転生して何故か聖女なった私は、婚約破棄されたうえに、聖女を解任される。「え？」 婚約者様。勝手に聖女を解任して大丈夫？ 後は知りませんよ

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エリーゼは、祖父のガリオン邸に行って、祖父に今日の出来事や旅での話をした後、エリーゼの新しい館にエリーゼの○○でもドアで、祖父、祖母、叔父、叔母、従兄弟とライヒトゥーム家の執事セバスチャンと移動してきました。

そこでは、元のエリーゼ女伯爵邸で働く使用人が一人も欠けることなく、エリーゼ達を出迎えました。

その館は当初、王都の貴族街でより祖父の領地に近い所を希望していましたが、エリーゼは○○でもドアを使える為、人に見られない扉を設置出来るところでは、移動時間がいらなくなるとレナードが判断して、精霊館と湖により近い物件を探し出しました。
そこは、湖がすぐに見え、森林も多く、住居というよりも別荘のような立地でした。

実はこの物件のもとの持ち主は先代の聖女のアダリーシアでした。
彼女は聖女時代にこの館を建て、結婚して子育てもここで行いましたが、
子供達が王国学校に通う為に学校に近い物件に家を建てた為、ここを売ろうとしていたところ、レナードがそれを聞きつけ、エリーゼに見せることなく、購入したのでした。

エリーゼは、トーマスをはじめ、誰一人としてエリーゼ女伯爵家に再び仕えてくれる使用人達に感謝の意を表明しました。
｢皆様、このたびは私の我が儘に不満の声を一つも出すことなく、ここで務めてくれてありがとう。
そして、同僚でした、アンナですけれども、私が聖女を解任された日から、私の専属メイトではなく、私の相棒として私の仕事を手伝ってもらいます。
皆もここの家のことだけでなく、ギルドの仕事に興味のある方は遠慮せず手を上げてください｣

続けてアンナが
｢私の仕事は変わりますが、エリーゼ様の為に働くということは皆様と変わりません。これからもよろしくお願いします｣
と頭を下げました。
皆は拍手をして二人の言葉を受け入れました。


｢今日は、私たちの世話はいりません。
みなこの後は自由に過ごしてください。
明日から平常運転でお願います｣
とエリーゼが言ってみなそれぞれの部屋に行きました。

この新しい館をみんなで確認して、一同は再びガリオン邸に戻り
夕食をいたしました。

そのときに、ガリオンはエリーゼの専任の使用人になるハンナを紹介しました。

｢エリーゼ様、アンナ様、これからどうぞよろしくお願いします｣

｢｢ええ。こちらこそよろしくお願いします｣｣
エリーゼとアンナは声を揃えて挨拶をしました。

そのときにハンナより、人並みならぬ、精霊力と、魔力を感じました。


そして、ハンナも加え明日の作戦会議を行いました。