転生して何故か聖女なった私は、婚約破棄されたうえに、聖女を解任される。「え?」 婚約者様。勝手に聖女を解任して大丈夫? 後は知りませんよ

幸之丞

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「ところで、エリーゼ。その眠れる森の○女の妹さんに会わせて」

「ええ。では、私についてきて」
エリーゼは、腰を抜かした者、固まったままの者を放っておいてエルーシアを案内してカーラが眠っている部屋へ行きました。

「失礼するわね」
エルーシア達はカーラの眠っている部屋に着きました。

エルーシアは、エリーゼに何も言わずに、スキルを展開しました。

「え! エリーゼ」
「な なに? エルーシア」
「この娘の眠りは、王子様のキスで目がさめるわ」
「そう、でも100年間、眠っていないわ!」
と言いながらエリーゼは右の手のひらでエルーシアを叩きました。
エリーゼは思わず漫才師のような突っ込みをしましたが、じと~とエルーシアをにらみました。

「ほほほ。冗談はここまでにして。 ガリオン辺境伯様をお呼びしてくださる?」

「承知しました」と言ってハンナはガリオンを呼びに執務室へ行きました。

「ねぇ、エルーシア。もしかして貴女はカーラの眠りを覚ます事が出来るの?」

「私は、聖属性魔法が得意ですので、おそらく100%の確率でだいじょうぶですわ」

そこで、エルーシアの侍女のメリアが
「お嬢様、おそらく、100%の確率って、おそらくなんですか?100%なんですか?どっちですか?エリーゼ様が困るのではっきりと言ってください」

エッダは主(あるじ)にも平気で突っ込みをする強者でした。

「エリーゼごめんなさい。私の鑑定スキルで見ると私の魔法で解決できますわ。でもカーラが目覚めるときの感動を、身内がエリーゼだけなら感動的なシーンにするには弱いと思いまして、ガリオン辺境伯様を呼んで頂いたの」

「エルーシア。それじゃ、お父様やお母様もよんでこなくちゃいけないわ」

「エリーゼ、私は人見知りだから、大人数はお断りです」
エルーシアは右手を顔の高さまで持ってきて手のひらをエリーゼに向けて拒絶の意思を表現しました。

「ガリオン辺境伯様は、一度お会いしていますが、エリーゼのご両親はまだ、お会いしたことないので・・・」

「エリーゼ様。こんなふざけたことばかりするエルーシア様ですが、本当に人見知りなのです。あまり知らない人が増えると魔法を失敗する可能性があるので、ガリオン様だけお呼びすることをご了承ください」
エルーシアの侍女のメリアはエリーゼに深く頭を下げて主のフォローをしました。
「エルーシアは、知らない人が多くなると緊張するのだ。私は竜だから私の仲間だと大丈夫なのだ」
と人化しているマチルダは言いました。
マチルダはどうやら、エルーシアは人見知りだから、知らない人は駄目だが、竜である自分の仲間は人でないので大丈夫と言っているようです。

「あぁ そうなのね。それじゃ仕方が無いわね」
エリーゼは、とりあえず納得をしたふりをしました。
(こんなに、私にガンガンくるくせに人見知りキャラって・・・)
エリーゼは心の中でそう思っていました。


そのとき、ガチャッとドアを開けて、ガリオンとハンナが部屋に入ってきました。


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