Welcome To Hell!

後見 ナイ

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その3

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 俺は、カッパ先輩のレクチャーを必死に受けた。

例え、どんなに過酷でもどんなに心が折れそうになっても俺は石を積み続けた。全ては天国に行くために……!

そして、三時間の月日が経とうとしていた……。

「先輩っ! ついに29段目が積めましたっ!」そう、今俺はまさに30という大台に達しようとしている。

カッパ先輩も涙を拭いながら俺が30段目を積もうとするのを見守っている。

俺は一度深呼吸をして平ら目の石を拾い上げると、人差し指と中指に挟み持ち上げる。

30近く積んだ石の塔は、俺の身長よりも高く、周囲で遊びまわっていた人も空気を読んだのか遠くから見守ってくれている。

先生を踏み台に登ると、
「痛い痛い。石がぁ、食い込んでる食い込んでるっ!」カッパ先輩がまた悲痛な声をあげながら泣き喚く。

手が震える。唾をごくりと飲む。ゆっくりと手を下に移動させる。
その距離残り1センチ。

ズズンッ!

その時、急に地響きが起こり、石の塔はあっけなく崩れ落ちた。

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!」

俺の三時間があっという間もなく消えてしまった。

しかしあの地響きは収まるどころかこちらに近づいてきている。

「クソがあああ、誰だっ……」言葉に詰まった。それもそうだ。
そこにはさっきまであった石の塔の二倍はある巨体があったからだ。

いや、それだけだったらさっきも見た鬼も同じくらいの大きさだった。

俺の両足が一本分の足の太さで趣味の悪い黄色と黒の縞パンの紐パンを履いた真っ赤な鬼がツインテールでそこに立っていたあのだ。

全身の血の気が引いていくのを感じる。地獄か?ここは。
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