転生して何故か聖女なった私は、婚約破棄されたうえに、聖女を解任される。「え?」 婚約者様。勝手に聖女を解任して大丈夫? 後は知りませんよ

幸之丞

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エリーゼとアンナが馬車に乗ってライヒトゥームのある祖父のガリオン邸にやってきました。
そこには、エリーゼには顔見知りの、従者達がエリーゼの到着を2列に整列し待っていました。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
ここの領地ライヒトゥームでは、エリーゼは、領主のガリオンよりも人気があり、領民に慕われています。
ここライヒトゥームで、エリーゼは薬草の栽培を成功させています。
それは、前世の母がガーデニングが趣味でそれを手伝っていたため、その知識で堆肥や肥料や窒素などのミネラル知識があり、それに自分自身で魔力を注ぎ森林に負けないくらいの、栄養素と魔力(領民には聖女の祝福と呼ばれている)のある畑を作り、連続で同じ作物を作ることを禁止させました。

また、その農作地には、エリーゼが管理する土地として精霊の恵みも得られます。
領地内の一番の都市のライヒブルグは商業都市でありながらも、ライヒトゥーム内では農作物、特に麦と米はガイスト王国で消費されるほぼ全てが領地内で生産されています。
また、その多くは最上級品質で、他の国にも輸出をしています。
ライヒブルグは、所業都市でありながら、ライヒトゥームは農業が盛んなのです。

この領地では、領民から直接徴収している人頭税はごくわずかです。
その理由は、領地では、大きな市場を運営しています。
領地でとれる農作物は全て領主家で買い取りその金額を農民に支払います。
そして、買い上げた物は、市場で販売されます。
そこで販売した利益が税金の代わりになるのです。
だが、日本で言う所の消費税はしっかりあります。
この経済の流れは、エリーゼが、転生者であるため、21世紀の日本の知識が使われた為です。
それに商業都市であるライヒブルグには、人の往き来と商品の動きがあり、関税だけでも大変な金額になります。

余談になりますが、この領地が国に納める金額は、国の予算の3分の1以上です。
エリーゼが、前世の知識をこの領地で、使ったことにより
領民達は、とても豊かな生活をするようになったのです。
隣は、他国で辺境ですが、軍事力が高く防御力を保持するガリオン、生活を豊かにして、善政をして、結界を張るエリーゼ。
それは、領民にとっては、精霊達に値するほど信仰する対象なのです。



国王は常に辺境伯の ガリオン フォン ライヒトゥーム 
元聖女で、各ギルドの幹部を務めるエリーゼ女伯爵にそっぽを向かれないように常に気を使っています。
辺境伯が独立するなどすると国力は一気に下がってしまうためです。

そして軍事力に関しても、ガリオンを敵に回すわけにはいかないのです。
専属軍人だけでも5万人以上もいるのですから

ちなみに、薬草やポーション、化粧品は、領主の一族であるエリーゼが営んでいるため税をとられることはありません。
(領主一族で、行っている商いの儲けだけで辺境伯一族は生活をしている)

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

その出迎えの最前列にならぶ執事のセバスチャンがエリーゼに
「お帰りなさいませ、お嬢様」
背筋をピンと伸ばし、低くて渋い美声でエリーゼを出迎えました。

「ただいま、ゼバスチャン。そして皆様出迎えありがとう。
皆様のご厚意に答えるために全身全霊を注ぎますわ」

いきなり、エリーゼは貴族のお嬢様モードに切り替えました。

この熱烈歓迎をこの地に初めて訪れたアンナは、(元)主人の雄姿に涙をしたのでした。



領地=ライヒトゥーム
ライヒトゥーム(領地)の一番の都市=ライヒブルグ

ライヒブルグにガリオンの館があり、
薬師ギルドの本拠地もライヒブルグにあります。
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