい感じがいいかなと思っています。私ももう17になりますし。後は淡色系がいいかなと思っているんですが…どんなのがいいか迷っているんです。」ドレスを見るのが楽しいのか笑顔で色々答えてくれる。その言葉を聞いて淡色系なら少し青みがかった白など似合いそうだなと思ってそのことを伝えた。シアはいつも濃い青系が多いということだったのでいつもと違う感じになりそうと喜んでくれる。
店員さんが生地を持ちながら
「青みがかった白だとこちらの色だとどうでしょうか?形はベルラインなども可愛いと思うんですが今回は少し形を変えて胸下あたりからスカートに切り替わるエンパイアラインなども素敵かと思います。デコルテ部分をレースにすることでそこまで露出が多くなく、上品な仕上がりになるかと…」
色々と案を出してくれる。絵を描きながら説明してくれるのでとてもわかりやすい。
「シアならこのドレス着こなせそうだね!とてもいいと思う。アクセサリーは淡いピンクなんてどう?」
「たしかに水色と淡いピンクなら素敵な感じになりそうですね!こちらでお願いいたします!」
シアが店員さんに伝えるとアクセサリー屋さんには店員さんから教えてくれるとのことだった。この二店舗は兄妹で出しているお店なんだそうだ。今回はアクセサリーもデザインもしてくれるということ。出来上がったらシアの自宅に持ってきてくれるということで話がまとまった。
「レン様。お時間いただきありがとうございました。おかげで早く決まりました。もしこの後お暇でしたらお茶でもいかがですか?元々はお茶を飲みに町に出てきたんです」
「是非お供させてもらおうかな。」
まだ時間的にも早いし、何か予定があるわけではないのでシアと一緒に移動した。
⟡.·*.··············································⟡.·*.
ディーダ視点
急遽、レンフォード殿下も一緒にドレスを見ることになったため、ファルディを馬車から呼び寄せて4人で回ることになった。
レンフォード殿下はお嬢様を見る時とても優しい目をしている。ただご本人はそのことに気がついていない気がする。
お嬢様はお嬢様でそう言った出来事に鈍感なので全然気がついていなさそうだ。
ドレスを見ていると次々とどんなものにするか決まってくる。
お嬢様はたしかに寒色系がよく似合う。いつも青系が多いので青みがかった白はいつもと少し印象が変わってとてもいいと思った。アクセサリーは淡いピンク。しかもこの話は殿下が始めたことだ。
「レンフォード殿下は気づいているんでしょうか。自分の色を相手につけて欲しいという気持ちに…」
レンフォード殿下の目の色も淡いピンク色をしているため、側から見たらお嬢様を好きな気持ちが一目瞭然だ。
でも、みたところレンフォード殿下もそう言ったことに疎い気がする。
「恐らく、少しでも気持ちに気づいていただきたいからマーティン様はお帰りになったでしょう。」
私はため息をつきながら、この2人がお互いの気持ちに気づくにはまだ時間がかかりそうだなと思った。
2,486
あなたにおすすめの小説
ぐうたら令嬢は公爵令息に溺愛されています
Karamimi
恋愛
伯爵令嬢のレイリスは、今年で16歳。毎日ぐうたらした生活をしている。貴族としてはあり得ないような服を好んで着、昼間からゴロゴロと過ごす。
ただ、レイリスは非常に優秀で、12歳で王都の悪党どもを束ね揚げ、13歳で領地を立て直した腕前。
そんなレイリスに、両親や兄姉もあまり強く言う事が出来ず、専属メイドのマリアンだけが口うるさく言っていた。
このままやりたい事だけをやり、ゴロゴロしながら一生暮らそう。そう思っていたレイリスだったが、お菓子につられて参加したサフィーロン公爵家の夜会で、彼女の運命を大きく変える出来事が起こってしまって…
※ご都合主義のラブコメディです。
よろしくお願いいたします。
カクヨムでも同時投稿しています。
余命3ヶ月と言われたので静かに余生を送ろうと思ったのですが…大好きな殿下に溺愛されました
Karamimi
恋愛
公爵令嬢のセイラは、ずっと孤独の中生きてきた。自分に興味のない父や婚約者で王太子のロイド。
特に王宮での居場所はなく、教育係には嫌味を言われ、王宮使用人たちからは、心無い噂を流される始末。さらに婚約者のロイドの傍には、美しくて人当たりの良い侯爵令嬢のミーアがいた。
ロイドを愛していたセイラは、辛くて苦しくて、胸が張り裂けそうになるのを必死に耐えていたのだ。
毎日息苦しい生活を強いられているせいか、最近ずっと調子が悪い。でもそれはきっと、気のせいだろう、そう思っていたセイラだが、ある日吐血してしまう。
診察の結果、母と同じ不治の病に掛かっており、余命3ヶ月と宣言されてしまったのだ。
もう残りわずかしか生きられないのなら、愛するロイドを解放してあげよう。そして自分は、屋敷でひっそりと最期を迎えよう。そう考えていたセイラ。
一方セイラが余命宣告を受けた事を知ったロイドは…
※両想いなのにすれ違っていた2人が、幸せになるまでのお話しです。
よろしくお願いいたします。
他サイトでも同時投稿中です。
私は側妃なんかにはなりません!どうか王女様とお幸せに
Karamimi
恋愛
公爵令嬢のキャリーヌは、婚約者で王太子のジェイデンから、婚約を解消して欲しいと告げられた。聞けば視察で来ていたディステル王国の王女、ラミアを好きになり、彼女と結婚したいとの事。
ラミアは非常に美しく、お色気むんむんの女性。ジェイデンが彼女の美しさの虜になっている事を薄々気が付いていたキャリーヌは、素直に婚約解消に応じた。
しかし、ジェイデンの要求はそれだけでは終わらなかったのだ。なんとキャリーヌに、自分の側妃になれと言い出したのだ。そもそも側妃は非常に問題のある制度だったことから、随分昔に廃止されていた。
もちろん、キャリーヌは側妃を拒否したのだが…
そんなキャリーヌをジェイデンは権力を使い、地下牢に閉じ込めてしまう。薄暗い地下牢で、食べ物すら与えられないキャリーヌ。
“側妃になるくらいなら、この場で息絶えた方がマシだ”
死を覚悟したキャリーヌだったが、なぜか地下牢から出され、そのまま家族が見守る中馬車に乗せられた。
向かった先は、実の姉の嫁ぎ先、大国カリアン王国だった。
深い傷を負ったキャリーヌを、カリアン王国で待っていたのは…
※恋愛要素よりも、友情要素が強く出てしまった作品です。
他サイトでも同時投稿しています。
どうぞよろしくお願いしますm(__)m
悪役令嬢は調理場に左遷されましたが、激ウマご飯で氷の魔公爵様を餌付けしてしまったようです~「もう離さない」って、胃袋の話ですか?~
咲月ねむと
恋愛
「君のような地味な女は、王太子妃にふさわしくない。辺境の『魔公爵』のもとへ嫁げ!」
卒業パーティーで婚約破棄を突きつけられた悪役令嬢レティシア。
しかし、前世で日本人調理師だった彼女にとって、堅苦しい王妃教育から解放されることはご褒美でしかなかった。
「これで好きな料理が作れる!」
ウキウキで辺境へ向かった彼女を待っていたのは、荒れ果てた別邸と「氷の魔公爵」と恐れられるジルベール公爵。
冷酷無慈悲と噂される彼だったが――その正体は、ただの「極度の偏食家で、常に空腹で不機嫌なだけ」だった!?
レティシアが作る『肉汁溢れるハンバーグ』『とろとろオムライス』『伝説のプリン』に公爵の胃袋は即陥落。
「君の料理なしでは生きられない」
「一生そばにいてくれ」
と求愛されるが、色気より食い気のレティシアは「最高の就職先ゲット!」と勘違いして……?
一方、レティシアを追放した王太子たちは、王宮の食事が不味くなりすぎて絶望の淵に。今さら「戻ってきてくれ」と言われても、もう遅いです!
美味しいご飯で幸せを掴む、空腹厳禁の異世界クッキング・ファンタジー!
前世の記憶を取り戻した元クズ令嬢は毎日が楽しくてたまりません
Karamimi
恋愛
公爵令嬢のソフィーナは、非常に我が儘で傲慢で、どしうようもないクズ令嬢だった。そんなソフィーナだったが、事故の影響で前世の記憶をとり戻す。
前世では体が弱く、やりたい事も何もできずに短い生涯を終えた彼女は、過去の自分の行いを恥、真面目に生きるとともに前世でできなかったと事を目いっぱい楽しもうと、新たな人生を歩み始めた。
外を出て美味しい空気を吸う、綺麗な花々を見る、些細な事でも幸せを感じるソフィーナは、険悪だった兄との関係もあっという間に改善させた。
もちろん、本人にはそんな自覚はない。ただ、今までの行いを詫びただけだ。そう、なぜか彼女には、人を魅了させる力を持っていたのだ。
そんな中、この国の王太子でもあるファラオ殿下の15歳のお誕生日パーティに参加する事になったソフィーナは…
どうしようもないクズだった令嬢が、前世の記憶を取り戻し、次々と周りを虜にしながら本当の幸せを掴むまでのお話しです。
カクヨムでも同時連載してます。
よろしくお願いします。
〖完結〗死にかけて前世の記憶が戻りました。側妃? 贅沢出来るなんて最高! と思っていたら、陛下が甘やかしてくるのですが?
藍川みいな
恋愛
私は死んだはずだった。
目を覚ましたら、そこは見知らぬ世界。しかも、国王陛下の側妃になっていた。
前世の記憶が戻る前は、冷遇されていたらしい。そして池に身を投げた。死にかけたことで、私は前世の記憶を思い出した。
前世では借金取りに捕まり、お金を返す為にキャバ嬢をしていた。給料は全部持っていかれ、食べ物にも困り、ガリガリに痩せ細った私は路地裏に捨てられて死んだ。そんな私が、側妃? 冷遇なんて構わない! こんな贅沢が出来るなんて幸せ過ぎるじゃない!
そう思っていたのに、いつの間にか陛下が甘やかして来るのですが?
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
お妃候補を辞退したら、初恋の相手に溺愛されました
Karamimi
恋愛
公爵令嬢のフランソアは、王太子殿下でもあるジェーンの為、お妃候補に名乗りを上げ、5年もの間、親元を離れ王宮で生活してきた。同じくお妃候補の令嬢からは嫌味を言われ、厳しい王妃教育にも耐えてきた。他のお妃候補と楽しく過ごすジェーンを見て、胸を痛める事も日常茶飯事だ。
それでもフランソアは
“僕が愛しているのはフランソアただ1人だ。だからどうか今は耐えてくれ”
というジェーンの言葉を糧に、必死に日々を過ごしていた。婚約者が正式に決まれば、ジェーン様は私だけを愛してくれる!そう信じて。
そんな中、急遽一夫多妻制にするとの発表があったのだ。
聞けばジェーンの強い希望で実現されたらしい。自分だけを愛してくれていると信じていたフランソアは、その言葉に絶望し、お妃候補を辞退する事を決意。
父親に連れられ、5年ぶりに戻った懐かしい我が家。そこで待っていたのは、初恋の相手でもある侯爵令息のデイズだった。
聞けば1年ほど前に、フランソアの家の養子になったとの事。戸惑うフランソアに対し、デイズは…
大好きだった旦那様に離縁され家を追い出されましたが、騎士団長様に拾われ溺愛されました
Karamimi
恋愛
2年前に両親を亡くしたスカーレットは、1年前幼馴染で3つ年上のデビッドと結婚した。両親が亡くなった時もずっと寄り添ってくれていたデビッドの為に、毎日家事や仕事をこなすスカーレット。
そんな中迎えた結婚1年記念の日。この日はデビッドの為に、沢山のご馳走を作って待っていた。そしていつもの様に帰ってくるデビッド。でもデビッドの隣には、美しい女性の姿が。
「俺は彼女の事を心から愛している。悪いがスカーレット、どうか俺と離縁して欲しい。そして今すぐ、この家から出て行ってくれるか?」
そうスカーレットに言い放ったのだ。何とか考え直して欲しいと訴えたが、全く聞く耳を持たないデビッド。それどころか、スカーレットに数々の暴言を吐き、ついにはスカーレットの荷物と共に、彼女を追い出してしまった。
荷物を持ち、泣きながら街を歩くスカーレットに声をかけて来たのは、この街の騎士団長だ。一旦騎士団長の家に保護してもらったスカーレットは、さっき起こった出来事を騎士団長に話した。
「なんてひどい男だ!とにかく落ち着くまで、ここにいるといい」
行く当てもないスカーレットは結局騎士団長の家にお世話になる事に
※他サイトにも投稿しています
よろしくお願いします
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる